http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/214.html
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(回答先: 緊張の尖閣、新段階に 中国艦航行ドキュメント:雨降って地固まるという話もあるが、日本は米軍の「航行の自由」作戦を支持 投稿者 あっしら 日時 2016 年 6 月 10 日 02:47:04)
ロシア人専門家、尖閣で露中の船が同時出現は偶然の産物[スプートニク日本語]
オピニオン
2016年06月09日 22:07(アップデート 2016年06月10日 03:33)
日本は、日中間の係争水域である尖閣諸島付近の水域にロシアと中国の艦艇が通過している状況について、ロシア側に「注意を喚起する」よう要請。防衛省の調べでは中国のフリゲート艦は尖閣諸島付近に2時間にわたって留まったものの、日本が自国水域だと主張しているゾーンには立ち入らなかった。この他、中国のフリゲート艦隊とともにロシアの艦艇数隻も尖閣諸島に接する中立水域にいたことがわかっている。
これについてロシア人軍事専門家のヴァシーリー・カーシン氏は次のような考察をあらわしている。
「尖閣諸島という係争水域に同時に中国のフリゲート艦とロシア太平洋艦隊の3隻の船隊が航行した事実は日本国内に政治的な反応を呼び、この2国はそろって日本に反対することを示したという論議を呼んでしまった。ロシアと中国は今に至るまで、日本との係争水域でのそれぞれのポジションを通報しあってきてはいない。もう数十年も変わらないこうした基本的アプローチはどう変化しても、 地域の政治により大きな影響を与えるはずだ。
事件を正しく理解するためにはまず、ロシアのどういった船が諸島付近に入ったかに注意を払う必要がある。西側のマスコミは「軍艦3隻」と書きたてたが、これは事実に反している。ロシアの船団のうち軍艦は対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」プロジェクト1155、1隻だけで、他はそれに随伴するタンカー「イルクート」とタグボート「フォーチイ・クルィロフ」だった。
なぜロシアの船団がこの海域にいたのか? 現時点までに出された発表を見ると、船団は国際演習に参加し、東南アジア諸国に立ち寄る遠洋航海から太平洋艦隊基地に戻る途中だった。ロシアは外国のように補給や修理のための発達した軍事基地網がないことから、これだけの遠洋航海ともなると貨物補給と救難用にタグボートを引き連れている。
この船団が軍事ミッションで太平洋へと漕ぎ出したのは3月28日にさかのぼる。4月にはインドネシアを訪れ、国際演習「コモド2016」に参加し、5月にもさらにアジア太平洋地域の30カ国が参加する多方面的な対テロ演習『ADMMプラス-2016』に参加したほか、シンガポール、ブルネイで表敬訪問を行っている。
この船団はミッションを終えて帰路についているところなのだが、全行程で船は軍事外交ミッション、演習課題を遂行しており、その中で唯一の軍艦は老朽化している。ロシアの船団は係争諸島の水域を一切侵犯していないにもかかわらず、もう少しでこの地域の軍事外交情勢に影響を及ぼすところだった。
露日関係は最近改善しており、最高レベルでの会談も成立して経済分野の巨大なプロジェクトも討議され、平和条約締結問題でも解決への進展に希望の光がさしてきている。この地域に同時に露中の船団が現れたのはおそらく偶然の一致だろう。ただしこのことは、露中日の軍部間でもより効果的な通報メカニズムを作らねばならないのではないかということを再度、思い起こさせた一件だった。」
http://jp.sputniknews.com/opinion/20160609/2280207.html
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尖閣諸島周辺にロシアの艦艇 日本は困惑[スプートニク日本語]
2016年06月09日 14:41(アップデート 2016年06月09日 14:47)
日本は、同国と中国の領有権争いの対象となっている尖閣諸島(中国名:ジャオユイダオ)周辺をロシアと中国の軍艦が航行したことを受け、外交ルートを通じてロシアに「注意喚起」を行った。9日、菅官房長官が記者会見で明らかにした。
先に日本政府は中国の軍艦が尖閣諸島周辺を航行したことを受け、中国側に抗議した。
防衛省によると、中国のフリゲート艦が、尖閣諸島周辺を約2時間にわたって航行した。なお日本が自国の領海と考えている水域には入らなかった。
また防衛省は、中国のフリゲート艦の他にロシアの艦艇も尖閣諸島周辺の接続水域に入り、しばらくしてから水域から出たと伝えた。
中谷防衛相は、「中国の艦艇がロシアの艦艇の動きに対応した可能性がある」と述べた。
http://jp.sputniknews.com/japan/20160609/2275947.html
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「日ロ双方の艦艇に対抗か」 東京財団研究員・小原凡司氏[日経新聞]
尖閣接続水域に中国艦
2016/6/10 2:00
今回の中国海軍の動きが、南シナ海問題をめぐる日本へのけん制だという分析には疑問を感じる。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や、シンガポールでのアジア安全保障会議からも時間が経過しすぎている。中国が今回の問題に合わせて声明を準備していたようにもみえない。
中国は尖閣を中国領と明記した領海法を制定し、国連海洋法条約に規定する無害通航を認めていない。中国海軍の艦長は中国が主張する「領海」に進出する可能性があるロシア海軍の艦艇と、それを警戒監視する海上自衛隊の護衛艦に対処しようとしたのではないか。ロシアと共同で行動したのではないだろう。
中国が接続水域に入ったといっても、尖閣諸島の久場島と大正島の付近をなめるような抑制的な動きだ。中国が事態をエスカレートさせる意図はないようにみえる。ただ今回のロシア軍艦のような偶発的な要素が加わると、日中両国の意図とは別に緊張が高まる事態に陥る可能性が示されたといえる。(元在中国日本大使館防衛駐在官)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO03446370Q6A610C1EA1000/?nbm=DGXLASFS09H5T_Z00C16A6EA2000&nf=1
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