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バノン氏起用で勢いづくネオナチまがいの“新・極右運動” 世界が激震 トランプ大統領誕生
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2016年11月24日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
ホワイトハウスに「オルト右翼」が入る(主席戦略官になるバノン氏)/(C)AP
オルト右翼――。
ドナルド・トランプの当選以来、米国内で新たな右翼運動が活発化している。それがオルト右翼だ。
英語のオルタナティブ(代わりの)という単語の略語で、伝統的な保守派の代わりになる極右運動を意味する。
「トランプ万歳! 勝利万歳!」
今月22日、首都ワシントン市内でオルト右翼の代表的な団体「国家政策研究所(NPI)」が約200人の参加者を集めて会合を開き、右手を挙げてナチス式敬礼でトランプ勝利を祝った。まるでヒトラーの再来を希求するかのような動きである。
同研究所のリチャード・スペンサー代表は、「米国は最近まで白人国家として君臨していた。この国家は今後白人によって創造され、繁栄し、受け継がれていくべきだ」と、白人至上主義の考え方を口にした。黒人のオバマ大統領を名指しこそしていないが、誰の目にも明らかだ。
増え続ける有色人種の現実を嫌い、白人こそが米国の中心的な存在であるべきとの立場をとる。現在、思想的にオルト右翼に傾倒する人は全人口の1%超(約320万人)といわれるが、活発に政治活動をしている人は推定5万人。
万歳と言われたトランプ本人は、CNNとのインタビューで「彼らのことは知らないが、活動内容は非難したい」と否定的。だが白人至上主義思想を持つといわれるスティーブン・バノン氏を首席戦略官・上級顧問に起用。ホワイトハウスにオルト右翼の人物が入ったことで、NPIは活気づいている。
ヒラリー・クリントンは今夏、オルト右翼について、「トランプは新しい右翼団体を取り込んでいる。彼らは過激で共和党を乗っ取るような勢いだ。彼らの価値観は基本的に危険」と警戒感を示した。ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は21日、「ネオナチを代表するような人物(バノン氏)が今後、世界の頂点と呼べる行政府で政策や戦略を練ることになるのだ。これは冗談ではない。誇張でもない。2016年のアメリカの現実である」と書いた。
この動きにブレーキをかける人物がいるとすれば、ラインス・プリーバス次期首席補佐官だが、どこまで期待できるのか。内紛になるのではないかとの臆測も飛んでいる。
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