http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/486.html
Tweet |
「中国の夢」vs「アメリカの夢」の勝者は?
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2016/11/vs.php
2016年11月25日(金)15時00分 辛口風刺画・中国的本音辣椒(ラージャオ、王立銘) ニューズウィーク
<中国の共産党シンパも反共産党も、どちらも自分たちの都合のいい部分だけを見てトランプ政権を歓迎しているのは、トランプ外交の不明瞭さを何よりも表している>
「大富豪トランプ」の存在のお陰で、今回のアメリカ大統領選はおそらくここ最近で最も世界的な注目を集めた大統領選になったが、この選挙で私はおもしろい現象に気付いた。
中国共産党の支配を支持する中国人の多くは、トランプの当選でアメリカが衰退すると考えている。彼は中国経済にとって不利なTPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱だけでなく、ヨーロッパとアジアの同盟国に対して、もしも彼らが十分な費用を払わないならアメリカは金輪際「世界の警察官」の役割を果たすつもりはない、と公言している。この状況は中国外交にとって有利――という訳だ。
一方、私の知っている海外で民主化運動に関わる中国人の中でも、強くトランプを支持する人がたくさんいた。共和党は民主党に比べて反共産党的であり、そのうえトランプは今までずっと中国共産党に対して批判的で、これまで何度も中国の輸入品に対して懲罰的関税を科すべきだと公言してきた。それだけではない。トランプがあえて同盟国に自国の国防負担を増やさせることで、韓国や日本は「正常な国家」への一歩を踏み出す。その結果、韓国と日本は国防能力を高めるが、一方で中国の実力はアメリカがアジアから撤退した後の空白を埋めるには決して十分でなく、逆に秩序を維持する「警察」のアメリカを失ったことで、中国は直接隣国からの圧力に直面することになる――。
共産党シンパも反共産党の人も、それぞれトランプの築く未来から自分に都合のいい部分を見つけ出しているのだが、このことはトランプの対外政策が不確定であることを何より説明している。
トランプが就任初日にTPP協議から離脱すると宣言し、中国はこの機に乗じてアジア・太平洋地域に自分が主導するRCEP(東アジア地域包括的経済連携)を「押し売り」しようとしている。TPPがなければ中国は世界経済でアメリカに引き続き対抗でき、安倍首相もアメリカなしではTPPに意義はないと語っている......と、「他人の不幸」を喜ぶ人は多い。しかしトランプの言葉から判断すれば、彼がTPPを離脱する主な理由は製造業と雇用機会を取り戻すため。中国共産党にとって受け入れがたい武器貿易を持ち出す可能性もある。
習近平の「中華民族の偉大な復興」という「中国の夢」と、とトランプの「Make America Great Again」という「アメリカの夢」の一体どちらが実現するのだろうか。米中のこの巨人同士の対決を勝ち抜くのはどちらか。その結末が明らかになるのは数年後だ。
≪中国語原文≫
因為非常有爭議的大富翁川普的存在,這一屆美國總統大選可能是近年來全球關注度最高的一次。其中我注意到一個非常有意思的現象。
很多支持中共統治的華人認為川普當選會讓美國衰退,他不僅要取消對中國經濟很不利的TPP,還威脅在歐洲和亞洲的盟友們,如果他們不付出足夠的費用,美國就不準備再做世界警察了,這樣的局勢會對中國的外交非常有利。
另一方面,在我認識的很多海外民運人士中也有很多人強烈支持川普當選。共和黨會比民主黨更反共,而且川普一直以來對中共持批評態度,還多次聲稱要對中國進口商品課以懲罰性的關稅。另外,川普有意放手讓盟友們承擔更多本國防務,這樣會加速韓國和日本邁向正常化國家,韓國和日本都提高防務能力,而中國的實力并不足以填補美國撤出亞洲後留下的勢力空白,相反,失去美國這個維持秩序的警察,中國將直接面對來自鄰國的對抗。
親共和反共的人竟然同時從川普的未來看到對自己有利的地方,這是否也說明了川普對外政策的不確定性呢?
川普聲稱他就任的第一天就會廢除TPP協議,中國最近乘機向亞太地區國家兜售他主導的RCEP,很多人幸災樂禍,認為沒有TPP,中國會在世界經濟中繼續對抗美國,而安倍總理也說沒有美國參與,TPP就毫無意義。不過從川普的言論來看,他廢除TPP的主要理由是要讓製造業回歸美國,給本土帶來更多就業機會,還是有可能拿出讓中共更難受的貿易武器來。
習近平"中華民族偉大復興"的中國夢和川普"Make America Great Again"的美國夢,究竟誰才能實現?中美這兩大強人的對決,誰能最後勝出?可能幾年內就會見分曉。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。