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三好デンタルオフィス・代表の三好龍治氏
「インプラントがうまい」と自慢する歯医者は大間違い
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160815-00000013-pseven-life
週刊ポスト2016年8月19・26日号
これまで『週刊ポスト』では、ジャーナリスト・岩澤倫彦氏による歯科治療のタブーに斬り込むシリーズ記事を度々掲載してきたが、全国の歯科医たちから賛否両論が噴出している。
そこで今回は、編集部や筆者に意見を寄せた、あるいはネット上で記事の批評を掲載していた歯科医を緊急取材。論争テーマへの率直な意見と、歯科業界の実状を本音で語ってもらった。それによって、見えてきた問題の核心とは──。ここでは高額治療で知られるインプラントについての見解を聞こう。
その前に、今回、本シリーズへの見解を聞いた歯科医を紹介する。
東京の小林優氏(村岡歯科医院・院長)は、歯を残す決め手となる根管治療のエキスパート。最新鋭のマイクロスコープなどを駆使、海外の歯科医との交流も深い。記事の主旨に一定の理解を示しつつも「歯科医の多くが、一生懸命にやりたくてもできないほど追い詰められている時代」と語る。
広島の三好龍治氏(三好デンタルオフィス・代表)は、自分自身が受けたい治療を目指した完全自由診療のクリニックを経営する。「かなり正確なことが書かれています。歯科医療、歯科医師に対する不信感が爆発する日が近いと感じます」と連載記事を評す。
* * *
低く抑えられた診療報酬、歯科医の過剰状態という悪条件が重なり、歯科医院の経営は厳しい時代になっている。こうした中で目立つようになってきたのが、「格安」を売りにしたインプラントセンターの存在だ。
東京・京橋でクリニックを経営する小林氏は意外な事実を証言した。
「私のクリニックに来ている患者で、インプラント治療を受けて経過のよい人は一度も見たことがありません。レントゲンには必ずインプラント歯周炎などが確認できます。
ある女性患者は某インプラント学会の理事であり認定医の歯科医に手術を受けましたが、インプラント義歯が外れてしまう。それを相談しても、取り合ってもらえないそうです。
別の患者は、義歯とインプラントの接着セメントが歯茎まではみ出して、歯肉炎になっていました。
それに人間の歯と顎の骨の間には、歯根膜というクッションのような層があります。しかしインプラントはチタン製ボルトを直接骨に打ち込むので、噛んだ時の強い衝撃をそのまま受けることになります。インプラント治療は完成された治療技術とはいえないと思います」
三好氏も安易なインプラントに警鐘を鳴らす立場だ。
「インプラント治療は歯医者の敗北である、という言葉をご存じですか? 患者の歯を守れなかったからインプラントになるわけですから、“自分はインプラントがうまい”と自慢している歯科医は根本的に間違えている。
本来は歯を残すための、根管治療などが評価されるべきですよね。私は最後の手段としてインプラント手術を行なうこともありますが、まず歯を残すことに全力を尽くします。患者さんも気づいてほしいんですが、一般的な医療で安さを競うのは異常ですよね。美容整形とインプラントぐらいでしょう。
そういうメンタリティの歯医者に手術を受けて、痛い目にあうというのは自業自得な面もあります。週刊ポストの記事に意味があると僕が感じるのは、こういった危険な落とし穴を一般の人が理解することに繋がるからです」
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