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定年後の新たな選択肢として、「起業で稼ぐ」ことが注目されている (※写真はイメージ)
サラリーマン根性を捨てろ! “定年後の起業”は誰でもできる!?〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161216-00000098-sasahi-bus_all
週刊朝日 2016年12月23日号
厚生労働省の調査によると、定年後の働き方として8割以上の会社員が選ぶ道が「継続雇用制度を利用して働く」だという。継続雇用は安心感が魅力だが、仕事のやりがいや給与面で不満を抱く人も多い。そんな中、新たな選択肢として、「起業で稼ぐ」ことが注目されている。
シニアのライフスタイルや動向に詳しいアリア代表の松本すみこ氏は「発想を転換すれば、定年後こそ、自分の思いどおりに働ける時期です」と力説する。
サラリーマンの場合、現役時代は勤務先の会社の仕事をする以外ないが、定年後はさまざまな分野の仕事を自分の意思で自由に選ぶことが可能になる。子どもが独立を迎える年代なので教育費や生活費の家計負担が減り、いずれ年金の支給が始まるため、現役時代ほどバリバリ働いて稼ぐ必要性も薄まるだろう。年齢的にまだまだ気力や体力があり、思い切って新しい仕事に挑戦することもできる。
定年後の最大の魅力である自由と時間的な余裕を生かした働き方として、松本氏がリタイア世代に提案するのが、「起業(フリーランス)で稼ぐこと」だ。
「起業」と聞くとハードルが高そうに思えるが、特別なことではないという。
「フリーランスとは、個人で独立して仕事を請け負う働き方のこと。専門的な資格をもつ人が独立・開業して働くケースだけでなく、インターネットで手づくり品を販売したり、頼みごとを引き受けて報酬をもらったりすることも含まれます。誰でもフリーになれますから、大げさに考えなくても大丈夫です」(松本氏)
とはいえ、長年組織に属して働いてきた人が定年後にいきなりフリーで働くには、意識改革が必要だ。まず必要なのは、「安定した職場と給与を確保したい」というサラリーマン根性を捨てることだ。
「最初から高い目標を掲げず、決して無理をしないこと。まずは月2万〜3万円の『小遣い稼ぎ』を目指しましょう」(同)
また、どんな人にも必須となるスキルが、ITの活用だ。自己PRや情報発信、仕事の受発注、人脈づくりやビジネスのアイデア収集など、インターネットやSNSを通じてできることはたくさんある。
自分で考え、自ら積極的に動く姿勢も大切だ。自分がやりたいと思ったことや人から依頼されたことは、とりあえずやってみる。そこから新しい世界が開け、仕事も広がっていくだろう。
そして、定年前からできる準備として、ぜひ力を入れたいのが、地域社会とのつながりを深めることだ。
「特に男性は、自分が住む地域の事情に疎い人が大半なので、自治会や町内会の行事に顔を出したり、マンション管理組合の運営に参加したりするなど、地域の人々との交流から始めてみましょう」(同)
「介護タクシー」や「自宅で民泊」など、定年後の新しい働き方の実例がある。地域に根づいた活動がビジネスにつながっていくケースも多い。
「地域社会では今、高齢者の増加、学校でのいじめ、待機児童の問題、地場産業の後継者不足など、行政だけでは解決が難しい問題が山積しています。こうした問題に対して、地域住民が主体となってビジネスの手法で課題の解決や地域活性化を目指す『コミュニティービジネス』の動きが、各地で盛んになりつつあります」(同)
ビジネス経験があり、元気で労働意欲もあるリタイア世代は、コミュニティービジネスの担い手として期待されているという。
コミュニティービジネスのなかには、ボランティア活動や趣味のサークル活動から発展した事例も少なくない。起業で稼ぐ場合も、自分の生活の場である地域社会に根づいて活動していくことが不可欠だ。
「自治体によっては、リタイア世代の地域参加を促すために、『地域デビュー講座』や『シニア起業講座』を開催しているところもあります。地域活動の情報は、自治体の広報誌やホームページに掲載されているので、こまめにチェックしましょう」(同)
80歳まで生きると仮定すると、定年後の自由時間は約10万時間。これは、20歳から60歳までの生涯労働時間に匹敵する。この長い自由時間を有意義に過ごすため、定年後は現役時代の雇われる立場の働き方を卒業し、生きがいや社会貢献、自分がやりたいことを追求する働き方に挑戦してみるのもいいだろう。(週刊朝日MOOK『定年後のお金と暮らし』より)
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