http://www.asyura2.com/16/health18/msg/267.html
Tweet |
ビールを飲んでも飲んでも腹が凹む法
【第2回】 2016年12月28日 小林一行
「ダイエットができない人」の3つの特徴
今年こそはダイエットを始めよう!と元日誓いを立てては毎年挫折…などという経験に身に覚えのある人も多いのでは。じつは、ダイエットが続かない人には共通する特徴があるのです。今回も、『ビールを飲んでも飲んでも腹が凹む法』(三笠書房)著者のダイエットコンサルタント・小林一行氏にレクチャーしていただきます。
男の肥満と40代後半以降の女性の肥満は
「死」に直結する!?
太り方にも、2つのタイプがあるのはご存じですか?
1つは「内臓脂肪」と呼ばれる脂肪がつくタイプで、男性や更年期を過ぎた女性に多い傾向があります。「内臓脂肪」がたまると、文字通り胃腸など内臓まわりに脂肪がついてお腹がポッコリ張りだすため、「リンゴ型体型」になります。
もう1つは「皮下脂肪」と呼ばれる脂肪がつくタイプで、更年期前の40歳前半以前の女性に多い傾向があります。「皮下脂肪」は下半身に多くつくため、「洋ナシ型体型」になります。
内臓脂肪と皮下脂肪のどちらが多くつくか? それによって、体型に違いが出るだけでなく、「生活習慣病のリスク」にも大きな違いが出ます。
「皮下脂肪」は皮膚の下に蓄積され、普段は使われることのない脂肪です。主に女性が出産という大仕事をするのに備えて蓄えられる脂肪で、一度蓄積されると落としにくい代わりに、健康への大きな害はありません。
もう一方の「内臓脂肪」は、ジェル状の脂肪であり、常に血液中に溶けだしています。すでに溶けでているだけあって、運動などで燃焼させやすく、落としやすいのですが、早急に燃焼されなければ、だんだん血管に付着していってしまいます。それはやがて動脈硬化や、高脂血症、高血圧、糖尿病など、死に直結する深刻な病気を引き起こす恐れがあります。
つまり、命を落とすリスクのある脂肪なのです。
だから本当は、「やせたい」ということ以上に、命にかかわるリスクを減らすためにもダイエットは必要なのです。そこをよく心得てください。
ダイエットが続かない人には
共通する特徴がある
「ダイエットがうまくいかない人」、つまりダイエットに挫折しやすい人には、大きく分けて3つの特徴があります。
まず1つ目は、「熱しやすく冷めやすいタイプ」です。
このタイプの人は、テレビや雑誌のダイエット特集を見たり、太った自分の写真にショックを受けたりしたとき、瞬間的に「よし、ダイエットするぞ!」と決意します。
小林一行 著 三笠書房刊 580円+税
そして「糖質制限もやろう、ランニングもやろう、ジムにも行こう、ストレッチもやろう」と、あれもこれもと、たくさんのダイエット法に手を出します。結局、途中で飽きたり、多過ぎて時間が足りず1つでもできなくなると、あとは雪崩を打つようにいっせいに全部の習慣をやめてしまうわけです。「興味を持つと一直線だが、いったん興味を失うと知らんぷり」というタイプといえるでしょう。
2つ目のタイプは、「完璧主義」です。
これは日本人に非常に多いタイプで、ダイエットの指導をしてきた立場からいえば、「私は、そんなことはない!」と主張する人の多くが、実際はこのタイプに当てはまっていました。彼らは、例えば「スクワットをしましょう」というと、「膝は何度の角度に曲げますか?」「最低何回やらないといけないのですか?」などと細かい説明を聞きたがります。
そして「膝は90度くらいに曲げます」といえば、三角定規で測らんばかりで、「30回」といえば、毎回きっちり30回やり、「ウォーキングは1日30分程度」というと、ストップウォッチで正確に30分を計るのです。
これが実行できている間はいいのですが、たった1日でもできない日があると、「ごめんなさい! 今日はできませんでした! 私はやっぱりダイエットできないダメな人間です!」と、自分を全否定してしまいます。
決めたことをきっちりやろうとする姿勢は素晴らしいのですが、できないときに自分を否定し、モチベーションが下がってしまって挫折することが多いのです。
3つ目のタイプは「青い鳥症候群」です。
このタイプの人は、さまざまなダイエット情報に詳しく、知識も豊富なのですが、「もっと自分に合った、いいダイエット法があるに違いない!」といって、なかなか実行に移しません。テレビやネットでは、「今までのダイエットはもう古い。この方法なら、ラクに1ヵ月で5sやせられます」などと新しい方法が日々、次々と紹介されています。「青い鳥症候群」タイプの人は、こうした宣伝文句に振り回されてしまい、結局どれをやればいいかわからなくなってしまうのです。
3つのタイプに共通するのは、みな「思い込み」に支配されているという点です。「全部やらなければいけない」「完璧にやらなければいけない」「自分に一番合ったものでなければいけない」……、はっきりいって、どれもダイエットを継続するには邪魔なものばかりです。
「できなくても自分を責めない」
「回数を減らしてもいいから続ける」
「やる気がないときは適度にゆるくやる」
こんなふうに、自分に対してもっともっと寛容になりましょう。
完璧さを手放し、できなかったことに意識を向けるのをやめましょう。
そして、継続することに意識を集中させることが、ダイエットの成功には大切なのです。
明日は最終回。「家飲み」なら太らない、「深夜メシ」は必ず太る、というダイエットにおける思い込みを正します。乞うご期待!
http://diamond.jp/articles/-/112731
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 不安と不健康18掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。