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悪太郎が柔和に…過激な言動は選挙対策の演技だったのか 世界が激震 トランプ大統領誕生
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193903
2016年11月15日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
「メキシコ国境に壁」もトーンダウン(C)AP
悪太郎も変われば変わるものである。
トランプは2015年6月の出馬以来、暴言をくり返してきた。特にライバル候補への罵詈雑言はすさまじく、「破壊者」として対立候補を葬り去ってきた。公約も過激だった。
だが9日(日本時間)の当選以来、言動が和らいでいる。まず勝利宣言がトランプらしくなかった。
「ヒラリーがこれまで米国のために行ってきた活動に対し、感謝してもしきれない。心からそう思う」
勝利宣言というのは、ライバル候補にねぎらいの言葉をかけるのが恒例である。だがトランプに限っては悪態をつくに違いないとの観測があった。周囲の予想に反して、文字通り歯の浮くような言葉を並べた。
当選直後、トランプはウェブサイトからイスラム教徒の米国入国禁止の記述を削除した。選挙中からくり返し述べてきたイスラム教徒への蔑視的な政策だった。だが過激な政策であることを熟知していたトランプはすぐに撤回したのだ。
また、「就任翌日にオバマケア(米版国民皆保険)を廃止する」と威勢のいい発言をしていたが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙とのインタビューで「修正可能」であるとの意向を示した。全面的な書き換えでなくていいというのだ。本当に変われば変わるものである。
まだある。メキシコ国境に建設する壁にしても「一部はフェンスが使われる可能性がある」と、トーンダウンしている。分厚い壁は必要ないらしい。同性婚への立場も選挙中とは違う。トランプはキリスト教福音派の票を得るため、同性婚には断固として反対してきた。最高裁は15年6月、同性婚を憲法上の権利として認可。トランプは先週、「最高裁がすでに判決を出しているわけだから、私は(同性婚でも)構わない」と発言。まるで民主党のような響きさえある。
当選から1週間もたたない間に、タカ派のオヤジは柔軟に変わった。選挙中の言動が大統領になるための策略であり演技だったとしたら、大統領という役柄も見事に演じられる可能性もあるということか。
ただ激高型の気質も携えているので、メディアや反対派の人間に牙をむく日は早晩訪れるはずである。
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