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(回答先: 英保守党党首選、レッドソム氏追い上げ 1回目投票開始:残留派のメイ内相と女性同士の一騎打ち? 投稿者 あっしら 日時 2016 年 7 月 06 日 04:45:59)
英保守党党首選、女性の争い EU離脱の重責担う[日経新聞]
2016/7/7 2:02
【ロンドン=小滝麻理子】辞任を表明したキャメロン首相の後継を選ぶ英保守党党首選は、5日に実施した1回目の投票の結果、メイ内相が党内の幅広い支持を受け、トップに躍り出た。2位のレッドソム・エネルギー担当閣外相が追う。保守党は7日の2回目の投票で最終決戦に進む2候補者を絞り込む。英国の次期首相レースは女性2人の対決となる構図が濃厚になってきた。
党首選には5人が立候補した。メイ氏は閣僚など多数の支持を受け、党下院議員329人のうち半数の165票を獲得し、独走する。2位のレッドソム氏は66票。ゴーブ司法相(48票)、クラブ雇用・年金相(34票)、フォックス元国防相(16票)と続く。
このうち最下位のフォックス氏は規定により脱落、クラブ氏も撤退を表明した。両者ともにメイ氏を支持したため、メイ氏が最終決戦に進むのはほぼ確実な情勢だ。最終候補者2人を選ぶ7日の投票はメイ氏とレッドソム氏が軸になるとの見方が強まっている。
EU離脱が持論のレッドソム氏は当初有力視されていなかったが、ここ数日で首相候補に急浮上した。党の実力者だったゴーブ氏はこれまで支持してきたジョンソン前ロンドン市長とたもとを分かち自ら立候補したことから、「裏切り」と反感を買い失速。ジョンソン氏がレッドソム氏を支持したことから、離脱を支持してきた議員の票がレッドソム氏に集まっている構図だ。
レッドソム氏は英銀行出身。南欧の経済低迷や債務危機を目の当たりにし、欧州連合(EU)に懐疑的な姿勢をとり続けてきた。キャンペーン中も、ジョンソン氏と並んでテレビ討論に出演するなど離脱を強く訴えてきた。立候補にあたっては「不透明な状況を長引かせず、EUとの離脱交渉は速やかに始めるべきだ」と強調。離脱後は、中国やインドなど新興国との自由貿易協定交渉や、税制改革を進め、英経済を活性化すると主張する。
アキレスけんは政治経験の乏しさだ。レッドソム氏は2010年に初当選したばかりで、閣僚経験もない。英政府筋からは「EUとの厳しい交渉を乗り切れるとは思えない」との声も漏れる。
さらに、ジョンソン氏によるお墨付きがレッドソム氏の追い風になるかは微妙なところもある。党全体で見れば問題発言の多いジョンソン氏への反感は根強いからだ。
対照的にメイ氏は保守党の“本流”を歩んできた。党内の要職を歴任し、キャメロン政権下で6年にわたり内相を務める。国民投票では残留の立場だったものの、テロ対策や移民抑制では強硬な姿勢で知られており、国民投票時に残留派と離脱派で亀裂が入った党内融和を図れる人物と期待が集まる。
メイ氏はEUとの離脱交渉についても急がず、英国に有利な条件を引き出すまで時間をかけるべきだとの立場だ。メイ氏は「国民が求めているのは離脱派の首相ではない。党や国を一つにできるリーダーは私しかいない」と訴える。
最終決戦にメイ氏とレッドソム氏の両氏が勝ち進んだ場合、故サッチャー氏以来の女性首相の誕生が固まることになる。
もっとも、メイ氏の周辺ではこうした「女性対決」色が強まれば、清新さがあるレッドソム氏に有利になると危惧する声もある。そのためメイ氏の陣営は意図的にゴーブ氏に票を投じることで、ゴーブ氏との対決に持ち込もうとする動きもくすぶる。
3位と出遅れたゴーブ氏は5日夜、「戦い続ける」と話し、撤退しない考えを強調した。ジョンソン氏の支持者の一部には、ゴーブ氏とレッドソム氏のどちらを支持するかなお迷っている向きもあり、7日の投票の行方は不確定要素も残る。
保守党党首選は7日に2人の最終候補者を決定したのち、両者がキャンペーンを本格化。約15万人の党員による最終投票を経て、9月9日までに勝者を決める。新首相はEUとの離脱交渉という重い責務を負う。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H69_W6A700C1EA2000/?dg=1&nf=1
- 英保守党 党首選の候補に 2人の女性:第二回投票終了、9月の党員投票で決定 あっしら 2016/7/08 02:32:43
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