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トランプ氏勝利はアジア経済の敗北か−貿易から安全保障まで懸念拡大
David Roman、Enda Curran
2016年11月11日 06:45 JST
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• 米国の対アジア関係における抜本的変化はネガティブ−モルガンS
• メキシコに次いでリスクに最もさられるのはアジア−野村の調査
中国経済が安定しつつあるように見えるまさにその時、ドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領に選出され、大きなリスクが新たに浮上している。中国のみならずアジア全体の経済成長にとってのリスクだ。
トランプ氏は選挙活動で政策の中心に保護主義を掲げてきた。米国に次ぐ世界2位の経済大国である中国からの輸入品に懲罰的関税を課し、同国を為替相場操作国に認定する方針を示している。
こうした動きは中国の輸出を損ねることになる。中国政府が報復措置を取れば、貿易戦争が勃発し、他のアジア諸国・地域も巻き込まれかねない。日米などが参加する環太平洋連携協定(TPP)は発効しない公算が大きく、貿易鈍化や不透明感の高まりは投資減少や景気減速を意味する。人々の移動に対する管理や資本が米国に戻るリスク、安全保障をめぐる懸念もある。
モルガン・スタンレーのエコノミストはリポートで、米国のアジアとの貿易・安全保障関係における「根底からの変化は恐らくネガティブ」だと指摘する。
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/igiJGN8AIq6E/v1/-1x-1.png
貿易障壁での中国狙い撃ちは、輸出減少に伴う成長への打撃受け入れ、もしくは同種の対抗策を講じるという中国当局にとっては不愉快な選択肢につながる可能性があると分析するのはゴールドマン・サックスだ。同社のエコノミストはリポートで、人民元の下落が資本流出加速を引き起こし、中国の外貨準備高を圧迫する恐れがあるとしている。
野村ホールディングスが7月に実施した投資家調査は、トランプ政権の下での懸念事項を列挙している。保護貿易台頭の可能性に加え、米国がアジアに対する軍事コミットメントを減らせば、地域の安全保障が脅かされる恐れがあることにも言及。そして、メキシコに次いでリスクに最もさられるのはアジアだとはっきりと結論付けている。
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iaHE14UzHjEk/v1/-1x-1.png
原題:Trump’s Win Is Asia’s Economic Loss If Trade Barriers Rise(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-10/OGF0FN6K50XU01
トランプ氏がオバマ大統領と会談 円滑な政権移行へ意見交換
11月11日 4時59分
アメリカ大統領選挙で勝利した共和党のトランプ氏は、オバマ大統領の招きで選挙後初めてホワイトハウスを訪れ、各地で抗議デモが行われるなどトランプ氏への反発も広がるなか、円滑な政権移行に向けて意見を交わしました。
アメリカ大統領選挙で勝利した共和党のトランプ氏は、10日、オバマ大統領の招きでホワイトハウスを訪れ、大統領執務室でおよそ1時間半にわたり2人だけで会談を行いました。
会談後、記者団に対して、オバマ大統領は「すばらしい会談だった。外交や内政など広範囲の課題について意見を交わした」と述べました。そのうえで、「最優先事項は円滑に政権移行を行うことだ。この国の多くの課題について、トランプ氏がわれわれとともに取り組もうとしていることに非常に勇気づけられた。党派に関係なく一緒に課題を解決していくことが重要だ」と述べました。
一方、トランプ氏は「困難な問題などを議論した。これからもオバマ大統領と会談を重ねることを楽しみにしている」と応じ、今後、オバマ大統領の助言も得ながら新政権の準備をしていきたい考えを示しました。
現職大統領と次期大統領が選挙のわずか2日後に会談を行うのは異例のことです。
アメリカではトランプ氏の勝利を受けて各地で抗議デモが行われるなど反発も広がっていて、オバマ大統領としては、速やかに次期大統領と会談を行い、円滑な政権移行を進めることで、国民の融和を目指したい狙いもあるものと見られます。
「ぎこちない雰囲気なし」
ホワイトハウスのアーネスト報道官は10日、記者会見で、オバマ大統領とトランプ氏との会談は、大統領執務室で1時間半にわたって2人だけで行われたと説明しました。そのうえで、アーネスト報道官は「オバマ大統領は、効率的で円滑な政権移行ができると自信を深めたようだ。予想していたよりもぎこちない雰囲気はなかったようだ」と述べました。
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トランプ政権へ始動 オバマ大統領と会談
閣僚らの人選に着手
2016/11/11 1:41
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【ワシントン=川合智之】米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏(70)は10日、オバマ大統領とホワイトハウスで会談し、円滑な政権移行について協議した。トランプ氏は来年1月の新政権発足に向けた準備に着手。同日までに選挙戦中は関係が冷え込んだ党主流派に協力を求め、政権移行チームが閣僚らの人選に入った。日本の安倍晋三首相やメキシコ、韓国、オーストラリアの首脳らとも相次ぎ電話で協議した。
9日、ニューヨークで演説するトランプ氏=AP
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9日、ニューヨークで演説するトランプ氏=AP
トランプ氏は大統領執務室でオバマ氏と会談した。妻のメラニアさんもミシェル大統領夫人と会った。トランプ氏は一時、オバマ氏の出生地が米国ではないとの疑惑を主張したため、両者の関係は険悪だった。オバマ氏は9日、トランプ氏に電話で祝意と協力の意向を伝えたが、2人の直接会談は今回が初めてだ。
トランプ氏は9日、共和党上院トップのマコネル院内総務、ライアン下院議長と相次ぎ電話で協議した。選挙戦で党主流派と激しく対立したが、政策実現に向けていち早く関係修復に動いた。
マコネル氏は9日の記者会見で、来週再開する議会で環太平洋経済連携協定(TPP)を承認しない考えを表明。TPP撤退はトランプ氏の公約だ。同じく医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃も「優先課題だ」とし、撤廃に動く考えを示した。マコネル氏とライアン氏は10日にトランプ氏と会談する。
トランプ氏は9日、副大統領となるインディアナ州知事のマイク・ペンス氏(57)ら陣営幹部と会い、本格的な政権移行準備を始めた。ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事が率いる政権移行チームは、来年1月の大統領就任までの70日間に閣僚や省庁幹部ら4千人規模の政治任用ポストの人選を行い、次期政権の骨格を固める。オバマ政権からの業務の引き継ぎも進める。
外交でも動き出した。9日は安倍首相やメキシコのペニャニエト大統領、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、オーストラリアのターンブル首相と電話協議した。大統領選中、過激発言の矛先だったTPPや同盟、移民問題に関係する国だ。
韓国大統領府によると朴氏が「北朝鮮は核とミサイルに偏狂的に執着しており、米韓の緊密な協力を望む」と要請するとトランプ氏は「100%同意する。韓国に対する堅固で強力な防衛体制を維持する」と応じた。
トランプ氏は日韓の米軍駐留費の負担増や対北朝鮮政策の見直しに言及してきた。トランプ政権下での同盟弱体化に懸念の声が出ているが、この日の電話ではひとまず同盟の重要性を確認した。
一方、ターンブル氏は10日の記者会見で、トランプ氏にTPP推進の立場を説明したと述べた。相手からの返答については明言を避け「彼の意見はよく知られていると思う」と語った。トランプ氏はTPP反対を重ねて主張したようだ。
オバマ政権は外交の継続性を懸念する。アーネスト米大統領報道官は9日、「同盟国の重要性は変わらない」とトランプ氏をけん制した。
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