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「お金いらないから、残業させてくれ」――匿名ブログから考える、ただ「残業するな」と指示するだけでは変わらない
https://news.careerconnection.jp/?p=28757
2016.11.15 キャリコネ編集部
長時間労働が問題視される中、定時退社を奨励し残業ゼロを目指す企業が増えている。しかし、業務量が多いなどの事情で、定時内で仕事が終わらない人にとっては、かえって負担に感じることもあるようだ。
11月10日、はてな匿名ダイアリーに寄せられた 「残業させてくれ。もちろん金はいらない」という記事にそうした気持ちが書かれている。
投稿者はプログラマをしている人物。転職1ヶ月というが、仕事が終わらず、
と訴えた。
■「自分の無能さを労働力ダンピングで補おうとするな」と批判相次ぐ
残業させてください!
投稿者は、サボっているわけではないが、仕事を進めるペースが遅いのだといい、定時までに業務が終わらない。プロジェクトマネージャー(以下、PM)に相談したところ、スケジュールを延ばしてもらうことができた。
PMからは「残業させないためにスケジュール延ばしたんだから、定時で帰ってください」と指示された。残業されると残業代が発生するし、プロジェクトの収支にも関わってくるので、管理職からしたらちゃんと帰ってもらいたい。
しかし、投稿者はここで後ろめたさを感じたのだそうで「無能なのは自分のせいなので、タダ働きでいいから与えられた仕事を全うさせてください」と自身の気持ちを書いている。
はてなブックマークでは、「気持ちはわかるし、ある程度慣れて生産性が並以上になるまで、そんな気持ちで仕事してる人はいる」など、投稿者に同情する意見もある一方で、
「金はいらないとかいう奴には仕事任せたくないわ」
など、投稿者の考えに否定的なコメントが相次いだ。終わらない仕事を無給で行えば本人は満足するかもしれない。しかし、これは「仕事が終わらなければサービス残業して当然」という雰囲気を社内に作ってしまいかねず、危険視しているわけだ。
■そもそもが「スキルアンマッチ案件」という指摘も
また、「遅いという事象を認知したばかりなのだから、次は原因分析するべき。その上で対策をたて、次に自分が続けていけそうか判断したらいい」など、ただ時間をかけて仕事をすることよりも、一度立ち止まって業務内容を見直すことを勧める意見もある。
そもそも、スケジュールを延期したのに投稿者の能力では処理しきれないとすれば、上の人間のマネージメントが適切だったのかも考え直さなければならない。場合によっては配置転換もありだろう。
「スキルアンマッチ案件なのでPMに向いてる業務を探してもらってはどうだろう」
残業をなくすためには、ただ定時に帰ることを奨励するだけでなく、仕事量や人員の数、そもそもスケジュールに無理がないかなどを考えることが不可欠だ。管理者側が具体的な施策を従業員に示さなければ、投稿者のように自ら進んでサービス残業をしようとする人を生むこともあり、それこそ本末転倒だろう。
残業させてくれ。もちろん金はいらない。
http://anond.hatelabo.jp/20161110230046
2016-11-10 はてな匿名ダイアリー
長時間労働が問題となり、電通での過労死問題が記憶に新しい昨今において、釣りみたいなネタを投下してしまったが、勝手に叫ばせてください。
プログラミングの仕事をしてるんだが、どうにも作るのが遅い。
全然サボってないし、10時間くらいずっと画面見て、わからないことは年下の先輩にこまめに聞いてる。
でも遅い。予定に間に合わない。
PMに相談したらスケジュールを延ばしてくれた。
でも遅い。PMいわく「残業させないためにスケジュール延ばしたんだから、定時で帰ってください」
うちの会社は残業代が出る。
それを見込んで転職したんだが、こんなにもついていけないとは思わなかった。まだ1ヶ月だけど。
残業されると残業代を出さないといけないし、残業代とは関係なく残業したらプロジェクトの収支に関わるから、
PMからしたら帰ってほしい、という気持ちはわかる。
前置きが長くなったけど、言いたいのは
「無能なのは自分のせいなので、タダ働きでいいから与えられた仕事を全うさせてください」
というのは、世間から見たらどうなんだろうということ。
こういうのを社畜というのかな。自意識高い系社畜。
今の会社6社目だけど、ようやく自分はプログラミングでは成果が出せないことがわかった。
まだ転職できるかな。死んだ方がいいかな。
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