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洗濯機を選ぶときに思い出して欲しいこと 洗濯事情2017(その1) (WEDGE)
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/852.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 17 日 13:41:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


洗濯機を選ぶときに思い出して欲しいこと 洗濯事情2017(その1)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8585
2017年1月17日 多賀一晃 (家電評論家) WEDGE Infinity


 2016年末激変した洗濯事情。2017年の特集は洗濯から始めたい。人は、爽やかな気持ちになりたい時、何をするか。手っ取り早いのは風呂に入って、襟垢の付いていない衣服に着替えるのが最も手っ取り早い。その清々しい気分のために必要な家事「洗濯」。その洗濯、及び洗濯機を新年らしく初心に戻り、見直してみたいと思う。

■洗濯は衣類ケアの一部

 人間に大切なことに「衣」「食」「住」がある。元々は寒さを凌ぐ、大切な部分を隠すことだったが、社会の発達と共に、豪奢さが増し、高貴な人の場合、その地位を表す飾りともなる。こうなると競い合うように特殊な素材を用いるようになる。高貴な人の場合、お金持ちが多く、一度着た服は着ない人も多い。ニューイヤーコンサントで必ず演奏されるウィンナワルツの作曲王、ヨハン・シュトラウスは生涯一日たリと同じデザインのネクタイをしなかったそうだ。

 しかし、庶民はそんなことはできない。当然ケアして使うのである。この場合、ケアをいうのは、新品と同じ状態をいう。つまり襟垢が付いていないだけでなく、シワがよっていないことも重要なのだ。つまり、洗濯、乾燥、アイロン掛け、ができなくては、衣類ケアにならないのだ。今の男性諸氏の中にはアイロンを掛けたことがない人も多いが、日本の家電の歴史は、実はアイロンはかなり早い時に、いわゆる戦前から電気化されている。それに比べれば洗濯機は戦後。これは和服から洋服へ替わることも含まれているが、アイロンでできる衣類ケアは意外と多い。洗濯機とアイロンはワンペアだと言うことを知っておいて欲しい。

■洗濯表示が変わったわけ

 2016年11月に洗濯表示が変わった。今回の改正は、国際標準に合わせた形になっている。
これは海外直輸入の服の洗濯表示が違うので、日本で服を売りにくいという指摘から始まったものであるが、今回は、日本の現状に寄り添うような洗濯表示になっている。

 合わせるときに考慮に入れたのは、1)縦型洗濯機が主流であること、2)乾燥も自然乾燥が主流であることだそうだ。表示は今までより多くなっているが、よりちきんと指定されているので、慣れるとありがたい。今回の表示改訂の一番の目玉は「ウェットクリーニング」が増えたことであるが、それは別の機会にレポートしたい。

■衣類の種類を知っていますか?

 洗濯表示を見ると洗濯できるわけだが、それらは布の種類により決まってくる。このため、洗濯の第一歩は、衣類の判別である。主に使われるのは、次の16種類。「綿」「ナイロン」「「ウール(羊毛)」を筆頭に「アルパカ」「らくだ」「カシミヤ」「モヘア」「アンゴラ」「絹」「亜麻」「アセテート」「レーヨン」「キュプラ」「アクリル」「ポリエステル」「ポリウレタン」。これ以外に「指定外繊維」がある。流行のファーなどは指定外繊維となる。洗濯は衣類により、洗濯機だったり、手洗いだったりする。洗濯表示を見るとわかるが、それを頼りにすると、洗濯表示の数:41種類の分別をしなくてはならないはめに陥ったりするので、衣類の種類でまずは分類したい。まぁ、子どもと男に限って言えば、9割りがた「綿」と「ナイロン」なのだが……。

■手洗いとは?

 手洗いと聞くと、50歳以上の男性は、洗濯板ゴシゴシを思い浮かべるかも知れない。洗濯機があるのが当たり前の当節、手洗いは、両方の手のひらで衣料をやさしく容器の底に押しつけたり、持ち上げたりを繰り返し洗う「押し洗い」、衣料の中心部を軽くつかんで、洗剤液の中で前後左右に振って洗う「振り洗い」、手のひらで握ったり離したりする動作を何度か繰り返して洗う「つかみ洗い」の3つのみ。いずれも短時間で、そんなに力を掛けるものではない。ちなみに洗濯の手洗いは、JISで規定されている。

■洗剤、漂白剤のより良い使い方

 汚れを落とす洗濯。洗濯はそれに2つの方法で対応する。1つは汚れを叩き出す物理的な方法。これに当たるのが洗濯機の撹拌。そしてもう1つは汚れを化学的に落とす、洗剤。片方だけ良くても片手落ちで、汚れは落ちきらない。

 ただ、この洗剤に関して、割と多くの人が勘違いしていることがある。それが「水洗い」だ。台所の油汚れにお湯を使う人が、洗濯物は「水」がイイと言う人が実に多い。私が思うに、これは「禊ぎ」から来ているのではないかと思う。確かに禊ぎは心が引き締まる。しかし物理的な汚れ落としにプラスなところはない。言わんや、政治家のドロドロの汚れ(汚職)など落ちるわけがない。

 それはさておき、洗剤の基本は「酵素」。人間も体内の生化学反応で、この酵素を盛んに使っている。ここで質問。「酵素が一番働のに一番イイ温度は?」。そうですね、人間の体内温度。つまり40℃前後。これがお湯洗いが洗剤を一番活性化させ、キレイに汚れを落とす理由だ。風呂の残り湯は、朝ではなく、そのまま使うのが一番というわけだ。

■縦型?、それともドラム型?

洗濯機は、大きく2種類ある。縦型とドラム型。縦型は、水流に洗濯物を乗せドラムに擦りつけます。ドラム型の方は、ドラムの上部から洗濯物をしたドラムに落とす形で叩きつけるのが、それそれの基本となる。日本に縦型が多いのは、その水が豊かだからだ。大陸に比べると川幅のない川が多いが、数も多く、流れも速い。つまり、水量は豊富なのだ。逆にドラム型は欧州で育ったタイプ。少ない水でも洗えるようにというわけだ。

 一般的には、縦型は物理的に落とす力が強いが衣類に厳しく、ドラム型は衣類にやさしいが、物理的な落ちはやや劣ると言われている。が、それは昔のこと。それぞれのタイプ研鑽を重ね、決定的な差が出るには至っていない。

■洗濯機を選ぶ時のポイント

 私の個人サイトのアクセス数で、最も多いのは、巨大容量の洗濯機。共稼ぎが多くなり、土日にまとめて洗濯をしたいというニーズが増えたためだ。また一昔前なら、毛布などは風呂で足踏み洗いだったが、それも家で洗いたいというニーズも出てきている。要領、サイズは大きなポイントだ。

 これに伴い、洗濯物の入れ口はどんどん大きくなっている。同時に、洗濯物を取り出しやすくするために、ドラムの底まで背が低い人でも楽に手が届く設計が主流だ。またコンソールの位置も見直されている。書くと簡単だが、家電サイズは、変更するとなるとハードルがすこぶる高い。メーカーの苦労の成果、是非店頭で体感して欲しい。

 次のポイントは、洗浄力。複雑な水流を、少ない水量で、布が絡まないようにするのかだ。ここは各メーカーの腕の見せ所。あの手、この手を繰り出している。また「服好き」の人には特に、手洗いに相当する「弱洗い」にも注目して欲しい。

             
              こんな少ないスペースでもあると、洗濯物の前処理が可能

 また洗剤を上手く利用するために「お湯」が使えるか、どうかも見るべきポイント。同時に動作音の静かさも。湯を効率よく使うとなると、夜にさっさと洗濯するのがイイ。ここで音が大きいと、苦情が来て、静かな夜が騒動の夜になる。

 最後に上げるポイントは発展性。日本の場合、洗濯機の多くは風呂側の洗面所に置かれている。格好いいようだが、結構これが大変。汚れの酷い襟に液体洗剤をなすり込むスペースすらないこともしばしば。例えば洗濯機トップがフルフラットの場合、そこは一時的な作業場としても使える。これも重要な使い勝手。

 洗濯槽の黒カビ防止機能は、今やちょっとした洗濯機には付いておりますので、強く気にしないでもイイと思う。

■注目機種3種

             
              日立のビートウォッシュ、BW-DX110A
 
 縦型で2機種、ドラム型で1機種、注目機種を上げておく。

 1つめは日立のビートウォッシュの11kg縦型モデル。BW-DX110A。これは洗剤を溶かすときに「温水ミスト」(最大:5kg)が使える。そしてすすぎ時には「ナイアガラすすぎ」。日本人の、「汚れは(大量の)水に流す」という感覚にズバドンなモデルです。見た目も、今までの延長線上にある洗濯機で、安心して使える。

             
              アクアのスラッシュ、AQW-LV800E

 2つめはアクアのスラッシュ。AQW-LV800E。8kg縦型モデル。開発に時間が掛かるモデルなので一代限りの可能性があるが、これは傑作機と言い切ってしまおう。ドラムを斜めに傾けることにより、水流の複雑さ確保。

 また斜めドラムのため開口部が手前に傾いているため取り出しやすい。しかも縦型では珍しいスマート無比なデザインでありながら、襟に洗剤を塗りつけるスペースがあるなど、使い勝手も確保。残念なのは、お湯洗いの機能がないこと。アクアはハイアール参加であるが、三洋の洗濯機部隊がほぼまるまる参加しており、その技術、品質は信用していい。ちなみに、筆者の愛用機種でもある。

            
             パナソニックのVXシリーズ、NA-VX9700L/R。

 3つめはパナソニックのVXシリーズの11kgドラム型、NA-VX9700L/R。パナソニックは昨年Cuble(キューブル)という、空間演出に優れたモデルを出した。しかし、ドラム型の大きな特長は、そのまま乾燥機としても使えると言うこと。これを多用するとしたら、ヒートポンプ式でないと電気代が掛かって仕様がない。

 Cubleはヒートポンプ型でないので、新型のNA-VX9700L/Rとした。このモデル、「お湯洗い」も付いているし、その他機能も申し分ない。文句を付けるとしたら、やはりCubleに及ばないデザインか。機能に対し、デザインが普通すぎる。
 洗濯には、洗濯機が必要なのだが、それは1つの要素。総合的なアプローチが必要なことがお分かり頂ければと思う。



 

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