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(回答先: 「警察を呼んでくれ」夫は叫び、妻は遺書を書いた 低年齢化するゲーム障害「さらに加速する」と専門家(東京新聞) 投稿者 蒲田の富士山 日時 2023 年 3 月 25 日 07:25:25)
2023年5月2日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/247416
回転ずし店などで撮影された迷惑動画が交流サイト(SNS)に投稿され、炎上する事態が相次いでいる。投稿者は未成年が多く、名前や通学先の校名など個人情報がインターネット上にさらされ、退学に追い込まれたり、逮捕されたりするケースも出ている。さいたま市の少年の身に起きた炎上騒動などを例に、子どもとネットの問題を考えた。(渡辺真由子)
◆「道徳心やモラルを養えなかった」
東日本大震災から12年の今年3月11日、震災の犠牲者を嘲笑する少年の動画がインスタグラムにアップされた。「死んでしまった人はお墓で聞こえないと思うがww」。少年は、24時間後に削除される「ストーリーズ」機能を使ったとみられるが、500万回以上再生。一方、少年の名前や高校名、部活動など個人情報が徹底的に暴かれた。少年が着用していたシャツのエンブレムから特定が進んだようだ。
少年が通うさいたま市内の高校には苦情の電話が殺到した。翌12日午前、高校はホームページに「不適切な動画で多くの人を不快にさせた」との謝罪文を掲載。教頭は取材に「外部講師を招きSNS教育はしていたが、今回はネットリテラシー以前に、道徳心やモラルを養えなかった問題の方が大きい」と答えた。
20代の女性は大学生時代の3年前、アルバイト先の飲食店の厨房ちゅうぼうで調理器具をなめるしぐさをする写真をツイッターに投稿し、ネット上で名前や大学名を割り出された。大学は辞めざるを得ず、親も精神的に追い詰められたという。
支援団体を通じて取材に応じた女性は「友達と盛り上がるだけのつもりだった」と当時の自分を顧みた上で、子どもたちに呼びかける。「ネットは誰でも見られるという事実を理解していなかった。炎上すれば匿名性などない。子どもたちには、本名を出せるぐらいの内容でなければ投稿しては駄目だと教えてほしい」
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◆「タブレットの配布はリテラシー教育をしてから」
専門家の間では、ネット上にあふれる情報を適切に活用する「ネットリテラシー」の必要性が叫ばれている。
全国ICTカウンセラー協会の安川雅史代表理事は、未成年者らによる炎上騒動について「過去の炎上例を紹介し、子ども自身が自分に置き換え、漠然とした遠い話でなく身近で危険な話として考えてもらうことが大事」と指摘。学校現場では1人1台のデジタル端末が用意されているが、「タブレットの配布はリテラシー教育をしてから渡すべきだ」と注文する。
法政大の坂本旬教授(メディア情報教育学)も「米国ではネットでの炎上例を用いた教材で『なぜ炎上したか』を子どもたちに議論させる。日本でもやるべきではないか」と提案する。
ネットリテラシー問題に取り組む竹井庸子都議は「炎上事例が多数発生している今、各自治体はリテラシー教育に力を入れてほしい」と訴える。
ITジャーナリストの高橋暁子氏は「社会的制裁として炎上し個人情報はネット上に残る」と警鐘を鳴らした上で、「炎上の具体例を基に、ネットは誰でも見られると繰り返し教えるしかない」と強調する。
ネットリテラシー インターネット上の情報を正しく判断し、安全に使いこなすための知識や能力。ネットリテラシーが不足していると、気付かぬうちに個人情報流出や著作権の侵害、ウイルス感染の危険性があり、被害者にも加害者にもなり得る。総務省は、世代や習熟度に応じた教材づくりを目指し、今夏にも工程表をまとめる。
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