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シリア アサド政権が地上部隊突入 国連特使強く非難/nhk
10月7日 5時46分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161007/k10010720881000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_018
シリアのアサド政権は、北部の最大都市アレッポの制圧に向けて中心部へ地上部隊を突入させ、内戦の調停にあたってきた国連のデミストラ特使は、大勢の市民が命を落とす危険にさらされるとして、アサド政権とその後ろ盾のロシアを強く非難しました。
シリアで停戦が崩壊したあと、アレッポで激しい空爆を繰り返してきたアサド政権は6日、反政府勢力が支配してきたアレッポ中心部へ地上部隊を突入させ、激しい戦闘の末に主要な建物を制圧しました。アサド政権はこれを足がかりに今後、一段と攻勢を強めると見られ、市民の間で犠牲者がさらに増える懸念が高まっています。
こうした状況を受けて、国連のデミストラ特使は6日の記者会見で、政権側の攻撃があと2か月半続けば、アレッポの町は完全に破壊され、27万5000人もの市民が命を落とす危険にさらされるおそれがあると指摘しました。そして、アサド政権とその後ろ盾のロシアに対し、「世界中の目が向けられる中で、本気でこのような戦いを続ける気なのか」と述べて、強く非難しました。
一方、デミストラ特使は、アサド政権が攻撃の対象にしていると主張するアルカイダ系の武装組織に対しても、アレッポからの撤退を呼びかけ、市民がこれ以上、戦闘の巻き添えにならないよう、あらゆる手段を講じる決意を強調しました。
ロシア「アメリカに責任」と反論
シリア北部のアレッポで戦闘が激しくなっていることを受けて、アサド政権を支えるロシアのラブロフ外相は6日、モスクワで行われたフランスのエロー外相との共同記者会見で、停戦に向けた協議を打ち切ったアメリカ側に責任があると非難しました。
そして、「アメリカ側と何か月にもわたって一つ一つの文言を詰めて合意した、停戦に向けた文書は実施に移されなかった。これはロシアの意図するところではなく、アメリカの一方的な決定だ」と述べました。
さらにラブロフ外相は、アメリカ主導の有志連合が先月、シリア東部のデリゾールで政府軍を空爆したと指摘したうえで、「アメリカは、アサド大統領に軍事的な手段を使うというシグナルを送った」と述べて、アメリカこそが軍事力に訴えていると主張し、アレッポで攻勢を強めるアサド政権とロシアに対する、欧米の批判に反論しました。
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