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イギリス研究チームの論文発表である。2008年から行われたHPVワクチン接種について、2006年から2019年までに子宮けい癌と診断された人や一歩前段階にあると診断された人のデータを使い、世代別に癌羅患率を調べワクチンの有効性を調べたという。 結果は、接種した世代は接種していない世代に比較し、ガン羅患リスクがかなり低かったとしている。
新聞の書き方ではほとんど詳しいことがわからなかった。しかし、子宮けい癌になる人が多くなるのは20代後半とされていることが書いてあり、それならば12-13歳の人は接種されてから多くとも12年しか経っておらず、この研究チームの報告を不十分な形で新聞に掲載するのは、全く不適切でしかないことを物語っており、HPVワクチン接種を全面的に行いたい方向を支援する目的のものではないかと受け止められるのではなかろうか。
効果評価が急がれる課題において、なんとか早く効果予測を行うのは望まれる。したがって、限定された期間内でもどの程度効果がみられているかは、正しく研究されるべきもので、対象をくわしく分析して詳細なものを示して限定的でも評価できる部分を示すことこそが大事であり、それこそが科学的な求められる報道であろう。単に結果部分だけを紹介するのは、全くの誤りといってよいのではなかろうか。
詳細は、とにもかくにもランセット論文を読まねばならないであろうが、いずれにしろ充分なHPVワクチン効果評価には時期早尚で、かなり限定的なものであろうと思う。
(引用:朝日新聞)
<HPVワクチン がんリスク87%減>
子宮けい癌の原因となるヒトパピローマウイルスの感染を防ぐHPVワクチンについて、2-13歳のときに接種した世代は、接種していない世代と比べて子宮けい癌になるリスクが87%低かったとする研究結果を英国の研究チームがまとめた。英医学誌ランセットに3日掲載された。
イングランドでは2008年から12-13歳の女性を対象にがんを起こしやすいHPVの16型と18型の二つの感染を防ぐワクチンの接種が始まった。08-10年には14-18歳の女性も接種の対象に加えた。
研究チームは国のデータベースを使い、20-64歳の人を対象に、06年1月から19年6月までの間に子宮けい癌と診断された約2万8千人と、癌の手前の段階と診断された約32万人を抽出。世代別に分け、がんの羅患率を比べ、ワクチンの有効性を算出した。その結果、接種していない世代と比べ、12-13歳で接種した世代は子宮けい癌のリスクが87%低かった。14-16歳で接種した世代は62%、16-18歳で接種した世代は34%、それぞれ低かった。研究チームはワクチン接種によって将来の子宮けい癌の患者数が減ると予想している。(後部略)
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- 接種勧奨の呼びかけ再開 研 2021/11/13 10:38:50
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