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「MMRワクチン騒動は、不正論文だけの問題ではない」 (朝日新聞アピタル 2018/12/3)
https://www.asahi.com/articles/SDI201811295547.html
前回お話しした、日本での公開が中止になった「MMRワクチン告発」という映画を撮ったウェイクフィールド監督は、1998年にMMRワクチンと自閉症の関連を示唆する論文を発表しました。結局のところ、不正が指摘されてこの論文は撤回され、ウェイクフィールド氏の医師免許は剥奪(はくだつ)されたのですが、論文で報告された「ワクチン接種後に行障害が生じた」症例はありうることです。ありうるというか、探せば必ずあります。
MMRワクチンは多くの子どもに接種されます。そして、MMRワクチンと無関係に一定の割合で自閉症(自閉症スペクトラム障害)を発症する子どもはいます。よって、MMRワクチンを接種した後に自閉症による行動障害が生じた子どもも必ずいます。
MMRワクチンの接種後に自閉症を発症したら、MMRワクチン接種が原因であるかもしれないと疑うのは合理的な態度です。しかし同時に、MMRワクチン接種と自閉症には因果関係はなく偶然にそうなっただけかもしれないとも考えなければなりません。問題は、MMRワクチンを接種したほうが、接種しない場合と比較して、自閉症の発症が多いかどうかです。現在ではほぼ5論が出ています。複数の研究がMMRワクチンは自閉症と関連していないことを示しました。研究の一つは、合計で100万人以上もの小児を対象にしています。
MMRワクチンと自閉症の関連が否定できない間はジレンマが生じます。「MMRワクチンのせいで自閉症を起こすかもしれない」と不安になる一方、「MMRワクチン接種を中止するとワクチンで予防できる疾患が流行してしまう」という心配もあります。医療は不確実です。その時点で入手できる情報を吟味して判断しなければなりません。1998年の時点において、MMRワクチンと自閉症の関連の疑いはたった数例の前後関係の報告のみである一方、ワクチンの利益は確固たるものでした。
しかしながら、メディアでMMRワクチンと自閉症の関連が報道されるにつれて、イギリスではMMRワクチンの接種率は下がり、麻疹が流行しました。MMRワクチンと自閉症の関連に否定的な研究が発表されてもメディアはなかなか報道しませんでした。ウェイクフィールド氏が不正をしたことは、ある意味で幸運でした。論文が撤回され医師免許が剥奪されたというスキャンダルは人々の興味をひきやすく、広く報道されたからです。
もしかしたら、不正なしで、ワクチンと自閉症の関連を疑う論文が発表される、という別世界へ進む可能性もあったのです。メディアが研究を紹介すると「私の子どももワクチン接種後に自閉症を発症した」という事例がたくさん集まります。報道は過熱し、ワクチン接種率が下がり、ワクチンで予防できるはずの病気が流行します。ワクチンの安全性を伝える情報はなかなか広まりません。やっかいな状況です。
私たちは似たような事例を知っています。たとえば、インフルエンザ治療薬のタミフルは子どもに異常行動を起こすとされ、日本ではしばらくの間、10歳代の患者さんへの投与は原則として制限されていました。この一連の騒動においてウェイクフィールド氏のような不正はありませんでした。しかしながら、不安をあおるような報道ならありました。
MMRワクチンと自閉症をめぐる事件は、一人の元医師の不正だけが原因だと考えると問題を矮小化(わいしょうか)してしまいます。医療の不確実性や報道の在り方まで考えないと、また同じ間違いが繰り返されることになるでしょう。
※参考:Taylor LE et al., Vaccines are not associated with autism: an evidence-based meta-analysis of case-control and cohort studies., Vaccine. 2014 Jun 17;32(29):3623-9.
------(引用ここまで)----------------------------
全くピントはずれで説得力のない記事である。
おそらくこの筆者は映画「MMRワクチン告発」を観ずに書いているからだろう。
ウェイクフィールド監督の評判を下げようと必死になっているが、
言い逃れのできない重大な不正を行ない、MMRワクチン被害を隠ぺいしたのは
ワクチン・メーカーと米国疾病管理予防センター(CDC)である。
被害は探せば必ずあるというレベルの話ではない。
MMRワクチンを打った後に自閉症になった子どもは何万、何十万人もいて
大問題になっているのだ。数十例の話をしているのではない。
なぜ危険なワクチンが世に出るようになったか。
それは、1986年に成立した全米小児期ワクチン健康被害法が、ワクチン・メーカーが健康被害を
起こしても責任を一切取る必要がなく、政府すなわち税金で補償することを定めたからだ。
ワクチン被害が増加しはじめたのは、この法律ができてからだ。
ワクチン・メーカーは免責されるのだから、安全性の確認がずさんになり、
利益最優先になるのは当然のことだ。
さすが、御用医者の巣窟である朝日新聞アピタルだが、こういういい加減なことを書いていると、
ますますワクチンに対する信用が失墜し、拒否する人が増えていくと警告しておく。
(関連情報)
「米疾病管理予防センターの不正を暴いたドキュメンタリー映画『MMRワクチン告発』
不都合な内容で日本では上映中止に」 (拙稿 2018/11/27)
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/750.html
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