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懲りない東大医学部、またも論文捏造 ノバルティスファーマ事件でも責任取らず、改竄が組織の風土に?(JBpress)
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/288.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 05 日 00:34:52: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

               米国の病院で手術中にモニターを見つめる医学生〔AFPBB News〕
 


懲りない東大医学部、またも論文捏造 ノバルティスファーマ事件でも責任取らず、改竄が組織の風土に?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47797
2016.9.5 上 昌広 JBpress


 東大医学部の研究不正が報じられている

 私も、知人から告発文を受け取った。そこには不正の詳細な内容が記されていた。何人かの基礎医学の教授にお見せしたが、「100%アウト」と口を揃えた。「周到にデータをいじっており、悪質だ」と言う方もいた。

 告発されているのは、4つの研究室から発表された11の論文である。告発文は、私のツイッター(@KamiMasahiro)で紹介しておいたので、興味のある方はご覧いただければと思う。

 告発された4つの研究室のうち、最も問題なのは門脇孝氏が主宰する糖尿病・代謝内科だ。2003年の「ネイチャー」から2013年の「ネイチャー」まで、7つの論文で不正を指摘された。

■組織ぐるみの不正

 以上の事実は、門脇研究室では、長年にわたり、組織ぐるみで、不正が続いていたことを意味する(参考12)。

 実は、この構造は、2012年に発覚した東大分子生物学研究所の加藤茂明教授(当時)の研究室の研究不正と同じである。詳細を知りたい方は、ウィキペディアをご覧いただきたい。

 告発された門脇教授は前東大病院長、日本内科学会の理事長も務める大物だ。私は、彼が不正をしたとは思わない。そんなことをする必要がないからだ。ただ、講座のトップとして責任がある。果たして、どんな形で責任を取るのだろうか。

 前出の加藤氏は、部下から報告を聞き、即座に東大を辞した。そして、学会などすべての公職から引いた。


 現在は、福島県浜通りの復興に全力を尽くしておられる。私たちの福島での活動のパートナーだ。写真は相馬市の星槎寮での光景で、一緒にいるのは加藤先生の弟子たちである。

 震災後、被災地に移り、診療している若い医師たちだ。加藤先生のお陰で、彼らが力をつけている。

 私は加藤先生を尊敬している。東大の誇りだと思っている。人は誰しも失敗する。重要なのは、その後だ。加藤先生の対応は見事と言うしかない。

 このことは地域の方々も分かっている。南相馬で学習塾を経営する番場さちこ先生の文章をご紹介したい。

■告発にも東大本部は「問題なし」



福島で加藤先生(中央、青いシャツ)を囲んで


 最近、嬉しいニュースがあった。いわき市のときわ会常磐病院に加藤先生の研究室が開設されたのだ。私は、もう一度、「ネイチャー」に論文を発表してほしいと思っている。私の夢だ。

 もちろん、難しいことは分かっている。ただ、加藤先生ならできると思う。多くの弟子が育ち、彼らが加藤先生に恩返ししたいと思っているからだ。

 加藤先生は医師免許を持たない研究者だ。彼の生き様から、科学者の矜持を垣間見た。一方、門脇教授は、医師免許を持つ臨床医だ。果たして、どのように対処するだろうか。

 ちなみに、門脇教授が不正を指摘されたのは、今回が初めてではない。2014年末にも匿名の告発者から指摘を受けたが、東大本部は「問題なし」と判断した。

 東大医学部は、これまでは、不正を指摘されても、黙りを決め込み、徒党を組んで保身を図ってきた。そして、周囲も表だって批判しなかった。

 ノバルティスファーマ事件以降、ずっとそうやってきた。人心は離れ、内部告発が止まらず、醜態を晒している。社会の信頼を完全に失ってしまった。

 ただ、東大医学部がすべてダメなわけではない。東大医学部の不祥事の多くが、私がかつて所属した旧第三内科関連だ。

 ノバルティスファーマから資金提供を受け、患者に無断で、診療情報を提供していた黒川峰夫・血液・腫瘍内科教授、同じくノバルティスファーマから資金提供を受けて論文を改竄した疑いがある小室一成・循環器内科教授など、旧第三内科の先輩だ。

■組織のトップに君臨

 2人とも東大教授職にとどまり、黒川教授は総合内科のトップ、小室教授は日本循環器学会の代表理事に就任した。

 小室教授の不正は前職の千葉大教授時代のものだ。千葉大から論文撤回の要請を受けたが、これに同意しなかった。

 血圧のデータの約半分がカルテと一致しなかったことを「honest error(悪意のない間違い)」と言い訳した。情けない。東大医学部問題は三内問題と言って過言ではない。

 実は、旧第三内科は日本最古の伝統ある組織だ。大勢の「偉人」を排出してきた。

 ところが、門脇教授、小室教授、黒川教授など、昨今のリーダーたちは、先達が築いた遺産を駄目にした。恥ずかしく思う。

 東大は社会の公器だ。先人たちが築いた日本の財産だ。彼らの私物ではない。いまこそ、当事者は真摯な議論しなければならない。医師の自律が問われている。



 

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