http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/266.html
Tweet |
パリ同時テロのような惨事が繰り返されるのか(C)AP
まるで大戦前夜…トランプ大統領誕生で混乱の時代に突入 トランプ大統領で何が起こるか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193596
2016年11月11日 日刊ゲンダイ P2 文字お越し
ひたすら「偉大な米国」を取り戻したがる“史上最悪”の米国大統領ドナルド・トランプ(70)を産み落とした反グローバリズムの激流は、今後も世界を大きく揺さぶるに違いない。グローバリズムの苛烈な現実は、欧米社会に移民排除という「排外主義」をもたらした。もはや先の大戦の反省の上に成り立ってきた「統合と協調」という理想を支え切れず、国際社会は確実に「分裂と抗争」の時代に向かっていくことだろう。
ヒト、モノ、カネが自由に行き交うグローバル経済への大反乱の行き着く先は「国境の警護」。つまり、閉ざされた経済への大きな揺り戻しである。
エコノミストの高橋乗宣氏は「国家が反グローバル化の傾向を強めれば、保護貿易とブロック経済化を招き、ひいては国家主義の台頭を許しかねません。また、ブロック経済は他国との権益争いを引き起こしやすい。まさに先の大戦前夜、世界恐慌後の国際社会を彷彿させます」と言って、警鐘を乱打する。
■地域抗争、紛争、テロの脅威……
米国が保護主義を強める中、世界第2位の経済大国・中国も「アジアインフラ投資銀行」の設立など独自の経済圏の構築を模索。南シナ海における海洋権益の確保にも躍起となっている。
さらに地球儀を俯瞰すれば、ウクライナやシリアの問題で対立を深めるロシアと欧米各国に始まり、北朝鮮の核開発問題やサウジとイランの地域抗争など紛争の火種は絶えない。欧州も中東もアジアもイスラムテロの脅威にさらされ、常に怯え切っている。
「行き過ぎたグローバリズムが保護主義の台頭を許し、世界は誰も先行きの見通せない混乱とカオスの時代に差し掛かっています。いつ、どこで、いかなる紛争が巻き起こっても、おかしくない時代です」(政治学者・五十嵐仁氏)
イギリスがEUを離脱し、トランプ大統領が誕生した「2016年」は、後世の歴史家に「暗澹たる時代の幕開け」と評価されそうだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。