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ワシントン(CNN) 米大統領選挙の期日前投票で、民主党のヒラリー・クリントン候補が勝敗の鍵を握るとみられる複数の州で得票を伸ばしている。共和党候補に優位とみられてきたアリゾナ州は接戦の様相を呈してきた。
25日までに不在者投票や期日前投票を済ませた有権者は35州で730万人以上。前回2012年の同時期の状況と比較してCNNが分析した結果、ノースカロライナ、ネバダ、アリゾナの各州で民主党が前回よりも状況を改善させた。
一方、共和党はアイオワ州で前回に比べて状況が改善。フロリダ州では民主党が従来の共和党支持層に食い込んでいる。
激戦が予想される12州では460万人以上が投票した。このうちアリゾナ州は、民主党の得票が4116票差で共和党を上回る。4年前はこの時点で共和党に2万1179票の遅れを取っていた。
コロラド州も民主党が1万票以上の差を付けて共和党をリード。22日以来の得票差は2倍に増えた。2012年は共和党が約7600票上回っていた。
フロリダ州は共和党が1万8120票の差で上回るものの、11万3222票の差があった2008年に比べると大幅に後退した。クリントン陣営は同州でヒスパニック層への投票呼びかけに力を入れ、これまでに期日前投票を済ませた有権者にヒスパニック層が占める割合は、2008年の8%から今回は12%に増えている。加えて、白人有権者の投票率は82%から77%に減少している。
アイオワ州は民主党の得票が共和党を上回る状況が続く。ただし得票差は2012年に比べると縮小した。
先の週末から期日前投票が始まったネバダ州では民主党が前回よりもさらにリードを広げ、約1万5000票差で共和党を上回る。
ノースカロライナ州では民主党が登録有権者の数で10万人以上の差を付けて、前回よりも優位に展開。しかしクリントン氏が同州で勝利するためにはアフリカ系有権者の投票率を伸ばす必要がある。
共和党が地盤とするユタ州は前回、共和党が民主党に3万1000票差の差を付けていたが、今回の得票差は1万5843票に縮小した。
http://www.cnn.co.jp/usa/35091219.html?tag=cbox;usa
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