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ケリー米国務長官らG7の外務担当責任者 非核世界をめざし広島へ しかしその結果は?:超覇権国家米国のタガが外れる将来
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/331.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 4 月 12 日 04:43:02: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


 主要国外相が実験を除く最初の被爆地広島を訪問したのも、この間日本で進められてきた「兵器転用性が高い核物質」の排除につながっている動きだと思う。

 それは、戦後圧倒的な経済力と軍事力で覇権国家として西側世界に君臨してきた米国の“相対的衰退”を見据えたものである。

 覇権国家米国は、日本など科学技術力と経済力から核兵器を保有できる国家に「核の傘」を含む“安全保障”を与えることで、核兵器保有の動きにタガをはめてきた。

 今後の世界は、超覇権国家米国による一極支配(あくまでも外見的な話だが)が終わり、地域別ヘゲモニー国家とその連合によって世界の“秩序”が維持される方向に進むと予測する。

 そのような過程で、米国の庇護下は許容できるが、“あの国”の下はイヤだという動きも出てくるだろう。
 そういう国が核兵器保有に動く芽を摘もうとしてきたのが、09年のオバマ大統領の「核兵器なき世界」演説(これでノーベル平和賞)から進められてきた「核拡散防止」政策である。

(北朝鮮の核開発への制裁などの対応も、潜在的核兵器保有志向の日本や韓国などに対する威迫効果という狙いもある)

 「核兵器なき世界」とは、イスラエル・インド・パキスタンといった例外国はあるとしても、UN安保理常任理事国が核兵器を専有する構造を強化したいという話である。

 広島訪問は、主要国が大都市への原爆投下という筆舌しがたい暴虐と災厄を再確認したと見せることで、UN安保理常任理事国以外が核兵器を保有したいという“空気”を馬鹿げたものだと思わせる一助としたかったのだろう。


※関連投稿

「日本、米国に核爆弾50発分のプルトニウムを返却」
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/351.html

「日本、今日一部のプルトニウムを米国に送る可能性あり:中国の「返還キャンペーン」が奏功」
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/356.html

「米、日中の核再処理政策に懸念:再処理事業からの撤退を要望、「もんじゅ」や六ヶ所村施設が消え去る話」
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/354.html

「岐路に立つ核燃料サイク:日米協定延長手続き:余剰プルトニウム 問題」
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/386.html

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ケリー米国務長官らG7の外務担当責任者 非核世界をめざし広島へ しかしその結果は…?[スプートニク日本語]
2016年04月11日 20:45

米国のジョン・ケリー氏は、広島を訪れた米国最初の国務長官となった。広島は、1945年米国が原子爆弾を世界で初めて投下した町だ。日本人達の中には、国務長官に謝罪の言葉を期待した向きもあったが、その願いは適わなかった。そしてケリー国務長官ら、G7外相による広島訪問のその他の結果も、明るい未来を期待させるものとはなっていない。

モスクワ国際関係大学のアンドレイ・イワノフ上級研究員の見解を、以下皆さんに御紹介したい。

会談の目的は、全体として気高いものだった。すべての人々にとって、もっと安全な世界へと続く道を皆で話し合い、核兵器のない世界のための諸条件を創り上げるという立派なものだった。会談をまとめた宣言の中で、G7の外交担当責任者達は「我々は、そうした方向に前進する」と言明し、そうした動きを困難にしている問題があることを指摘した。具体的には、シリアやウクライナなどいくつかの地域の安全状況の悪化、そして北朝鮮の度重なる挑発行為である。

シリア、ウクライナ、北朝鮮という3つの地域で起きている事が、世界の安心感を高め、軍縮を奨励するものでないことは、争う余地がない。特に、こうした地域、さらに他の一連のホットポイントにおける緊張の真の原因を考慮するなら、言うまでもないことだ。ついでに言うなら、その原因について、欧米とロシアの見方は違っており、その事は、世界の安定と相互理解を妨げている。

欧米は、シリアでの出来事を「血塗られた独裁者」であるアサド大統領に対するシリア国民の戦いとみなしているが、ロシアは、地域の一連の国々によるアサド大統領打倒の企てとみている。なぜなら、ペルシャ湾岸のカタールからシリア領内を通じて欧州へと通ずるガスパイプライン建設を、アサド大統領が認めないからだ。そのため暴徒集団やテロリストを使って、アサド政権転覆を図っていると、ロシアは考えている。

さて、もう2年以上流血の無秩序状態が続くウクライナだが、欧米は、ウクライナ人が、ロシアの影響圏に残るのを望まず、自由をめざし汚職と闘うため「ヨーロッパへ入る選択」をしたゆえに起きたものと説明している。一方ロシアは、そうした親西欧的傾向は実際あったが、それは一部のウクライナ人の間だけで、そうした一部の人達が暴走し、国を分裂させ、内戦に導いたと見ている。またロシアは、この2年間でウクライナでは逆に汚職が増え、自由が制限された事、そしてウクライナ経済に至っては、ほぼ壊滅的な状態だ、という事をよく知っている。しかし欧米は、それを知りながら、そうした事実を認めようとしない。

さてここで、一つの問いが生じてくる。ロシアのどこが悪かったのか、なぜロシアに対し制裁が導入されたのか?という問いだ。また、今回広島でまとめられた宣言の中では「対ロシア制裁を今後も続けるかどうかは、ロシアがミンスク合意を完全に履行するかどうか、ウクライナの主権を尊重するかどうかに直接左右される」と述べられている。これは、明らかに狡猾なやり方だ。まず第一に、ロシアはミンスク合意を実現する事が出来ない。なぜなら、それを守っていないのはウクライナだからだ。第二に、ロシアはウクライナの主権を尊重しており、その侵害をたくらんでなどいない。クリミアについて言えば、ロシアの一部であって、ウクライナの主権とはもう何の関係もない。これはクリミアの住民自身が、真に民主主義的手段によって、自分達で決めた事だ。

最後に、北朝鮮について言えば、すべてはかなり単純だ。世界を核実験によって脅すような事は、もちろん、よい事ではない。それゆえロシアは、つい最近の、北朝鮮当局を非難し制裁導入を求める国連決議を支持した。しかし、米国のような力のある大国が、介入するとか、体制を打倒するとか言って小さな国を脅すのは、よくない事だ。小さな国の中では、恐怖のあまり、核兵器を作り始めている国もある。そうした行動に駆り立てた責任は、一体誰にあるのか? それは明らかだろう。

広島での今回の会議では、こうしたあれやこれやの問題に答えが出されなかった。それゆえ核兵器のない世界という夢の実現が、近づく事はなかった。

http://jp.sputniknews.com/opinion/20160411/1941295.html

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ケリー国務長官 米国による広島と長崎への原爆投下に対して謝罪せず[スプートニク日本語]
2016年04月11日 15:07(アップデート 2016年04月11日 17:25)

11日に広島の平和記念公園を初めて訪れたケリー米国務長官は、米国による日本の都市への原爆投下に対して謝罪しなかった。AP通信が報じた。

広島では、G7外相会合が開かれており、11日には核軍縮を呼びかける「広島宣言」が承認される予定。日本の岸田外相は、テロ対策、海洋安全保障、朝鮮半島やウクライナならびに中東情勢に関連した問題も議題となると伝えた。

ケリー国務長官は、1945年の米国による原爆投下後に初めて広島を訪れた米政府を代表する初の高官となった。

広島への原爆投下では、およそ14万人が犠牲となった。

またケリー長官の広島訪問の意向は、オバマ米大統領が任期終了までに広島を訪問する可能性があるとのマスコミの噂をかきたてた。

広島と長崎の両当局は、何十年にもわたって核兵器の恐怖と無慈悲さを米大統領が自分の目で評価するために両都市を訪れるよう訴えているが、いずれの試みも失敗に終わっている。


http://jp.sputniknews.com/politics/20160411/1938381.html

 

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コメント
 
1. 2016年4月14日 22:29:14 : ETlUFD7e6I : qyaUHl6RCSk[1]
爆ちゃん吼える


2016年04月12日

G7外相が広島平和公園を訪問し、原爆慰霊碑に献花!
http://blog.livedoor.jp/cordial8317/archives/2016-04.html
全文

● G7(先進7ヶ国)の外相が昨日(11日)広島平和公園を訪問し、原爆慰霊碑に献花し、心新たに「核兵器のない世界」の実現に向け新たな歩みを始めた。

● 広島平和公園内には、「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」という意味不明の碑が建っている。

● 「過ち」を犯したのは原爆を投下した米国だろうが、この碑に書かれた過ちとは「大東亜戦争」を意味するのは想像するに余りある。

● 戦後の日本を象徴する自虐史観の象徴の様な碑だが、過ちを犯したのは米国であり、そういう意味では米国国務長官らがこの碑を訪れ、献花し、黙祷を捧げた意味は大きく、来月の伊勢志摩サミットで来日するオバマ大統領の決断を大いに期待したい。

● 抑抑、米国による原爆投下は、日本人への人種差別と人体実験であるというのが正しく、その他の理由は付けたりに過ぎない。

● 米軍による6日の広島、9日の長崎への原爆投下を受け、我が国政府は14日、終にポツダム宣言の受諾を決定した。

● この結果を見て、「原爆投下が戦争の終結を早めた」「原爆投下は日本人自身をも救った」という人がいるが、事実はそう簡単なものではない。

● 元駐日大使だったグルー国務長官代理が中心になって作成された当初のポツダム宣言の原案には、「天皇制存続の保障」が盛り込まれていたのは確認されている。

● だが「天皇」とは天皇であって制度ではなく、「天皇制」とは共産党の造語であることをしても、米国も共産党同様に、我が国の天皇を「天皇制」と捉えていること自体、先の大戦がコミュンテルン(共産主義者)による策謀であったということが窺える。

● 多くの戦死者、戦災者を出し、資産の大部分を失った先の戦争が勃発した原因を、我が国内では、大日本帝国憲法だとか統帥権や軍部、軍国主義に在ったと断じるが、それは余りにも安直過ぎるし、間違いだ。

● 真の戦争犯罪人は近衛文麿と尾崎秀美(ほつみ)らそのブレーン達、即ち日本国内で蠢いていた共産主義者らであり、マルクス・レーニン主義という思想が昭和の悲劇を生んだということは今や歴史的事実である。

● 大東亜戦争とは、ソ連コミンテルンと中国共産党、そして日本国内の共産主義者が仕組んだ共産革命の実現の為の争いであり、そのマルクス・レーニン主義者の策謀にまんまと嵌ってしまった愚かな戦争とも言えるのだ。

● 米国側は、我が国政府が和平を模索していることを知っていたので、「天皇制」を保障する案なら受け容れる可能性が極めて高いと考えていた。

● ところが、反日的なスチムソン陸軍長官やバーンズ国務長官らは、元国務長官ハルの助言によって、この「天皇制存続」の項目をポツダム会議の直前で削除してしまう。

● 即ち、「天皇の存続」の項目が明記されていないポツダム宣言は、我が国にとっては極めて受け容れ難い内容になっていたのは言わずもがな。

● そのことをよく認識していたトルーマン大統領は、ポツダム宣言発表前日(7月25日)の日記に、「この兵器(原爆)は今から8月10日迄の間に使用されることになる」と記した。

● この事実をしても、米国側が「日本政府がポツダム宣言を黙殺したから原爆が投下された」という反論が真っ赤な嘘であることは、この日記が明瞭に証明している。

● 原爆を日本国土に投下することになった背景は、根強い人種差別と日本人への偏見であるというのは間違いない。

● 米国が原爆投下を決定したのは1943(昭和18)年5月のことで、原爆搭載機を対日戦用のB29爆撃機を選んだ。

● 翌年9月、米英間の秘密覚書「ハイド・パーク協定」には、「原爆は日本に対して使用されるであろう」と明記された。

● こんな不可思議な決定は、人種偏見、日本人蔑視以外に合理的根拠は見つからない。

● 更に、その後の米軍の広島長崎で執った「放射能治療方法交流禁止」や「被爆者カルテ没収」など、目に余る人権蹂躪行為を見ると、「動物実験」としての原爆投下だったのではとすら思えて来る。

● トルーマン大統領の当時の日記には「ジャップどもは野蛮人で、冷酷、無慈悲且つ狂信的な連中だ」と綴られているが、この一言でも日本人への無理解と人種差別、日本人蔑視が米国首脳の間に横溢してたのは明らかだろう。

● 無慈悲な原爆投下した米国の「核の傘」に甘んじ、国土の防衛という国家の大本を米国に依存しているこの歪な体制をいつまで続けるつもりなのか。

● 集団的自衛権の行使は当然ながら、アジアと世界から核兵器が無くなるまで暫定的に保有する「核武装構想」を掲げることで、アジア諸国や世界の平和と安定に貢献出来るものだとの認識を共有すべきである。

● 心の呵責無しに、核兵器を有する資格があるのは、世界で唯一の戦争被爆国である我が国だけであり、戦争被爆国である我が国が核を保有した上で、核の脅威と核廃絶を訴えることに大きな意味を持つ。

● 「過ち」即ち「敗戦」を繰り返すことがあってはならない。


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