http://www.asyura2.com/16/kokusai15/msg/145.html
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フランスの法律は知らないが、日本では、軽犯罪法第一条の二十で「公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者」は、拘留又は科料に処すると規定されている。(嫌悪を催させるという条件はあまりにも曖昧な規定だが...)
「先進諸国」では、“性の解放”が進み肌を露出するファッションにも抵抗感が減少したことで、見知らぬ人が多く集まる海浜やプールでも肌の露出が大きい水着(フランス人やスペイン人の女性にはトップレスになるひともけっこういる)が当たり前のようになっているが、歴史的に見れば特殊な現象なのである。
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ブルキニ禁止、仏国務院が凍結判断「基本的自由を侵害」
朝日新聞デジタル 8月26日(金)23時51分配信
イスラム教徒の女性向けの、体の線が出にくい長袖・長ズボンの水着「ブルキニ」をフランスの自治体が禁止した措置をめぐり、行政裁判の最高裁にあたる国務院は26日、禁止措置は「信教と個人の自由という基本的自由を、明確かつ違法に侵害する」として凍結する初の判断を示した。
南仏ビルヌーブルベが公共の浜辺で「ブルキニ」タイプの水着を「宗教を誇示し、治安を乱す」などの理由で禁止したことに対し、人権団体などが「人権侵害だ」として凍結を求めていた。下級審は22日に請求を却下したが、国務院は「治安を脅かすリスクにはならない」と判断を覆した。
政教分離を徹底する同国では、イスラム教徒が全身を覆うブルカを公共の場で着用することが禁じられているが、顔が出るブルキニは合法とされる。7月中旬にニースでトラック突入テロが起きた後は、イスラム教徒への風当たりが強まり、ブルキニ禁止は南仏を中心に複数の自治体に広がっている。(ロンドン=渡辺志帆)
朝日新聞社
最終更新:8月27日(土)0時59分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000115-asahi-int
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イスラム水着ブルキニ、仏で禁止相次ぐ 人権侵害と物議[朝日新聞]
パリ=青田秀樹
2016年8月19日09時14分
イスラム教徒の女性用の水着「ブルキニ」を禁止する動きが、フランスで相次いでいる。イスラム過激派によるテロが「戦争」(オランド大統領)とみなされるなか、「宗教を誇示するような着衣で、混乱を招きかねない」という自治体の判断だが、人権侵害にあたるとの批判も強い。
ブルキニは頭から全身を隠す女性用の服「ブルカ」と、水着のビキニをあわせた造語。ワンピースとズボンのような組み合わせで、髪から足元まで包んで体の線が分かりにくくなるよう工夫されている。
騒ぎが広がったのは、地中海のリゾート地カンヌから。7月下旬、市は公共の浜辺でのブルキニ着用を禁じた。違反した場合の罰金38ユーロ(約4300円)を科されたり、浜辺を追われたりした女性もいるという。
政教分離の考えを徹底するフランスでは、公共の場でブルカを身につけることは違法だが、顔が出ているブルキニは問題ないとされる。「イスラム憎悪」を監視する団体などが、裁判所に今回の禁止措置の凍結を求めたものの、却下された。「テロが続いた現状を考えると禁止は正当化される」との判断だったといい、上訴に動いた。
AFP通信によると、ブルキニ禁止は、トラック突入テロが起きたニースに近い他の自治体やコルシカ島の町にも広がった。英国をのぞむドーバー海峡に近く、難民・移民のキャンプがあるカレー近郊でも禁止する町が出ているという。
バルス首相は仏メディアに「政治的な思惑がなく、混乱を避ける判断なら理解する」と語った。これに対してNGOの「人権擁護連盟」は17日、「テロと衣服を結びつけるような考えを支持するものだ」と批判。ブルキニの禁止は信教の自由や移動の自由などを侵害するとして、取り消しを求める訴訟を続ける考えだ。(パリ=青田秀樹)
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