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クリントン候補応援のウォーレン氏、ウォール街の影響力抑止を準備か
Margaret Talev、Jennifer Epstein
2016年10月25日 07:43 JST
ウォーレン上院議員はクリントン氏の選挙応援を積極的に行い貢献
財務長官など重要ポストの候補絞り込みで発言力も
米大統領選の投票日が近づくなか、ウォール街批判の急先鋒(せんぽう)に立つエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州、民主)は民主党大統領候補、ヒラリー・クリントン氏の選挙応援を積極的に行っている。進歩派のリーダーであるウォーレン議員がクリントン氏当選後を見据えて、次期政権への金融業界の影響力を弱めるための準備工作をしているのではないかとの見方も強まっている。
ウォーレン議員(左)とクリントン氏
ウォーレン議員(左)とクリントン氏 Hillary Clinton (R) and U.S. Sen. Elizabeth Warren (D-MA)
クリントン氏の政権移行担当チームは既に同氏が大統領に就任した場合の指名・任命リストを作成中であり、ウォーレン氏は財務長官から経済諮問委員長まであらゆるポストの候補絞り込みで発言権を持つ立場に収まりつつある。
KBWのマネジングディレクター、ブライアン・ガードナー氏は人事の焦点は財務省だと述べた。財務長官のほか、国内金融・国際問題担当財務次官などの指名も含まれる。このほか、注目される重要ポストは証券取引委員会(SEC)、商品先物取引委員会(CFTC)、国家経済会議(NEC)、大統領経済諮問委員会(CEA)のほか、ウォーレン議員が創設に関与した消費者金融保護局(CFPB)だという。
原題:Warren Campaigns With Clinton With Eye on Curbing Wall Street(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-24/OFKMSF6JTSEI01
米国債も株式と同様の厳しい規制必要−ホワイトSEC委員長
Ben Bain、Saleha Mohsin
2016年10月25日 11:04 JST
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監督当局には米国債取引データへの「全面的アクセス」が必要
米国債を自己勘定で売買する会社にディーラー登録の義務付けを
ウォール街の主要監督機関である米証券取引委員会(SEC)は13兆7000億ドル(約1430兆円)規模の米国債市場に対し、株式と同様の規制を求めている。
ホワイトSEC委員長は24日、監督当局には米国債取引データへの「全面的アクセス」が必要であり、投資家にとって一段と透明性の高い市場にするため公表内容を増やすべきだと指摘。米国債を自己勘定で売買する会社はディーラー登録し、一段と厳しいルールを適用され、SEC検査官による定期検査を義務付ける必要があろうと述べた。さらに、米国債が取引されるプラットフォームも規制強化されるべきだと付け加えた。
同委員長はニューヨーク連銀主催のイベントで、「トレーディング活動の多くのケースについて当局が行う規制を米国債にも株式と同様に適用すべきだ。こうした活動が市場を不安定にしたり投資家に悪影響を及ぼす恐れがある状況では特にそうだ」と指摘。米国債市場のトレーディング・プラットフォームの規制は従来、株式市場と同じ程度には達していなかったが、「改革すべき時だ」と述べた。
原題:Treasuries Need Tough Rules Similar to Stocks, SEC Head Says (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-25/OFKWVH6JTSFO01
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