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頭部全体にわたって毛髪が薄くなる症状に悩む30〜40代の女性が増えているという (※写真はイメージ)
30〜40代女性に薄毛の悩み急増…男性とは違う特徴とは?〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161201-00000094-sasahi-life
週刊朝日 2016年12月9日号より抜粋
女性の薄毛の悩みは、今や30〜40代にも及んでいる。仕事や子育て、介護といった心身の疲れによるホルモンバランスの崩れやストレス、さらに食生活の乱れや睡眠不足などが原因とみられる。薄毛改善の奮闘ぶりと、専門家のアドバイスを紹介する。
「びまん性の薄毛」
女性に多い、頭部全体にわたって毛髪が薄くなる症状だ。これに悩む30〜40代が増えているという。
「男性の場合、頭髪の左右の生え際や、つむじのあたりに顕著な脱毛が見られます。女性は要因はさまざまですが、びまん性の薄毛が大きな特徴です。男性のように分け目を変えても薄毛が全体に広がっているので、見た目の解決にならないという人が多いです」
こう説明するのは、薄毛治療専門の銀座HSクリニックの北嶋渉院長。
「鏡で見たときに、頭頂部や分け目の薄さが気になる」「薄毛のせいで実年齢より老けて見える」など、クリニックを訪れる患者の悩みは絶えない。びまん性薄毛の原因について、北嶋院長は、老化や産後のホルモンバランスの変化、貧血、内臓疾患、ストレス、過度のダイエットなどを挙げる。
一方で、
「まれに膠原(こうげん)病などの全身疾患が原因の患者がいますが、ほとんどの場合は原因を特定するのが難しいです。ストレスを数値化できないこともその理由です」(北嶋院長)
リクルートライフスタイルの2014年2月の「薄毛に関する意識調査」によると、20〜59歳の男女2万203人(男性1万169人、女性1万34人)が回答し、女性は30代から薄毛に悩む人が増え、40代以降は女性のほうが男性よりも気にしていることがうかがわれる。
「新規来院患者の男女比で言えば、ここ3年間は、女性の割合が増加傾向です。12年までは2割だったのに比べ、13年以降は3〜4割と上昇しています」(同)
では、薄毛に悩む女性たちは、どのような“努力”を重ねてきたのだろうか。
甲状腺の機能が低下する、軽症の橋本病を患っているクリエーターの湯川奈緒子さん(仮名・47歳)は、10年前のある夜、バスルームの鏡に映った頭のてっぺんの薄毛に驚いた。
「ホルモン療法をしていないのに、薄毛が目立ち、全体に広がっていて……。誰にも相談できず、悶々(もんもん)としていました。同居中の彼が使っていた男性用育毛剤で頭皮マッサージをしましたが、あまり効果がなく、シャンプーをオーガニック系に替えたり、頭皮のヘッドスパを試みたりしました。5年前には女性用育毛剤の『リアップリジェンヌ』(大正製薬)を使用したところ、ついに1カ月でてっぺんに産毛が生えてきて! 朝晩2回使用すると、半年後には鏡を見ても気にならない程度に回復しました」
小学校教諭の菊川真由子さん(仮名・45歳)は2年前から分け目の地肌が目立ってきた。身長が150センチで、頭の地肌を周囲の目線にさらす機会が少なくない。薄毛を改善する方法をネットで探した。
「プラセンタ(胎盤エキス)が効くそうですが、頭皮へのプラセンタ注射は痛そうです。そこでプラセンタ含有のコスメで定評のある会社の育毛剤を半年前から使ってみたら、髪の根元からしっかりと立ち上がるようになりました。分け目の薄毛も少しずつ目立たなくなり、ボリュームがアップしたように見えます。頼りになるので、しばらく使ってみます」
4年間に5千人以上の頭髪を診断した毛髪診断士の大川あつ子氏は、育毛剤やプラセンタの効果を次のように語る。
「男性と女性では、薄毛の原因が違うほか、ヘアサイクル(毛周期)も違いますから、男性用育毛剤を女性は使用しないほうがいいですね。日本皮膚科学会が公表するガイドラインによると、『リジェンヌ』はミノキシジルという有効成分が含まれていますから、女性の薄毛にも最も効果が期待できるとされています。育毛剤は1日2回、毎日使って、半年ほどで効果がみられると考えるといいでしょう。プラセンタは女性ホルモンの働きをアップする効果があるとされています」。錠剤などでプラセンタを摂取するのも有効だそうだ。
髪本来のパワーをよみがえらせる働きがある薬草ヘナのケアで、半年で薄毛を改善したのは、銀座のクラブオーナーママの林真央さん(仮名・48歳)。31歳のときに離婚が原因で頭髪が真っ白になった。それから黒髪に染めていたが、10年前にオーナーママになってから、和装のヘアセットで頭皮に負担がかかるように。数年前から前髪が薄くなり、枝毛や白髪も増えた。3年前には橋本病を患い、現在治療中だ。
「今年の春ごろ、薬草ヘナを知り、毎月1回、ヘナ専用のサロンでケアをしてもらっています。初回の翌日、セットで訪れた美容院から『髪の毛一本一本に立ち上がりがある』と驚かれました。ヘナにはデトックス効果があるせいか、頭痛も緩和されました。現在は、月1回のヘナ染色のほか、毎日ヘナのオイルでマッサージをしています。シャンプーもエッセンスもヘナエキス入りを使っています」
ヘナの効用について、林さんを担当するヘナ専用のサロン美容師が次のように話す。
「5千年の歴史を持つインドの伝承医学・アーユルベーダでは、ヘナは万能の薬草です。葉を採取して頭髪に使うだけでなく、やけど(1度、2度程度)、すり傷などの傷の手当てに使われています」
ヘナに含まれるローソンという成分が、髪の毛の奥に浸透して、傷んだ部分を修復してくれるトリートメント効果があるほか、髪への修復作用、解毒作用、染毛作用を発揮するという。
「薄毛の治療そのものではなく、自然治癒力を促し、髪本来の力を高めてくれます。そのため根元からボリュームがアップします。林さんは純度の高いクラスのヘナを使用されていますので、すぐに効果が表れました」(前出の美容師)
(作家・夏目かをる)
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