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TTP、TTIP、TISAとCETA: 国連法律専門家、提案されている貿易協定は“違法”と主張(マスコミに載らない海外記
http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/451.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 02 日 12:55:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

TTP、TTIP、TISAとCETA: 国連法律専門家、提案されている貿易協定は“違法”と主張
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/ttpttiptisaceta.html
2016年7月 2日 マスコミに載らない海外記事


Eric Zuesse
Global Research
2016年6月25日

民主的で公正な国際秩序推進に関する国連の独立専門家、アルフレッド・デ・サヤスは、国際法の基準を、提案されている条約に適用して、これらの条約が、国際法に合致しているかどうかを判断するという任務を課された。6月24日、金曜日、彼は、北大西洋諸国間の国際貿易に関して提案されている三つの大形条約: TTIP、TISAと、CETAに関する彼の所見を発表した。既に、2月2日、彼は、太平洋諸国間で提案されているTPP条約に関し、同様な所見を発表しており、ここでの彼の結論も同じだった。提案されている条約は、国際法に違反しており、民主主義とは相いれない。

提案されている大西洋条約に関する彼の所見は、こういって条約を非難している。“貿易協定は、労働組合、消費者団体、医療専門家や環境専門家、そして今や議会などの主要な利害関係者たちを排除して、秘密裏に準備され、交渉されており、民主的正当性は皆無だ。”これは、アメリカのバラク・オバマ大統領が提案している全ての貿易条約: EUとカナダの間で提案されている条約CETAも含め、TPP、TTIPとTISAのことをいっている。

彼は更に手厳しく、こう述べた。“国民から、この重要な議論に参加する権利を剥奪するのは非民主的であり、国民の意見を完全に無視しているのは一目瞭然です。”

6月24日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)による報道発表には、とりわけこうある。

2014年に、欧州委員会が行った以前の調査では ヨーロッパ中の回答者の97%が、アメリカとの環大西洋貿易投資連携協定(TTIP)の非対称な投資保護に参加することへの反対を表明する結果となっている。“同じことが、CETAにもあてはまりますが、何の調査も行われていません”と彼は言う

“非対称な投資保護”というのは、国民を有毒物質や環境害からの安全保護を強化し、労働者の権利や他の人権を保護する規制が、大企業の利益を減らす可能性がある場合、これら提案されている条約が、多国籍企業が(彼らの利益に対する損失とされるものに対し)国家を訴える権限を与えることを言っている。“非対称”というのは、提案されている条約が、国民を保護する、その国の法律に違反した多国籍企業を訴える、対称的な権限を政府には認めていないことを言う。

デ・サヤスはこれらの条約が“非対称的”だと非難するだけ留まらない。彼は更に言う“貿易協定と人権条約が矛盾した場合、優先するのは後者です。国家は人権条約義務の実現を遅らせたり、開始したり、妨げたり、不可能にしたりするような条約を結んではいけません。”

4月19日、欧州評議会に対する声明で、デ・サヤスはこう述べていた。“現時点で、イデオロギー的に推進されている大企業による美辞麗句の中で失われているように見える二つの存在論を私は想起したい。第一に、国家の存在論で、その存在理由は、公共の利益のために立法し規制することだ。これには、たとえば、水圧破砕や他の事業活動の結果としての、国民に対する潜在的危害を防ぐため、予防対策を採ることも含まれる。第二に、事業の存在論は、利益のために、予測されるリスクを負うことだ。”彼はそこで、企業が、国家に優先することを可能にし、どのような国の法律や憲法を忠実に守ることを要求されない自分たちの‘仲裁’制度を押しつけて、国際投資家が民主的国家の国家主権に優先することを可能にするこれらの提案されている条約は、国際法に違反していると言う。

国連人権高等弁務官事務所OHCHRの6月24日プレス・リリースの結論は下記の通り。

“貿易協定は、その人権、健康や環境影響評価が行われた後でのみ、批准されるべきですが、CETAやTTIPの場合、そうなっていません”と、デ・サヤスは述べた。

“CETAとTTIPの批准は、人権上の‘底辺への競争’を始めることとなり、国家による規制を酷く損なうことになろう。これは国連憲章の目的と原則に反しており、民主的で公正な国際秩序を実現するための重大な障害となるだろう”と国連独立専門家は結論付けている。

国連の民主的で公正な国際秩序を推進に関する独立専門家による声明 damning against これらの提案されている条約。これら条約に関して国連が任命した独立法律専門家として、彼は、どこかの国で法律となるか、なるまいかとは無関係に、こうした条約は、国際法に明らかに違反していると述べている。

調査ジャーナリスト、歴史研究者のEric Zuesseは新刊「彼らは全然違う: 民主党対 共和党の経済実績、1910-2010」および「キリストの腹話術師:キリスト教を生み出したイベント」と「封建主義、ファシズム、リバタリアニズムと経済学」の著者。

本記事の最初の出典は、Global Research。
Copyright Eric Zuesse、Global Research、2016

記事原文のurl:http://www.globalresearch.ca/ttp-ttip-tisa-and-ceta-u-n-legal-expert-calls-proposed-trade-deals-illegal/5532672
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コメント
 
1. 2016年7月02日 16:09:13 : VjohqBQ52Y : 4bY8CRi2wqo[2]
良い内容の投稿です。
が日本のメディアはピクリとも動かないのだろうか?。
どなたか動かして下さいませんか!。

2. 2016年7月02日 16:25:38 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[1779]

紛争国や途上国ではもちろん

中国やロシア、米国など、世界の大国の身勝手な動きを見れば明らかだが

国際法なんて、ほとんど問題解決において役にはたたない

ただの机上の空論に過ぎないということだ


3. 2016年7月02日 23:36:53 : w1yWnplLvQ : 5cnjKYdiFj4[2]

一時的な身勝手な動きと、

恒久的な条約を結ぶこととは別問題だと思うけど? ネトウヨ君。

百歩譲って、国際法に違反した条約を両国の力関係で「結ばされた」としても、

政権が変わり、時代が変われば、いつでも自由に条約破棄できる、と国際機関は言うべきだろう

たとえば、現在、人身売買などは明らかに国際法からも禁止されているが、

仮に人権無視の2国が、そういう条約を互いに結んだとしても、

一方が勝手に破棄しても、国際機関はむしろ賞賛すべきだろう。


4. 2016年7月03日 07:07:35 : S3Ndvx16vI : ZfdaqUgFtDM[24]
こういう事実は知らなかった。
国連人権高等弁務官事務所という人権に関する国際的権威が
TPPを国際法違反だと既に指摘していたとは。

こういう事実を一切知らせないアメリカ・日本マスメディアの
何と非民主的なことか。

南沙諸島の問題では、
中国を国際法無視の無法者国家などと主張しながら、
中国を批判するアメリが他ならない国際海洋法条約を
先進国の中で唯一承認も批准もしていない事実は報じない朝日新聞。
それどころかそのアメリカ政府の言葉を自分の主張の裏付けに引用する破廉恥さ。

国際海洋法条約では、
領土に関しての大陸棚論を主張することは認められているのに。

私は南沙諸島問題について中国に肩入れするつもりはないが、
中国のこれを非難するなら、
周-田中会談で尖閣問題を棚上げ合意し、
後世の平和的解決に委ねたにも関わらず、
中国脅威煽りに利用した前原・石原はどうなのか。
そして野田にも強硬に警告したのに無視した態度が、
南沙諸島での中国の態度硬化に影響しなかったはずはない。

右・左問わないダマスゴミの属国メディアぶりは、
御用メディアのもう一つの顔だ。


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