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民主党の大統領候補に決まった雰囲気のヒラリーだが、疑惑が相次ぎ、戦争までたどり着けるか?
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201606170000/
2016.06.18 03:56:06 櫻井ジャーナル
アメリカの大統領選挙で民主党の候補者はヒラリー・クリントンになった雰囲気だが、騒動の火種は消えていない。クリントンと候補者争いをしていたバーニー・サンダースがここでクリントン支持を口にした場合、サンダース自身が信頼をなくすだけでなく、サンダースを支持していた人々が民主党から離れる可能性があり、7月25日の党大会まで選挙運動を続けるのは民主党の幹部にとっても好ましいことだろう。
サンダースは最低賃金の問題など内政に関する主張を続けるらしいが、問題は国際面。これまでネオコン/シオニストはアメリカの国際関係に関する政策を資金提供の代償として自由にしてきた。その結果が武力を使った中東/北アフリカにおけるイスラエルのライバル体制破壊であり、ロシアや中国への軍事的な圧力、挑発だ。
アメリカの好戦派はアメリカ/NATO軍だけでなく、ワッハーブ派/サラフ主義者、ムスリム同胞団などをメンバーとする傭兵集団を使っている。この傭兵システムを考えたの人物がズビグネフ・ブレジンスキー。西側メディアの報道が正しいなら、サンダースはアメリカの軍事侵略、ロシアや中国との戦争を止めさせようとはしていない。
ところで、民主党幹部たちが昨年5月26日の時点でヒラリー・クリントンを候補者にすると決めていたことを示唆する電子メールが公表されている。本ブログでは何度か取り上げたように、昨年6月11日から14日かけてオーストリアで開かれたビルダーバーグ・グループの会合にヒラリーの旧友であるジム・メッシナが参加、欧米の支配層は彼女を大統領にする方向で動き出したと言われていたわけで、この電子メールの内容は驚きでない。
この内定を揺るがしたのがサンダース。急速に人気を集め、支持率はヒラリーと拮抗するまでになった。ただ、そうした動きが現れる前に選挙人登録は終わっていたため、支持率が投票に反映されたとは言い難い。例えば、4月に投票があったニューヨーク州の場合は昨年10月9日までに民主党と共和党のどちらを支持しているかを登録しておかないと予備選で投票できず、投票できなかった人が少なくない。
支持政党を登録していなくても投票できるカリフォルニアで予備選が行われる直前の行われた世論調査ではサンダースがクリントンをリード、幹部たちを慌てさせたようだ。民主党支持者ではサンダースが57%、クリントンが40%、無所属の人ではそれぞれ68%と26%だとされている。
そうした状況の中、予備選の前夜にAPは「クリントン勝利」を宣告した。「スーパー代議員(上位代議員、あるいは特別代議員と訳されている)」の投票予測でクリントンが圧倒し、勝利は確定しているというのだ。この「報道」がカリフォルニアにおける予備選でサンダースへの投票を減らしたことは間違いないだろう。
カリフォルニア州の場合は投票できるようだが、本ブログではすでに紹介したように、投票妨害とも言えそうなことが行われていたという。政党の登録をしなかった人びとはサンダースを支持する人が多く、民主党の登録をしている人はヒラリー支持者が多いが、登録しているかしていないかで投票用紙が違う。
投票所によっては投票用紙を受け取ろうとすると、政党無登録の人には予備選に投票できない用紙を自動的に渡す投票所があったという。投票するためには民主党支持変更用紙を要求しなければならない。予備選に投票するにはどうすべきかと尋ねられた係員は、政党無登録の人には民主党用の用紙は渡せないと答え、民主党支持変更用紙のことには触れないよう指示されていたケースもあったようだ。
ビル・クリントン政権(1993年から2001年)を戦争へと導いた人物はヒラリー・クリントンだった。そのヒラリーと強く結びついていた女性が3人いる。1997年から国務長官を務め、偽情報を広めながらユーゴスラビアを先制攻撃したマデリン・オルブライト、ムスリム同胞団と結びつき、ネオコンのアンソニー・ウィーナーと結婚したヒューマ・アベディン、ウクライナでネオ・ナチを手先として使い、クーデターを成功させたネオコンのビクトリア・ヌランド国務次官補だ。
オルブライトはチェコスロバキアで生まれた。父親は外交官だったが、1948年に国外へ脱出してアメリカへ亡命、デンバー大学で教鞭を執った。その時の教え子の中にコンドリーサ・ライスがいる。マデリーンはコロンビア大学でポーランド出身のブレジンスキーから学んでいる。友人のひとりがブルッキングス研究所で研究員をしていたロイス・ライスで、その娘がスーザン・ライス。
アベディンの母親サレハはムスリム同胞団の女性部門を指導、父親のシードはアル・カイダと関係していると主張する人もいる。ヒューマ自身、サウジアラビアがホワイトハウスへ送り込んだスパイだという噂もある。アベディンは1996年、ジョージ・ワシントン大学の学生だった時にインターンとしてヒラリーの下で働き始め、それから20年にわたってヒラリーの国際認識に大きな影響を及ぼしてきた。このアベディンはヒラリーと親しいウィーナーと結婚しているが、この人物は筋金入りの親イスラエル派/シオニスト。
また、ヌランドが結婚したロバート・ケーガンはネオコンの中心グループに所属、今回の大統領選挙ではヒラリー支持を明らかにしている。
ヒラリー・クリントンが戦争ビジネスや巨大金融資本と緊密な関係にあることは広く知られているが、ネオコンやムスリム同胞団とも結びついていることがわかる。アル・カイダ系武装集団ともつながっている可能性がある。
ワッハーブ派を国教とし、ムスリム同胞団に大きな影響力を持つサウジアラビアはアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の雇い主でもある。そのサウジアラビアからヒラリー・クリントンは選挙資金の約20%を得ているとする記事がヨルダンの公的な通信社ペトロ・ニューズが6月12日に伝え、話題になった。
この記事はすぐに削除され、何者かがハッキングしてサイトへ掲載したと通信社側は主張しているが、サウジアラビアが共和党と民主党、双方の議員に資金を提供していることは知られていること。イスラエル、あるいはイスラエル系の富豪だけがアメリカの政治家を買っているわけではない。この記事の真偽は不明だが、本当かもしれないと思わせるものがヒラリー・クリントンにはある。
勿論、リビアのアメリカ領事館襲撃に絡む武器や戦闘員の輸送に関する問題も相当の破壊力を持っている。世界を核戦争で破壊しかねない人物だけに、今後、さまざまな話が浮上しそうだ。
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