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ワシントン、BRICS攻撃を開始
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/brics-63ec.html
2016年4月24日 マスコミに載らない海外記事
Paul Craig Roberts
2016年4月22日
アルゼンチンの改革派大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルの排除がすんだので、ワシントンは今やブラジルの改革派大統領ジルマ・ルセフを排除しつつある。
ハゲタカファンドが、ドルで二束三文で購入し、デフォールトになったアルゼンチン国債の全額を、アメリカのハゲタカ・ファンドに支払うため、アルゼンチンは、負債リストラ計画をあきらめるよう命令させるのに、ワシントンは連邦裁判官を利用した。http://www.theguardian.com/world/2014/jun/27/us-vulture-funds-argentina-bankruptcy 連中は債権者ではなく、融資もしていない事実にもかかわらず、これらのハゲタカ連中は“融資”をした“債権者”と呼ばれている。連中は、ぼろもうけを狙って便乗する連中で、改革主義政権を追放するため、ワシントンに使われたのだ。
キルチネル大統領が抵抗したので、彼女は退陣させられた。ワシントンは、1994年、ブエノスアイレスでのイラン人爆破とされるものを、キルチネルが隠蔽したという話をでっちあげた。イラン関与の証拠は皆無なのに、この信じがたい夢想が、アルゼンチン検察庁内の、ワシントンの手先の一人に与えられ、キルチネルが、アメリカによるアルゼンチン略奪の邪魔にならないようにするのに、22年前のうさんくさい出来事が使われたのだ。
ブラジルでは、下院でルセフ大統領を弾劾させるために、ワシントンは汚職のほのめかしを利用した。証拠は不要で、主張だけでよいのだ。“イランの核兵器”、サダム・フセインの“大量破壊兵器”、アサドの“化学兵器使用”と同じ、というか、ルセフの場合は、ただのほのめかしだけだ。米州機構事務局長、ルイス・アルマグロは、ルセフ“は、いかなることでも、告訴されていない”と指摘した。アメリカが支援するエリート連中は、選挙では打ち負かすことができない大統領を排除するのに、弾劾を利用しているのにすぎない。
要するにこれは、ワシントンのBRICS攻撃だ。ワシントンは、中国とロシアとの関係強化を終わらせるため、ブラジルで、ワシントンが支配している右翼政党を権力の座につけようとして動いているのだ。
最近、秘密のスイス銀行口座に何百万ドルも預けていることがバレて(おそらく、ワシントンからのお手当てだ)、宣誓しておいて、外国銀行口座を持っていないとウソをついた腐敗した下院議長、エドウアルド・クーニャが、弾劾法案を指揮していたのは、大変な皮肉だ。あさましい話は、ここで読める。
http://www.globalresearch.ca/us-complicity-after-vote-to-remove-brazils-president-key-opposition-figure-holds-meetings-in-washington/5521059
キルチネルとルセフの“犯罪”は、アルゼンチンとブラジル政府を、エリートやウオール街ではなく、アルゼンチン国民とブラジル国民を代表するものにさせようと努力したことだ。ワシントンでは、ワシントンは、南米諸国を支配するために、エリートを利用しているのだから、こうした行為は重罪だ。中南米国民が、自分たちを代表する政府を選出すると、ワシントンは必ず、政権を打倒するか、大統領を暗殺する。
ワシントンが、ベネズエラを、ワシントンと組んでいるスペイン系エリートによる支配に戻すのも間近だ。http://sjlendman.blogspot.com/2016/04/new-coup-plot-hatched-in-venezuela.html エクアドルとボリビアの大統領も標的にされている。エクアドルが、ジュリアン・アサンジに認めた庇護を、イギリスのポチが認めることを、ワシントンが許さない理由の一つは、ワシントンが、自らの手先を、エクアドル大統領につかせることを期待しており、そうなれば、アサンジ庇護も撤回されるからだ。
ワシントンは、常に中南米における改革を阻止してきた。売国奴エリートを追放し、アメリカ大使館を閉鎖し、全てのアメリカ企業を追い出せるような政権を圧倒的多数で選出するまでは、中南米の人々はアメリカの農奴のままだろう。アメリカが跋扈している全ての中南米諸国には、農奴以外の未来はない。
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