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〜癌はペントース・リン酸化回路で育まれる!(その4)〜
解糖系、
その、
う回路的回路
「ペントース・リン酸回路」の亢進が
嫌気的解糖作用の亢進、
すなわち癌の発症と
癌発症後の
癌細胞増殖に大きな役割を
演じていることは、
既に、書いた。
「ペントース・リン酸化」回路は、
糖質の過剰摂取で
引き起こされること、
そして、
なぜ、
糖質の過剰摂取が、
「ペントース・リン酸化回路」を
亢進させるのか?
それも書いた。
今回は、
癌の予防、
すなわち
「ペントース・リン酸回路」を
亢進させない予防法を書いてみよう!
まずは、
当たり前だが、
「糖質制限」徹底することが
あなたの食の基本になる。
繰り返すが、
生体内において、
ブドウ糖の蔓延を
引き起こさないことが
最重要課題となる。
別の言い方をすれば、
高血糖状態
(ストレスにさらされないことも含む)を
引き起こさないことが重要になる。
生体内におけるブドウ糖の蔓延が、
「ペントース・リン酸化回路」を
亢進させるのである。
高血糖がなければ、
「ペントース・リン酸化回路」は
亢進する動機と術を失い、
休眠状態に入り
出番を失う。
彼らの出番は、
あなた自らが
あなたの間違った食で、
導かれるのである。
あなたが指揮命令しているのである。
したがって、
運だとか、
家系だとか、
そう言った
不確かなるものが
原因とはならないのである。
この悪しき回路を黙らせるも
発情させるも
あなた次第である。
さて、
なぜ、
糖質三昧の人が、
癌に導かれるのか?
そのことについて、
既に何度も書いているから
今更、
説明の必要はないだろう。
いまだそれに触れてない方は、
私の過去の膨大な癌関連投稿を覗いて
頂ければ理解は深まるだろう。
さて、
我が国の癌患者の傾向を
俯瞰してみよう。
大まかだが、
ある種の傾向が見えてくる。
そして、
あなたがどのタイプに
カテゴリーされるのか?
自分に置きかけて考えて欲しい。
そうすることで、
未然に癌発症を防ぐことが
可能になる。
無知や間違った知識が、
いつの時代も
人間を不幸のどん底に
陥れるのである。
権威から流れる
栄養学や健康法や医学は、
ご存知のように、
まったく役に立たない。
役に立たないから、
これだけ、
医療ビジネスが興隆するのである。
この世界の
この社会の
この医療界の
基本構造を理解できない場合、
権威が標榜する
権威医療の術中に嵌り、
あなたは、
権威医療のシナリオを
素直になぞることになるのである。
そういった、
権威の偽情報を拒否することで、
癌を遠ざけることが可能になる。
さて、本題に戻ろう!
権威医学では、
正式な癌の定義はされていない。
したがって、
医師免許をもった人物が、
個人の主観と裁量で、
「癌」という診断を下せるのである。
先日も、
私の知人が、
何年か
前から乳がんの宣告を受け、
昨年の初頭には
末期癌との診断をされた
女性がいる。
その彼女が、
病院を変え、
その癌を採取して
検査した結果、
癌ではなかったという驚愕の事実が
露わになったのである。
本人いわく、
「癌でなかったのは、
正直うれしい、
絶望から、
救われた気持ちだ。」
「ただ、癌でない私を
速効で、
癌のレッテルをはり、
やれ手術だ、
やれ抗がん剤だ、
やれ放射線治療だ
やれホルモン療法だ
といって大騒ぎした
医者達が憎い!」
「あのときの恐怖に怯え
絶望の淵にいた私の
気持ちは、
あの馬鹿な医師としての
決定的なスキルに欠けた医者達には
理解できないだろう!
本当に悔しいし
あの連中が憎い!
私と同じ気持ちを味わえ!
といいたい!」
とのこと・・
ごもっともである。
乳がんにこの手の話は、
多い。
癌の定義がないことが、
こういった事態発生の
要因のひとつになっているのも事実である。
さて、私の記事を読めば、
癌の発症の機序は
ひとつではなく、
様々であり、
それなりの多様性が
あることをあなたは、
知ることになるだろう。
癌発症の機序は、
いくつかの大まかな
機序にわけられるのである。
蛇足だが、
日本では痩せの糖質大食いさんの癌発症が
現時点では、
一番多いが、
欧米では肥満型の癌が
ひじょうに多い。
この違いについては
別の機会に言及しようと思う。
さて、大まかな傾向と顕著な例を以下に記す。
ちなみに、
肥満体でも、
やせ型でもないタイプの人の癌発症は、
現時点では、
癌発症数が少ないことになっては、いる。
(俺は肥満していないし、痩せてもいないから
癌になりにくいんだ、なんて子供じみた考えは、
やめるべきだろう。癌になりたくなければ、
まずは高血糖を阻止、すなわち糖質制限を
行うべきなのは言うまでもない)
@痩せの糖質大食いさんの癌
(体質的に臓器の上皮細胞
のブドウ糖に対する感受性が強い方)
A痩せの糖質大食いさん(糖尿病患者)の癌
(体質的に臓器の上皮細胞
のブドウ糖に対する感受性が強いが、
あまりにも糖質過多なので、
癌になる前に、
臓器の上皮細胞のブドウ糖の取り込みが
追いつかず、高血糖が持続して、インスリンも枯渇
するタイプ)
B肥満体で、糖尿病を患っている方の癌
(高糖質・高インスリン型)
C肥満体で、糖尿病ではない方の癌
(高糖質・自前のインスリン型)
※なお、当たり前だが、
糖尿病患者で、
糖質制限をやっている方では、
ほとんど癌患者は見当たらない。
しかし、
従来型の糖尿病治療をやっている
「高糖質・高インスリン療法」の糖尿病患者さんは
高率で癌の罹患者になっている。
このことは、極めて重要で、
注目すべきポイントである。
さてそれぞれの特徴を示そう。
@痩せの糖質大食いさん
インスリンの分泌がうまれつき
少なく癌発症における
インスリンの関与が少ないタイプの
癌患者と言える。
彼らの特徴としては、
生まれつき、
臓器の上皮細胞の
ブドウ糖に対する感受性が強いことと、
生まれつき
追加インスリンの分泌が脆弱なことが
特徴としてあげられる。
痩せの糖質大食いさんの場合、
食の中心が糖質となるので、
例によって
以下のような偏った栄養状態になる。
これは、
まさに質的な「栄養失調状態」である。
ただ、だまし、だまし生活していて
すぐさま栄養失調で、
死ぬわけではないが、
時間の問題で、
癌になるという状態である。
日本人の疾患蔓延の
ヘビの生殺し
皮肉なことだが、状態の本質は、
糖質過多とたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル不足で
引き起こされている。
まさに、
「生かさず、殺さず」
殺す場合の浮上するのは
ご存知「癌」である。
糖尿病や高血圧や脂質異常等は、
リピート顧客を対象にした
ルート・セールスで
これをセールスの世界では、
量のセールスと言う。
アマウント・オブ・セールス。
ただこのセールス(疾患)は、
一気に巨大な売上を稼げない
デメリットがある。
一方、一刀両断に、
合法的に院内で殺人を行うのが、
癌治療である。
こちらの患者は、
長持ちしないから、
営業の世界では、
質の営業、
クオリティ・オブ・セールス
と呼んだり、
スポット営業とか呼ばれ、
短期間に莫大な売上を稼ぐことが可能になる。
セールスの世界で言えば、
住宅の販売や、
車の販売に相当する。
このセールス手法は、
医療の世界にも導入され、
製薬会社のメリハリの利いた
売上の一翼を担っている。
慢性疾患系統の
薬で売上が稼げない時は、
抗がん剤等の力のある金額商材で、
売上を補てんするのである。
営業会社はどこも
似たようなことをやっているのである。
しらないのは、癌患者だけである。
話がビジネスの話に逸れてしまったが、
話を戻す。
この糖質過多と必須栄養素不足が
癌をはじめとする
様々な疾患の原因になることは、
あなたにも簡単に理解できると思う。
そのような、
糖質過多で必須栄養素不足を
日常的に行っている生物が
人間以外にもいる。
それはもちろん、
我々の仲間である哺乳類等ではなく
下等な原核生物等
バクテリアのような細菌類である。
たとえば、大腸菌であり乳酸菌等であり、
彼らはせっせと糖を取り込み
せっせと乳酸を吐きだしている。
人間も糖質を食うと、
結果的に乳酸が誕生するので、
細胞が酸性に傾く。
たとえば、癌だけではなく、
細菌性の感染症の場合、
ブドウ糖点滴を不用意に行ったり、
(脱水ならリンゲルで充分である)
ゼリーやプリンやバナナ等の
糖質を鱈腹食わせる馬鹿な医者がいるが、
細菌に餌を与えているコト
火に油を注いで
マッチポンプしていることを
意識していないようである。
とにかく、
原核生物は、
糖を摂取して、
彼らなりの生命と生活を営んでいるのである。
これに関しては、
既に昨年12月に旅立たれた安保先生は、
「癌はヒトが原核生物に先祖がえりする
誠に奇妙な現象で、
まさに、興味深い疾患である!」と
述べていましたが、
糖質主体の食性はまさに、
原核生物のそれであり、
安保先生の指摘は、
的を得ています。
原核生物(癌)になりたければ、
原核生物の好む
糖質を食えば願いは
叶うということである。
我々は、魚や鳥類にはなれないかもしれないが、
原核生物には、
糖質過剰摂取で、
なれるのである。
食の影響力は
あなたが想像するより
偉大な力を持っているのである。
話を戻す。
日本人の慢性疾患患者に蔓延する
藤川先生の言うを今一度紹介する。
「質的栄養失調」
糖質過多>たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル不足
糖質の栄養価はゼロであるが、
悲しいかな糖質が
体内に摂取されると
糖質はブドウ糖にまで分解されるが、
この「消化・吸収段階!」で、
既に、
重要な栄養素の
たんぱく質や脂質や
ビタミンやミネラルを「浪費!」してしまう。
だから、この時点で、
痩せの糖質大食いさんは
既に、
質的栄養失調
(糖質過多、「たんぱく、脂質、ビタミン、ミネラル不足」)に陥り
倦怠感に満ちているのである。
さらに、今度は、
ブドウ糖が解糖系で代謝されて、
好気的解糖を行う時も、
ブドウ糖から始まる機序において、
「ブドウ糖」⇒
⇒解糖
⇒ピルビン酸
⇒アセチルCoA
⇒クエン酸回路
⇒電子伝達系⇒「ATP 38分子」
電子伝達系まで行けなくなる。
というか、
アセチルCoAにさえ行きつけない。
乳酸どまりで終焉する。
理由は糖質摂取で浪費しているビタミンB1が
決定的に不足しているからである。
ビタミンB1が不足すると、
ピルビン酸が全部乳酸になってしまい。
乳酸どまりの「ATP 2分子」で
終焉するのである。
ようするに、
ピルビン酸⇒アセチルCoA に行けなくなるのである。
結局、糖質を摂取すればするほど、
ビタミンやミネラルが無駄に消費され、
摂取した糖質全量が、
全量、乳酸に化けて、
「ATP 2分子」止まりになるのである。
まさに、
糖質恐ろしや、
食の負の連鎖
栄養の負の連鎖を引き起こし、
やせの糖質大食いさんを
ジワジワと癌に導くのである。
結局、
糖質過多であれば、
すぐに腹が減り、
また糖質に飛びつく、
また腹が減り
糖質に飛びつく、
糖質の永遠の負の連鎖の結果が、
癌の発症と言う
悪しき結果をもたらすのである。
http://orthomolecule.jugem.jp/?eid=863
ガン征服の鍵はビタミンBだ 精神科医こてつ名誉院長のブログ
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/347.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2017 年 1 月 30 日 21:01:30: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
細胞内はこうなると、
乳酸地獄で、
細胞は酸性に傾き、
炎症が惹起。
慢性炎症疾患が発症する。
この状態で、
細胞内の
ペントース・リン酸化経路は、
今か今かと、
亢進の機会を
虎視眈々と窺っている状態になるのである。
まさに、糖質がビタミンを破壊し、
糖質が乳酸を呼び、
乳酸が炎症を呼び、
糖質と乳酸と炎症が「ペントース・リン酸化回路」を
刺激し亢進させ覚醒させる。
痩せの糖質大食いさんの「癌発症プログラム」を
シナリオ通り完結させることになるのである。
Aやせの糖質大食いさん(糖尿病)の癌
この場合も、従来の
高糖質・高インスリン治療では、
高い確率で癌の発症傾向が見られる。
このタイプの人は、
やはり、もともとインスリン分泌が脆弱だが、
臓器の上皮細胞のブドウ糖取り込みも、
当初は旺盛なので、肥れない。
しかし、臓器の上皮細胞の
ブドウ糖取り込み能力の限界を
超えるブドウ糖の供給があるばあい、
臓器上皮細胞のブドウ糖取り込み
能力を超えてしまい、
高血糖が持続してしまい
糖尿病の診断を下され、
高糖質・高インスリンに導かれるタイプである。
インスリンは、全身の細胞に、
ブドウ糖の取り込み亢進の
指令を出し、
臓器の上皮細胞の嫌気的解糖作用の亢進を
強烈に促す。
さらに、インスリンは活性酸素を大量発生させ、
活性酸素は
臓器の上皮細胞の嫌気的解糖作用の亢進を促し、
臓器の上皮細胞の炎症を促し、
ペントース・リン酸回路を刺激し亢進させる。
このように、
痩せの糖質大食いさん(糖尿病患者)の癌は、
育まれるのである。
A肥満型の癌の場合(糖尿病患者の場合)
この場合は、
インスリン分泌がそれなりにあり、
肥満してから
たび重なる過剰なる糖質摂取により、
インスリン抵抗性が高まり、
最終的にインスリン分泌機能が低下して
糖尿病に移行するパターンが多い。
この場合、
従来の糖尿病治療である
高糖質・高インスリン治療を行うと、
インスリン投与が、
臓器の上皮細胞のブドウ糖取り込みを
亢進させ、
インスリン由来の活性酸素が、
臓器の上皮細胞の炎症を促進し、
インスリンと活性酸素の相乗効果で、
解糖系の「ペントース・リン酸化回路」を
刺激し亢進させ、
癌発症に至るケースとなる。
B肥満型の癌の場合(糖尿病患者ではない場合)
肥満型の人で、
糖尿病を経ないで、
直接、
癌に行きつく場合であるが、
この手の人の、
インスリン分泌は生まれつき旺盛で、
高糖質・高インスリンが、
産まれてから、
人生の大半を占めている。
当初は、
臓器の上皮細胞の感受性が弱いので、
自前の旺盛な追加インスリンの作用で、
ブドウ糖を取り込み中性脂肪に変換して
ブドウ糖の蔓延を防止するが、
旺盛な追加インスリン分泌由来の活性酸素が、
臓器の上皮細胞のブドウ糖の取り込みと、
臓器の上皮細胞の炎症の惹起を促し
解糖系のペントース・リン酸化回路を刺激し、
亢進させ、
癌発症に至るのである。
以上、日本人の癌患者の
大まかな機序を指し示した。
食はその人の知性、知識、良識、人生観、幸福感の
反映である。
三食、
菓子パン&コーラ、
カップ麵&大福、
コンビニの弁当&バナナ&缶ビール
なんかで済まして、
「おお!今日はカネが浮いた!」
と狂気しているような
輩に、
知性、知識、良識、人格、人間としてあるべき生き方、
人間としてあるべき姿を見ることは、
私はできない。
かといって、
朝から健康オタク全開で
サプリ、トクホ、健康食品、
栄養補助食品等を摂取しまくる
不健康な人に、
知性や良識は感じることはできない。
癌になるのも
糖尿になるのも
動脈硬化になるのも
脳卒中になって障害者になるのも
心筋梗塞で命をおとすのも、
認知症になって家族に嫌がられて、
鬱になって家族に嫌がられても、
それは、身から出た錆である。
自分の身は自分で守るしかないのである。
天は自らを助くる者を助く
最後は
その人の知性、良識、気付きの力、
人間力がモノを言うのである。
人間力の源泉は、
決して、
権威に迎合するような
愚か者の心と身体には、
私の言う「人間力」は、
ないのである。
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