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2016.3.28 08:40更新
【北朝鮮情勢】[産経新聞]
朝鮮労働党の対処方針文書を入手 「中国の圧迫策動を核爆風の威力で断固打ち砕こう!」 後ろ盾の“裏切り”に焦り
北朝鮮の朝鮮労働党が、国連安全保障理事会の対北制裁決議に賛同した中国への対抗方針を指示したとされる文書を、産経新聞が27日までに入手した。「全ての党員と勤労者は、社会主義に背く中国の圧迫策動を核爆風の威力で断固打ち砕こう」と題した内容。金正恩(キム・ジョンウン)政権が敵対姿勢を示す米韓にも増して、強硬措置に転じた中国に対する強い反発がうかがえる。
北朝鮮消息筋によると、対抗方針は、安保理決議が採択された後の今月10日、党中央本部から各地方を統括する道党委員会に対し、地方幹部に通達するよう指示したものだという。
文書は、北朝鮮による1月の核実験後、「中国が国連制裁の美名の下、覇権的地位が揺るがぬよう、われわれへの制裁に本気で賛同している」と中国の「対(北)朝鮮敵視策動」を強く非難。「中国に毛の先ほどの幻想も抱くな」とする金正日(キム・ジョンイル)総書記の「遺訓」も持ち出し、「中国と同等に対応し、われわれを見くびる態度を変えさせねばならない」とくぎを刺した。
その上で、「より過酷な試練が迫っても、ひたすら金正恩元帥さまの周囲に団結し、主体革命の終局的勝利に向け、力強く戦っていこう!」と呼びかけた。
中国とのパイプ役を担った金正恩第1書記の叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を2013年末に処刑して以来、関係を冷却化させた中国に対し、正恩政権は不満を募らせてきたとされる。しかし、習近平政権が最も神経をとがらせる「核」で威嚇し、「敵視策動」と名指しで批判するのは極めて異例だ。
国際的非難の中、後ろ盾となってきた中国は、今回の安保理決議を受け、北朝鮮船舶の事実上の入港禁止や石炭の原則輸入中止といった厳しい措置を打ち出している。金正恩政権は、これを朝鮮戦争時代に血で結ばれたとされる同盟関係に反する“裏切り”と受け止めているようだ。
一方で、中国の措置が北朝鮮経済に波及することは避けられず、「試練」に対する団結を改めて鼓舞し、党員や住民らに動揺が広がるのを押さえ込む狙いもあるとみられる。
http://www.sankei.com/world/news/160328/wor1603280010-n1.html
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