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「年金カット法案」という決め付けに、若者は怒れ!(ZUU online)
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/473.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 07 日 19:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             「年金カット法案」という決め付けに、若者は怒れ!(写真=Thinkstock/GettyImages)


「年金カット法案」という決め付けに、若者は怒れ!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161207-00000021-zuuonline-bus_all
ZUU online 12/7(水) 17:50配信


現在の臨時国会に付されている公的年金の改正法案(「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案」)に対して、野党から「年金カット法案」との決め付けを元に、強い批判が示されている。

一部に、議論の前提となる数値が十分に提示されていなかった問題もあったようだが、2004年の財政検証を受けて導入されたマクロ経済スライドの仕組みを強化する取組みは、必ずしも「年金カット法案」とレッテルを貼って貶めるべきものではないと考えられる。国民に短絡的に反対するよう誘導して、十分な検討・議論の余地を与えていないようにも感じられる。

何らの前提もなく、年金給付額をカットすると聞かされると、誰でも拒否したくなるだろう。しかし、今回の改正法案の中味をしっかりと確認したい。

年金カットと非難される部分は二つのポイントがある。まず、一点目は、“年金の名目額が前年度を下回らない措置を維持しつつ”マクロ経済スライドについて前年度までの未調整分を実施するというものである。単年度を取ると、物価が上昇した場合でも年金給付額が完全には物価に連動しないため、実質的な購買力を維持できないことになる。

しかし、過年度までのマクロ経済スライド未実施分が存在することを考えると、マクロ経済スライドが適用されなかった分、これまでに年金受給者は多めに給付を受けていたことになるのであり、それを後年度に調整するというのは、予め得た超過利得を調整されるだけである。しかも、年金の名目額については、前年度を下回らない範囲と適用の限度が設定されているのである。

二点目は、賃金変動が物価変動を下回る場合に、賃金変動に応じて年金額を改定するというものである。賃金変動が物価変動より低い場合に賃金変動に給付を連動させることは、年金受給者の購買力の確保には繋がらない。確かに、既に労働に従事していない年金受給者の多くにとっては、賃金の変動は生活に無関係であり、物価変動による影響が大きいのは事実である。

年金受給者には、給付額の若干の目減りという形で、年金制度維持のための実質的な負担をお願いする形になっている。それでも、第一点目の仕組みを前提にすると、物価が上昇している状況で年金給付額は物価に連動するほど上がらないが、賃金に連動する範囲で増加するのである。

賃金を現役の労働者の所得と置き換えれば、もっとわかり易いかもしれない。年金保険料の負担者である現役労働者にとっても、物価が上昇しているにも関わらず、賃金は物価ほど上がっていないという状況なのである。現役労働者と年金受給者を公平に扱うという考え方に立っていると考えられるのに、なぜ年金受給者のみを厚遇する必要があるのか。問題は、物価上昇ほど賃金が上昇しないという雇用構造にあり、それは現役労働者の責任ではない可能性が高い。

今回の改正の趣旨は、決して受給者に大きな不利を被らせることが目的ではなく、改正法案の題に明記されているように、“公的年金制度の持続可能性の向上を図るため”のものである。つまり、少子高齢化と人口減少が進む日本において、将来はより高齢者の比率が高まることは必至となる。その中で公的年金制度を維持しようとするならば、現在や近い将来の受給者には多少の不利益が及んでも、将来の受給者に意味のある金額の給付を行うための措置が必要になっているのではないか。

「年金カット法案」とレッテルを貼り一律に反対するのは適切でなく、この法案に反対すべきなのは現在や近い将来の受給者であり、より先の受給者である若者はむしろ賛成すべきものと考えられる。それでなくとも、年金受給額の将来予測を考えると、現在の年金受給者より将来の年金受給者の方が、相対的に余裕のある給付を貰えないことは、人口構成から見ても明らかである。

つまり、若者たちは「年金カット法案」に反対するのではなく、積極的に賛成するべきなのではないか。自分たちの将来の年金給付財源を、現在と近い将来の年金給付に食い潰されては堪らないはずである。

コ島勝幸(とくしま かつゆき)
ニッセイ基礎研究所 金融研究部 年金総合リサーチセンター 年金研究部長
 

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コメント
 
1. 戦争とはこういう物[1660] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2016年12月07日 19:24:08 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[303]
 非常にわかりにくいが、「年金カットはもともと儲けて居た分だから気にするな」という事なのか。「マクロ経済スライド未実施分」なるものを、だれが評価してどう理解させてくれるのだろう。
 そもそも「アベノミックス第三の矢」とやらで景気を高めて増税で賄う筈だった年金負担。それが失敗して、株で掏って、仕方なしに持ち出した理屈、としか思えないが。

2. 2016年12月07日 20:50:39 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[5]


「年金確保法案」という決め付けに、老人は怒れ!


3. 2016年12月07日 20:54:56 : qpkZFIInkc : zvyan5KYXzY[2]
正しくは年金破綻誤魔化し法です。

4. 2016年12月07日 20:55:34 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[6]
GPIFで年金資金を博打に使って年金を確保できるのか。

たわけた事をやるんでない。大ばか者めが。今の若者にはこれでは年金は出ないな。


5. 2016年12月07日 20:58:30 : fq2LET9Crc : Z1MVX8XlznI[279]
確かに年金の支払総額を抑制するものだが、給付を受ける側一人一人から見ると年金カット法案以外の呼び方が浮かばない。

給付を受ける人が増える訳だから総額が増えるのは当たり前。

もう何年も前から、給付年齢を60歳から65歳へ引き上げたり、保険金も順次アップするなどの政策を絶え間なく実施しています。


6. 2016年12月07日 22:33:27 : ALwVZroCK3 : P77S5PFs6Tc[2]
「年金カット法案」は事実だろう。
それが必要かどうかはまた別の話だが、
カットされるのこと現実。


7. 2016年12月07日 22:33:42 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[3374]

>「年金カット法案」とレッテルを貼り一律に反対するのは適切でなく、この法案に反対すべきなのは現在や近い将来の受給者であり、より先の受給者である若者はむしろ賛成すべき

30台までの若者は圧倒的に少数派、しかもバカで無関心だから期待したところでムダだろう



8. 2016年12月08日 13:27:54 : WUuwqKDGv6 : FRDVMiNWH0g[11]
結局年金カット法案ではないか。
こんな詐欺クズ記事載せるな。

9. 2016年12月09日 09:07:15 : fRxx0Ql0AA : XfDwYBrD3ZA[45]
アベノミクスでトリクルダウンが起きて給与が上昇するから
年金額も上がるって話でしたよね。

どの国よりも勤勉でどの国よりも日本は稼いで来ましたよね。
何故1000兆も借金があるのでしょうか。

シロアリ政治屋、シロアリ役人やシロアリ利権団体が勝手に国の金を使い込み
得られた利益を租税回避地に送って税すら払ってこなかったからでしょう。

税収や給与が上がらないのは払う側と取る側のピンハネが酷すぎるからで
借金で国が回らない、給与の少ない若者に不公平が生じるなんて話は
論点のすり替えに他ならない訳ですが。

よくもまあこんな記事が書けるものだと思います。


10. 2016年12月11日 10:54:20 : fq2LET9Crc : Z1MVX8XlznI[285]
政府の法律がこの趣旨だから、それを、NHK同様に政府の立場に立って説明しているこの記事もやむをえないだろう。

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