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サイゼリヤの店舗(撮影=編集部)
驚愕のコスパ!サイゼリヤ、なぜイタリア人絶賛の味でも激安?お腹もいっぱい
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17554.html
2016.12.25 文=日下部貴士/A4studio Business Journal
消費者の倹約志向の高まりを背景に、ファミリーレストラン各社は低価格帯のメニューを充実させることで客足をつかもうとしている。特に、ファミレス業界のなかでもひたむきに低価格路線を突き進んできたサイゼリヤは、このところ好調続きだ。
サイゼリヤは本格的なイタリア料理を驚きの低価格で味わえる大人気レストランチェーン。ランチタイムやディナータイムなど、どの時間帯でも多くの客が食事を楽しんでいる。
低価格かつ美味しい食事を提供し続けるのは簡単なことではないが、サイゼリヤは一体どのようにして価格と質の両立を図っているのだろうか。
■利用客はコスパの高さに大満足
まず、筆者が取材したサイゼリヤ利用者の声をご紹介しよう。
「お金がないときでもお腹いっぱい食べられるので重宝してます。定番はやっぱり『ミラノ風ドリア』。熱々のミートソースがかかったドリアは何度食べても飽きがこない味。それがたったの299円で食べられるなんてありがたい。ちょっと贅沢したいときは卵をトッピングしたり、プラスでパスタを頼んだり。それでも1000円を超すことはほとんどないので、コスパもクオリティも文句なしです」(20代男性)
「パスタを食べたいと思ったときによく利用します。特に好きなのが『パルマ風スパゲッティ』。パンチェッタとトマトのシンプルなパスタなんですが、味は本格的なイタリアンレストランに引けを取らないと思います。量も私にはちょうどいいし、値段も他で食べる金額の半分ぐらいで済むので、浮いた食事代を別の出費に回せるのが嬉しいですね」(30代女性)
「料理がろくにできないのでほぼ毎日外食をしてるんですが、さすがに給料日前になると金欠になります。そんなときに決まってお世話になるのがサイゼリヤ。ハンバーグでもサイゼリヤで食べると399円、ライスをつけても計600円もしないんですよ。しかもそんなに安いのに目玉焼きやポテトまで付いてくる親切ぶり。サイゼリヤは金欠の学生や節約志向の強いサラリーマンの味方です」(30代男性)
サイゼリヤに訪れるのは若者層に限らない。60代の女性は語る。
「本場のイタリア人が絶賛したという話を聞いて、どんなものだろうと試しに行ってみたらすっかり常連になってしまいました。それまではどうせファミリーレストランだから味も大したことないだろうと思っていたんですが、実際に食べてみて思い違いだったと反省。今はファミレスでもこんなに安くて美味しい料理が食べられるんですね。最近は昼間から100円ワインを飲んでくつろいでいます」(60代女性)
■仕入れから提供まで一貫したこだわり
老若男女問わず多くの人に愛され続けるサイゼリヤ。美味しい料理をここまで安く提供できる秘訣はなんなのだろうか。サイゼリヤ総務部・広報の池田広行氏にサイゼリヤのこだわりについて話を聞いた。
「当チェーンには、お客様にどこよりもおいしくて安い料理を提供したい、という強いポリシーがあり、そのために企業努力でどうすれば実現するかを常に考えています。低価格での提供を継続的に行うためには、仕組みをつくらなければいけません。我々はお客様・従業員・生産者・栽培・収穫から運搬・加工、店舗オペレーションまですべてを一貫して取り組むことで、低価格を実現させているんです。また、現場の作業は動作にまで分解し、『マテハン理論』に基づいて一つひとつの動作を最も楽にできるよう研究しています。現場作業が大変すぎると品質にブレが生じるため、まとめてできることは工場でやり、できるだけ現場の負担を軽くできるよう考えています」(池田氏)
サイゼリヤは安さだけではなく、味にも定評がある。
「イタリア料理は素材の味を活かしてそのまま食べるという特徴があるため、我々も具材の品質には力を入れています。特にオリーブオイルやワインの鮮度はどこのレストランにも負けない自信があります。また、イタリアから直輸入をしている食材は、生産者さんに弊社がどういう考え方でレストランとして取り組んでいるかを説明することから始め、長い時間をかけて現地との信頼関係づくりをしてきました。こうした積み重ねによって生産者さんとともに品質向上や供給量増加を図ってきた成果が、今日のサイゼリヤのウリにつながっています」(同)
たゆまぬ企業努力によって現地の生産者との信頼を深め、店舗ではスタッフの作業を減らすことで品質の安定や負担軽減を図る。低価格と質を両立させるための仕組みは利用者だけでなく、あかわるすべての人に大きなメリットをもたらしているのだ。では、サイゼリヤが目指す食事風景とは一体なんなのだろうか。
「お客様がみんなで楽しく食事できるよう、一品完結型の商品でなく、いくつかの商品をコーディネートして、みんなで取り分けることで楽しい時間を過ごしていただければと思っています。お客様には、弊社で食事をしていただき、いつまでも健康であってほしい。そのために毎日食べられるヘルシーな料理を、習慣として食することができるように、リーズナブルな価格での商品提供の実現に力を入れています」(同)
味や価格だけではなく、食事する人の健康にまでこだわりを見せるサイゼリヤ。今後も客足が途絶えることはなさそうだ。
(文=日下部貴士/A4studio)
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