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ガンは不治の病ではない。10年生存率は6割超え、働き続けることは可能
http://nikkan-spa.jp/1179701
2016.09.10 日刊SPA!
日本人の2人に1人はかかると言われているガン。“不治の病”というイメージはいまだに根強いが、「ガンと診断されてからも働き続けることは可能」という事実もある。治療技術が進歩している分、昔ながらの常識に促われたままでは見失うことも多い。現代のリアルなガンとの付き合い方を考えてみたい。
◆10年生存率は6割超え!ガンは不治の病ではない
日本人の2人に1人はかかると言われているガン。“不治の病”というイメージはいまだに根強く、’14年の世論調査では、「ガン全体の5年生存率は50%を超える」ということを正しく認識していた回答者がわずか24.3%しかいないという結果に。実際には、5年はおろか10年後の生存率も6割近くに上る。
「にもかかわらず、国立がんセンターの調査では、ガンと診断された人の4割が、2回目以降の治療から姿を見せなくなってしまったそうです。それだけ、ガンと聞くだけで絶望してしまう人は多い。さらには、ガンと診断された人の2割が、最初の治療を受ける前に会社を辞めてしまうというデータも。治らないという思い込みがあるから、仕事も継続できないと決めつけてしまうのです」と話すのは、医療と雇用問題の双方に詳しいジャーナリストの松沢直樹氏。
無論、4割は命を落とすという事実を軽く見るべきではないが、働き盛りである40代がまず認識すべきは「ガンと診断されてからも働き続けることは可能」ということだろう。心臓発作や脳卒中によって体に障害が残るようなケースとは異なり、ガン自体は身体機能を制限しない。とりわけ、初期の段階で発見できれば、それまでと変わらずに働けることのほうが多いのだ。
「手術自体も、場合によっては有休で取れるくらいの入院期間で済むものもあります。会社員がガンになったら『休職して、完全に治してから戻ってくる』か『辞める』の二択しかなかった時代は過去のものになりました。つまるところ、現代の労働の大半は頭脳労働なので、脳機能に障害がなければ続けられるんですよ」と話すのは、数多くの企業で産業医を務める大室正志氏。
症状が進むと、さすがにフルタイムで勤務するのは厳しくなってくるが、それでも仕事を続ける人は珍しくないという。
「とある大手企業が、ステージ4の甲状腺ガンの患者さんを管理職にヘッドハントした例もあったほど。もちろん病気のことは納得した上で、ですよ」(大室氏)
ガン発見の精度が上がり、治療技術も進歩している今、昔ながらの常識に捉われたままでは見失うことも多い。まずは知識をしっかりと身に付け、ガンとの付き合い方を考えることが大切だと言えるだろう。
<ガン患者75人に聞きました>
Q1 発見されたときのステージは?
ステージ1…23人
ステージ2…21人
ステージ3…13人
ステージ4…3人
不明(無回答)…15人
Q2 ガンと診断されたきっかけは?
・体調不良…29人
・職場・自治体の健康診断…19人
・人間ドック…15人
・別の病気の治療…6人
・ガン検診…4人
・その他…2人
Q3 ガンの種類は?
1位 大腸ガン…16人
2位 胃ガン…15人
3位 膀胱ガン…8人
4位 肺ガン…6人
5位 前立腺ガン…5人
6位 肝臓ガン…4人
6位 甲状腺ガン…4人
8位 食道ガン…3人
9位 膵臓ガン…2人
9位 脳腫瘍…2人
その他…10人
【松沢直樹氏】
ジャーナリスト。非正規、請負などの立場で働く人の労働組合「インディユニオン」執行副委員長として労働相談などのサポートに当たる。著書に『うちの職場は隠れブラックかも』(三五館)
【大室正志氏】
産業医。同友会春日クリニック・産業保健部門に所属。メンタルヘルス対策など、企業における健康リスク低減に従事する
― [40代でガン]の実態 ―
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