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米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は24日、メディアは民主党候補ヒラリー・クリントン氏が支持率で自分をリードしているとの「いんちき世論調査」を発表していると批判した。
トランプ氏はこの日、フロリダ州ボイントンビーチでの集会で演説。クリントン氏が支持率で自身を12ポイント引き離したとのABCテレビの最新世論調査を取り上げ、「メディアは民主党に都合が良く、我々が劣勢だとするいんちき世論調査を公表している」とし、「実際は我々が優勢なのだ」と訴えた。
トランプ氏はここ数週間、大統領選は不正操作され、投票所で改ざんされる恐れがあると根拠のない主張を展開している。同氏は集会での演説に先立ち、ツイッター上では「我々は勝っているが、新聞はそれを報じるのを拒否している」と述べた。
政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめている世論調査の平均値では、クリントン氏のリードは6.1ポイント。ABCテレビの両者の差はその2倍になっている。
トランプ氏は、ラスムッセン・リポーツやインベスターズ・ビジネス・デイリー/テクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(IBD/TIPP)など、自陣営に比較的有利な結果を発表している世論調査の名前を挙げ、これらの調査は「非常に正確だ」と述べた。ラスムッセンの調査では、トランプ氏が2ポイント先行し、IBD/TIPPでは両者が拮抗している。
トランプ陣営は23日、支援者向けの資金集めの手紙で戦略メモを公表し、勝利への道をたどっていると訴えた。同メモは「過去1カ月間の世論調査では、我々はアイオワ、オハイオ、メーン、フロリダ、ネバダ、ノースカロライナの各州で優勢となっている」と指摘。「我々はこれら6州でのリードを維持できれば、266人の選挙人を確実に獲得できる」としている。
大統領選勝利のためには選挙人総数の過半数270人を確保する必要がある。
リアル・クリア・ポリティクスによれば、多くの調査でトランプ氏はアイオワ州でリードし、オハイオ州ではクリントン氏とほぼ同率となっている。一方クリントン氏は、フロリダ、ネバダ、ノースカロライナの各州で優位に立っている。メーン州は、下院選挙区ごとに最多得票を得た候補に選挙人を割り当てる方式をとっているが、1988年以降で共和党候補は1人の選挙人も獲得していない。リアル・クリア・ポリティクスが集計している直近の平均支持率では、クリントン氏が6ポイント上回っている。
戦略メモは、トランプ陣営が確実に勝利すると見込んでいるレッド・ステート(赤い州=共和党支持者の多い州)も挙げており、その中には接戦となっているアリゾナ、ジョージア、ミズーリの各州も入っている。そのうちクリントン陣営が特に力を入れているのはアリゾナ州で、ミシェル・オバマ大統領夫人ら著名人を応援演説に投入するとともに、テレビ広告に200万ドル(約2億800万円)を注ぎ込んでいる。
トランプ陣営のコンウェー選対本部長は23日にNBCテレビに対し、自陣営が劣勢なことを認め、その理由としてクリントン陣営が9月にテレビ広告に6600万ドルを使い、著名人を各地に派遣して応援演説を行っていることを指摘した。その上で「クリントン氏は現職のように見られている。トランプ氏は劣勢な時に強みを発揮する。トランプ氏は人々に直に自分の主張を訴え続けていく」と述べた。
http://jp.wsj.com/articles/SB11740957682223234214304582394852145229394
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