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カリスマ婚活アドバイザーは見た 現代ニッポン婚活の病理
【第12回】 2016年12月13日 植草美幸 [結婚相談所マリーミー代表]
ガリ勉型の国立大卒男子はダサくても結婚後に伸びる
思春期に異性と付き合ったことがない男性は、オシャレの仕方や社会人としてどこにお金をかけるべきかがわかっていないだけで、学べば伸びる
男性に関して、どういう職種についたのか、どういった恋愛をしてきたのかで、結婚しづらいかどうかわかることが大いにある。
また、思春期以降、具体的には15歳から18歳のころに、どういう付き合い方をしたのかが、今後の異性との距離の取り方、接し方にも大きく影響が出てくる。つまりこの時期の異性との付き合い方が婚活にも影響するというわけである。
高校大学時代に女性と付き合う経験があまりなかった、という人は婚活でもあまり積極的になれず女性の扱い方がわからないのである。
具体的にいうと、結婚相談所にやってくる男性の中で国立大学卒の人は恋愛には奥手な印象を受ける。おしゃべりというよりは寡黙、派手なわけではなくむしろ控え目なわけである。学費が安いのが関係しているせいか、お金を浪費する傾向はあまり見られず、逆に倹約家が多いようだ。
国立大卒なので、やはり年収は高いとしても、洋服は質素にまとまっており、身なりもそこまでこだわらない。ブランド品などは当然のごとく一つも持っていない、なんてこともザラだ。女性とのデートにもお金をかけないので、女性からするとお金を持っているくせにとにかくケチ、という印象を持たれてしまう人も多い。
一方で、彼らはすごく純粋な一面を見せる。カウンセリングでは一生懸命ノートを取り、素直にアドバイスを聞き、忠実に実行していく。頭も良いので、吸収力が早い。何かあればすぐに相談をしてくるので、こちらとしても万が一の不測の事態にすぐに対応することが出来る。
ファッションセンスは
学べば伸びる
これが医師となるとなおさらである。医師の場合、医学部に入るためには相当の勉強をしたと思われるが、それが婚活であっても、例に漏れず学問のようにこなしていってくれるのだ。
こういう人は、婚活においても自信をもって取り組んでもらいたい。
彼らはオシャレの仕方や社会人としてどこにお金をかけるべきかがわかっていないだけで、学べば伸びる。婚活中もファッションも学ぶことで大きく変わっていくのである。
こんなエピソードをご紹介しよう。
30代の国立大卒の研究員の男性会員と、女性は20代の受付嬢の例である。
男性会員はとても誠実な性格であり、私も自信をもって女性会員に紹介していた。
女性会員も頭のいい男性がタイプであったので、ぴったりのマッチングなのだが、ある日女性から悩み相談をうけた。
「彼は頭もよいし、性格も優しい人です。ただ、服装がダサいんです。正直一緒に歩くのさえ恥ずかしいので、そのままずっと座ったままでいて欲しいです。とにかく彼の全身を人から見られたくないんです。」とのことだった。その点は私も入会当初から気にしており、ついにこの日が来てしまったかと思ったのだが、彼にも変わってもらうチャンスだったので私は伝えることにしたのである。
「彼女はあなたのことを素敵な人だと言ってくれているわ。でもね、どうもファッションがお気に召さないみたい。あなたはお洒落には興味ないかもしれないけど、彼女はどうしてもそこが気になってるから、少しずつでいいからファッションのコーディネートを勉強してみて」と伝え、男性のファッション誌を数冊渡した。
彼はそこからファッション誌を読み漁り、自分の身長や体型にあう服やスタイルが良く見える着こなしを研究していった。アパレル業界にいた私も彼にアドバイスを送っていったところ、わずか2か月間でお洒落になった。さすが、「研究員」である。
その甲斐もあって2人は無事成婚したのだが、後に結婚を決めた理由を彼女に聞くと、「外見がどんどんお洒落になっていく彼を見て、本当に私のために変わってくれているんだな、と思いました。そんな純粋な気持ちに惹かれていきました。」と言っていた。普段着は量販店で一通り揃えてしまうようなお洒落に興味も持たない研究員が文字通り「研究」をして大変身した成功事例である。
女性は父親との関係
男性は兄弟構成に注意
上記の例は30代の男性の例であるが、女性の場合は職に就く前や恋愛をする前に実は既に影響を受けている。15歳以前の家庭環境である。まずは母親からの影響だ。
日本の悪い文化だが、妻は夫の悪口を言いがちなものだ。娘は母親から父親の悪口を聞いて育っていくことも多い。一般的には女性は「お父さんみたいな人と結婚したい」と、父親と同じタイプを探すことが多いが、父親の悪口を聞いて育った場合、お付き合いした男性に父親と重なる部分を見ると、「なんだ、うちのお父さんと変わらない」と冷めてしまう。
このように、女性の母親が父親とどのような関係性なのかは、早めに見抜くのが大事だろう。
また、思春期に年上の人と付き合った人もそれに影響されがちだ。やはり付き合ううえで楽をさせてもらっており、それに染まってしまい、その後の恋愛にもその「楽さ」を求めてしまうケースが多い。
男性の場合は、兄弟構成だ。
たとえば、女性が「どうしよう」と何かに困っている時、助けてくれる男性は姉妹がいることが多い。男兄弟だけの男性は、たいてい見ているだけだ。これは、幼い時から女性というものはこういう時にどうしてほしいのかを、間近で見ているかどうかの差ではないかと思われる。
だからこそ、異性とお付き合いをするときは、単純に学歴や家族構成を聞くだけではなく、「両親の仲は」「姉妹の有無は」をチェックすることを忘れないでいただきたい。スペックよりも、結婚人生を左右するポイントなのだから。
http://diamond.jp/articles/-/111010
トンデモ人事部が会社を壊す
【第59回】 2016年12月13日 山口 博
シニア社員切り捨てを防ぐ、ある単純な仕掛けとは?
企業のシニア層対策が効を奏していない。結局、シニア層を閑職に追いやるなどの切り捨て施策しかとられていないのだ。しかしあきらめるのはまだ早い。75%のシニア層が再生した、とても簡単な方法がある。
シニア層の切り捨ては
もうたくさんだ
人事部長同士で話をしていると、「シニア層対策」が必ずと言っていいほど話題にのぼる。経営者向け演習でも挙げられる課題だ。「ラインから外れたシニア層をどう処遇すればよいか」「シニア層を戦略化する方策がないか」「シニア層と、中堅・若手層の断絶を解消できないか」…。
活用方法が分からず、シニア層を閑職に追いやるなどの切り捨てが横行しているが、それでは企業の活性化にはほど遠い。彼らを再生させるには、どのような知恵が必要なのだろうか?
シニア層対策が必要なことは、総務省統計局が毎月発表する年齢階級別就業者数を見れば一目瞭然だ。
55歳以上の就業者数は1900万人を超え、全就業者数(6495万人)の30%に迫っている。この10年間で、45歳未満と45歳以上の就業者数のウエイトは逆転し、既に45歳以上が過半数をしめるという、まさに、シニア就業時代のまっただ中にいるのだ。そして、ほとんどの企業で有効な手立てを実行できていない。
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シニア層の戦力化が難しいのは、考えてみれば当然といえる。ビジネスのラインから外れて目標を明確に設定できないほか、曖昧な処遇で自律裁量が損なわれるし、意思決定プロセスから除外され、従来発揮していただろう目標達成、自律裁量、地位権限といった牽引志向のモチベーションを発揮できない状況に陥っているからだ。
その結果、さまざまな問題が発生する。演習で挙げられる事例には、たとえば「シニア層のフラストレーションが昂じて、ビジネスラインの目標と別方向で動いてしまう」、「ラインのメンバーとの軋轢が生じてしまう」、「決定プロセスがスムーズに進まないなど」などの事態がある。
こうした事態に対して、多くのマネジメントはコントロール不能となってしまい、打たれている手立てといえば、シニア層を閑職に追いやったり、チームから外して個人で営業などの専門分野を極める人材として処遇するなど、枠組みを整えることに終始している。いわば、切り捨て処遇しかしかないというトンデモな事態で、しかもそれが恒常化しているのだ。挙げ句の果てに、「セカンドライフ研修会」なる、いかにも怪しげな名称の研修を実施して、姨捨山への道しるべを会社が示すという、言語道断な行いも散見される。
私は声を大にして言いたい。「シニア層対策を形ばかりの処遇で終わらせてはならない」「シニア層を切り捨てるな」「今こそ、シニア層の再活性化のための手を打つべきだ」と。
シニア層再生の方策は
5つの質問を繰り出すことだけ
多くの企業から依頼を受けて、シニア層のビジネススキル再開発、さらなる活性化、再生のための能力開発プログラムを実施し、その効果を実感いただいてきた立場からすると、シニア層は、とても単純な、あるスキルを反復演習して、そのビジネススキルをブラッシュアップすることで、劇的に戦力化される。日本を代表する、あるグローバル企業では、75%が再戦力化されたというデータがある。
その方法とは、シニア層が中堅や若手のメンバー、あるいはラインの自分より若い上司に対して、次の5つの質問を投げかけるというものだ。そして、その表現やタイミング、相手の返答へのリアクションのスキルをある程度以上、磨いていくと、劇的にシニア層が戦力化する。
行動を変えなければ
結果は出せない
5つの質問とは、以下のようなものだ。
1.やってみてどうですか
2.うまくいったことは何ですか
3.うまくいかなかったことは何ですか
4.どのようにしたいですか
5.そのために、私などでサポートできそうなことはありますか
これは、シニアから中堅や若手、上司に話しかけて状況をまず聞いて、サポートできそうなことがあればするというコミュニケーションだ。最初は、中堅や若手、上司から返答がないかもしれない。しかし、これを続けていくと、これらの質問の繰り出し方が工夫されてきて、相手の返答を引き出しやすくなる。
相手がサポートを得たいことは、とりもなおさず、ビジネスラインの目標に沿った内容だ。相手から頼まれて任されたことに、シニア層は取り組むことになる。最終的な決定権限者からは外れているが、実行プロセスには組み込まれる可能性を増大させる、強いパワーをもった質問群なのだ。こうした仕事の仕方を身につけることで、シニア層であっても目標達成、自律裁量、地位権限といったモチベーションを高めることが可能となる。
「そのような簡単なことだけで変わるはずがない」という声が聞こえてきそうだが、それだけで良いのだ。いや、むしろ、それだけの方が良い。難しい書籍を無理矢理読ませる必要もない。長い研修を受講させる必要もない。その質問を効果的に繰り出せるようになるための反復演習さえすれば良いのだ。
人は「貢献しろ」と言われて、すぐに貢献できるものではない。「マインドを変えろ」と言われて、すぐに変わるものではない。しかし、パーツ分解した行動を反復演習して身につければ、行動が変わり、そして、マインドが変わり、習慣が変わり、成果が生み出される。マインドセットが成果を生み出すのではない。アクションセットが成果を生み出すのだ。
わが国のビジネスパーソンの所属企業や団体への忠誠心は、他国に類を見ないほど高い。特にシニア層は、忠誠心が高い一方、パフォーマンスにはバラツキがある。就業人口の過半数を占めるシニア層の、パフォーマンスを向上させたいと思わないか。わが国のシニア層が、分解スキルを反復演習してビジネススキルを再生させた時、他国にない、わが国ならでは、ビジネスの飛躍的発展が実現するに違いない。
http://diamond.jp/articles/-/111063
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