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10月6日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(写真)は、大統領に就任した場合、連邦機関の規制を最大70%廃止する方針を明らかにした。5日撮影(2016年 ロイター/Mike Segar)
トランプ「大統領に当選したら連邦政府の規制を70%廃止」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/70-9.php
2016年10月7日(金)18時46分 ニューズウィーク
米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は6日、大統領に就任した場合、連邦機関の規制を最大70%廃止する方針を明らかにした。同氏の顧問を務めるアンソニー・スカラムッチ氏は先に、トランプ氏が規制を10%削減すると述べていた。
トランプ氏はニューハンプシャー州でのタウンホールイベントで、環境・安全分野の規制は廃止しないとした上で、「規制の70%は必要ない。企業の成長を妨げているだけだ」と語った。
これより先、スカラムッチ氏は、ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで「連邦機関に規制の優先順位付けを要請し、そのうち重要度の低い10%を廃止するよう推進する」と話していた。トランプ氏は規制を集約し、経済成長と資本フローを促すことを目指しているとした。
トランプ氏はこれまで、規制削減を検討する分野としてエネルギー業界を挙げている。
スカラムッチ氏はこのほか、グラス・スティーガル法のような銀行業務を制限する法律や金融規制改革法(ドット・フランク法)、ボルカー・ルールについてトランプ氏は見直す考えだと述べた。
低金利を維持してオバマ大統領を支援しているなどとして、トランプ氏が批判していたイエレン連邦準備理事会(FRB)議長については、「話す必要があるが、トランプ氏の性格を踏まえると、議長を気に入るだろう」とし、2人は最終的に良好な関係を築くとの見方を示した。
スカラムッチ氏はスカイブリッジ・キャピタル創業者。
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