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スーパーの加工食品は「危険な添加物」だらけ 〜食べすぎ注意! 知っておきたい食品表示の真実
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50538
2016.12.24 週刊現代 :現代ビジネス
おいしいし、便利だからついつい買ってしまう。今のところ体調も問題ない。しかしその毒素は体内に蓄積され続けている。家族の健康を守るため、知っておきたい「食品表示」の真実を一挙公開。
■ハムとたらこで大腸がんに
「スーパーで売っているレトルト食品の原材料表示をじっくり見ると、しばしばリン酸塩という単語が入っていることに気がつきます。これはおいしそうな色を付け、食感を良くする『魔法の添加物』で、様々な加工食品に使われています。
しかし、この成分を過剰摂取していると、カルシウムの吸収が抑制され、骨粗鬆症や腎機能の低下、甲状腺機能に悪影響が出る危険性があります」
こう警鐘を鳴らすのは、食品表示アドバイザーで消費者問題研究所代表の垣田達哉氏だ。
普段何気なくスーパーで購入している加工食品――。その中には、様々な原材料や食品添加物が含まれており、中には摂りすぎると人体に悪影響を及ぼす「毒物」が多数存在している。
マーガリン(植物油)には、トランス脂肪酸やジヒドロ型ビタミンK1が含まれており、過剰に摂取すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がるとされている。
揚げ物や菓子パン、ケーキ、チョコ、スナック菓子はもちろんだが、アイスクリームや手巻き寿司のネギトロなどにまで含まれていることがある。
しかし、パッケージの食品表示には「マーガリン」ではなく、ショートニング、ファットスプレッドなどと馴染みのない呼称で書かれているので注意が必要だ。
元食品会社研究室室長で食品コンサルタントの小薮浩二郎氏が語る。
「本来なら、原材料名などはパッケージの裏にコソコソと書くのではなく、表に分かりやすく書いて、消費者に対して情報開示をしっかりするべきだと思います。ただ現実には、売り上げのために(法律内で)巧妙に隠そうとしているメーカーも少なくない」
薬食フードライフ研究家の沢木みずほ氏も「原材料に台所に馴染みのない成分が多く書かれている商品は気をつけたほうがいい」と語る。
「戦後、私たちの生活は多くの食品添加物を生み出してきました。が、今後人体に与える影響は、いくら厚労省が安全と認めていても、まだ誰にも分かっていません」
ではその添加物の中でも、とくに危険なものは何か。
まずは食品の黒ずみを防ぎ、ピンク色に保つために使われる発色剤の亜硝酸ナトリウム。
『40代から食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』などの著書がある科学ジャーナリストの渡辺雄二氏は、そのリスクについてこう語る。
「亜硝酸ナトリウムはハム、ソーセージ、明太子、たらこ製品によく含まれています。これを過剰に摂ると、『大腸がんになる可能性が高まる』と、WHO(世界保健機関)が公式発表しました。亜硝酸ナトリウムと豚肉に含まれるアミンが化学反応を起こして『ニトロソアミン』という発がん性物質に変化するのです。
明太子やたらこなどの魚卵は、特にそのアミンが多く含まれているため注意が必要。国立がん研究センターは、塩漬けの魚卵を頻繁に食べていると、胃がんの発生リスクが高まることを発表しています」
■微糖の缶コーヒーは要注意
同じく加工肉や、はんぺん、かまぼこなどに含まれる保存料のソルビン酸、安息香酸なども発がん性が報告されている。
「安息香酸ナトリウムは水に溶けやすいので、清涼飲料水によく使用されています。これらの添加物には、微生物の活動を抑制する働きがあるので腐りにくいのですが、細胞の塊である人間の体にそんなものを多量に入れていいわけがありません」(前出の小薮氏)
食品の見た目を色鮮やかにするために使われる着色料にも危険が潜んでいる。
「カラメル色素と一言で表示されていますが、これは製法の違いにより、4種類あります。アンモニウム化合物を加えて作るV、Wには発がん性の疑いがある4−メチルイミダゾールが含まれています。
簡略名しか記載されていないためどの種類なのか見分けることができませんが、日本ではV、Wの生産が圧倒的に多いとされています」(前出の垣田氏)
あたかも健康に良いと謳いながら、実は危険な食品添加物を使っている加工食品は多々ある。
「糖質ゼロを謳ったビールやダイエットコーラは砂糖が入ってないので健康に良さそうですが、一概にそうとも言えません。なぜなら砂糖の代わりにアスパルテームやスクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料が入っているものがあるからです。微糖の缶コーヒーもそうです。
スクラロースは有機塩素化合物とも表示され、猛毒のダイオキシンと同じ仲間であり、免疫力を低下させる恐れがあります。また、アスパルテームには発がん性の疑いがあり、アセスルファムKは肝臓へのダメージが懸念されます」(前出の渡辺氏)
ちなみに食品表示では、原材料の後に添加物を表示する規則になっているが、量が多い物から順番に記載されているので、順番をきちんと確認して、リスクの低い食品を選ぶことが大切だ。
しかし、どれだけ食品表示をつぶさに見ても、完全にリスクを減らせるわけではない。
なぜなら種類が多い添加物については、すべてを表示せず「一括表示」することが許可されているからだ。これにより、メーカー側がどんな物質を実際に使っているか、消費者には分からない仕組みになっている。これこそが、食品表示の大きな問題なのだ。
たとえば、パンなどをふっくらさせるために使われるイーストフードは、「イーストフード」と一括で表記されているが、実際には18種類の物質がある。
「その中には、骨粗鬆症や心筋梗塞のリスクを上げるリン酸塩も含まれている。しかし『一括表示』の場合、それを表示する義務はありません。
これらから何種類かを選び混ぜて、小麦粉に添加しパンが作られているのです。このように色々な添加物を同時に摂取した場合の安全性については、全く検討されていません」(前出の小薮氏)
前出の垣田氏も続ける。
「ソースやカップ麺、冷凍食品などに含まれる加工でんぷんとしては、11種類の物質が指定されています。その内9種類では、EUの動物試験で腎臓に変化があったため、乳幼児向け食品には使用制限が設けられている。
米国でも製造基準や残留基準が規定されている。しかし、日本ではまったく規定がされておらず、どの物質が含まれているのか分からないのが現状なんです」
■浅漬けの素も危険
いわゆる「うまみ成分」である調味料(アミノ酸等)や酸味料などは、ほとんどの加工食品に入っているが、安全性はどうなのか。
「一括名表示が認められている調味料(アミノ酸等)、酸味料などは、何種類の成分が使用されているのか消費者には皆目分からず、安全性が担保されていない。広く利用されている浅漬けやチャーハンの素、レトルト食品などには、調味料(アミノ酸等)をはじめとする食品添加物が満載です。
現代人は便利さと引き換えに不必要な添加物を体内に取り込んでいるのです。何十年後かに現れる影響を考えると、できるだけ控えたほうがいいでしょう」(前出の沢木氏)
簡単、早い、安い、便利と喧伝されている食品には、同時に危険性もあるわけだ。そのためにも食品表示をきちんと確認することは重要だが、実はメーカー側には、こんな「抜け道」もある。
「『キャリーオーバー』と呼ばれる制度で、添加物が製造の過程で使われていても、最終的に残っていない、もしくは少量の場合は記載しなくてもいいのです。ところがその判断はメーカー自身がしている。これは非常に問題です。いざとなれば、都合の悪い成分は隠すことができますから」(前出の渡辺氏)
現在の食において、添加物を完全に避けるのは難しい――だが『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』の著者で、元東京都消費者センター試験研究室室長の増尾清氏は「調理に一手間加えることで毒物を取り除くことができる」と語る。
「たとえばソーセージなら茹でる前に切れ目を入れたものと、入れなかったものを比べた場合、切れ目を入れたほうは、ソルビン酸や亜硝酸ナトリウムが排出され、30%も減少したという結果が出ています。ちくわなどの練り物も水にさらしたり、湯にくぐらせることで添加物を落とすことができる。
私は『おばあちゃんの下ごしらえ』と呼んでいますが、ゆでこぼし、油抜きなど、昔ながらの調理方法には、『除毒効果』があることが証明されています」
下の表には注意してほしい食品と原材料、添加物を記載した。これらを参考にして、自分の目でしっかりと、どんな成分が入っているのかを確認して購入してほしい。それが自分や家族の体を守るための第一歩となる。
「週刊現代」2016年12月24日号より
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