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異常なクリスチャンの習慣、日本だけ?大量摂取は危険?ホルモン剤漬けで不健康な鶏
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17499.html
2016.12.19 文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事 Business Journal
11月以降、日本中どこに行っても「クリスマス」一辺倒です。「日本人にはこんなにもクリスチャンが多かったのか」と、皮肉な思いを抱くのは筆者だけでしょうか。
さらに、その浮かれ具合を助長しているのがチキンの消費量です。年間を通してもっとも多くチキンが消費されるのは、いうまでもなくこのクリスマスの時季です。そしてクリスマスにチキンを食べる習慣がある国は、世界でも珍しいという指摘もあります。しかも、そのなかにクリスチャンは多くないはず。何がなんだかわからない状態ですが、この習慣をつくりだしたのは、アメリカから来た某洋風から揚げチェーンです。国全体がまんまと策略にひっかかっております。
年間を通して、日本中で一番鶏肉を消費している都市は、福岡市です。続いて熊本市、広島市、大分市、鹿児島市の順。こうしてみると、圧倒的に九州の都市が多いですね。筑前煮(九州では「がめ煮」といいますが)や、水炊きをよく食べるからでしょうか。ちなみに、鶏肉生産量全国第1位は鹿児島県、第2位は宮崎県と、やはり九州勢が強いです。
鶏のから揚げを考案したのは、東京・銀座の三笠会館の前身である「食堂・三笠」の料理長だといわれていますが、から揚げがヒットしたのは大分県の中津市や宇佐市のようです。これらの市では、今でもから揚げ専門店がひしめき合っているということですから、今やもうから揚げが地元に定着した感があります。大分には、鶏肉の天ぷら「とり天」もありますし、宮崎には炭火で黒く焼きあげる「地鶏焼き」という名物料理もあります。こうしてみると、九州での鶏肉の消費量が多いこともうなずけます。
日本全体でも、鶏肉の消費量は伸びています。1世帯当たりの鶏肉の年間消費量は、2004年には10.849kgだったのですが、14年には15.493kgになっていますから、10年間で約4.6kgも増えたことになります。理由としては、鶏肉が牛肉や豚肉に比べてヘルシーであるという認識が広まったことと、なんといってもほかの肉より価格が安いということもあるでしょう。100g当たりの単価でいうと、牛肉が約320円、豚肉が約140円であるのに対し、鶏肉は約94円と格段に安いです。家計が厳しくなっているなか、食費にもなるべくお金をかけないようにするには、牛豚肉より鶏肉と考える方が多いのかもしれません。
■生食は食中毒の危険大
しかし、その鶏肉の生産には、大きな疑問がつきまといます。これだけの消費量を支えるためには、大量に鶏肉を生産できる体制が組まれなければなりません。その大量生産を可能にしているのは、品種改良と化学薬品です。以前は誕生から出荷まで4〜5カ月を要したのですが、最近はなんと1カ月半(6週間)で体重が3kg近くまで成長するようになり、出荷されています。
飼い方も、いわゆる「密飼い」という状態で、病気になる確率も高いためエサには抗生物質が混ぜられています。成長を促進するためのホルモン剤も投与されています。さらに、効率を上げるために、人工的な光を当てることで、わざと鶏の生体サイクルを狂わせて食欲を増進させるということも行っています。狭い鶏舎に閉じ込められているため、ほとんど運動ができず、ブクブクと太って不健康な状態になってしまいます。太りすぎて自分の体重を支え切れない鶏もいるそうです。
またこれはアメリカのデータですが、スーパーマーケットなどで販売されている鶏肉の83%がカンピロバクター菌や、サルモネラ菌に汚染されているというのです。日本では、そんなことは起きていないと信じたいですが、どちらも激しい食中毒を起こす菌なので、鶏肉や卵を食べる場合は、安全性が確認できているもの以外は十分に加熱する必要があります。
ちなみに卵を生のまま食べるのも、世界広しといえども日本人だけです。外国の方からみると気持ち悪いそうです。とはいえ、筆者も卵かけごはんや、たまのすき焼きの際には生卵につけて食べます。親子丼の中央に生の卵黄をのせるのも大好きです。そのように、生卵を好む人が多いので、日本の卵は基本的に殺菌してありますが、外国では通常は殺菌されていないので、海外旅行などの際には間違っても生卵を食べるようなことはしないように気をつけてください。食中毒になることもあり得ます。
最近は、海外から輸入される鶏肉も増えてきました。アメリカをはじめとして、ブラジル、中国、タイなど、さまざまな国から鶏肉が輸入されており、そのほとんどが外食産業やコンビニエンスストアの弁当など「中食」の食材として使われています。
筆者は、ブラジルから輸入された鶏肉が外食産業で使われている現場に居合わせたことが何度もありますが、パックの封を切った途端に、なんとも言い難い悪臭が漂います。なぜ、そんなにおいがするのかわかりませんが、とにかく独特の臭いです。とてもではないが、「こんなものは食べられない」と思うのですが、水に溶いた衣をまぶして揚げてしまうと、その衣の香りと強烈な味で、元の肉の臭気がわからなくなってしまうのです。迂闊に外食で安い鶏肉料理を食べると、そのような肉を食べることになってしまうかもしれませんから、気をつけたほうがいいですね。
博多で水炊きの老舗に行くと、鶏肉はこんなにもおいしいのかと思いますし、東京の湯島に古くからある鶏料理屋で「鶏すき」や「鶏なべ」を食べると、「絶対にまた来よう」と思うほどの逸品です。
鶏肉もやはり、良いものを少量食べることがいいのだと思います。クリスマスに、ゲップが出るほどチキンを食べる愚かさに、早く気づいてほしいものです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)
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