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一緒に会社の不満を言っていた先輩が転職。異業種からの転職は難しいといわれるなか、沙希さん(仮名)も背中を押されて、出版社の営業職から化粧品会社のマーケティング職へと転職しました (C)PIXTA
31歳 転職したら5年ぶりに彼氏ができた&年収も100万UP
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161107-54206681-woman-life
日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 11/8(火) 5:00配信
「自分の好きなことを仕事にできたら楽しそう」――そう考えて化粧品業界への転職を希望する女性は多く、化粧品会社は転職市場でも大人気。異業種からの転職は難しいといわれるなか、沙希さん(仮名)は、出版社の営業職から化粧品会社のマーケティング職へと転職。そして、なんと年収も100万円アップした上に「転職後1カ月で彼氏ができました」といいます。一体、沙希さんはどうやって未経験から希望の仕事に就くことができたのでしょうか? まさにハッピー転職をかなえた沙希さんの転職ストーリーをお送りします(後編)
沙希さんが本格的に「転職活動をしよう」と思い立つまでのキャリアについては、前編「5年彼なしボロボロ31歳 化粧品マーケに転職し生き返る」をお読みください。
「広告営業の仕事は嫌いではなかったし、向いているな、とも思いましたが、そもそも会社の業績は下がる一方。同期は辞めてしまったし、私の下に後輩は一人もいないという状況で…。業界的にも先行きは不安だし、一緒に頑張る仲間もいないとなると、なんだかこのままこの会社にいるのもつらいな…と思ってしまって」
その頃、いろいろと相談に乗ってもらっていた別の部署の先輩が転職したことも、転職を決意するきっかけの一つとなった。
「会社や仕事に対して、いつも不満ばかりを漏らしていた先輩が転職し、久しぶりに会ったら、ものすごくいい表情をしていたんです。こんな風に晴れ晴れとした顔になれるのなら、私も転職したい! と背中を押されました」
転職を決意した沙希さんが、相談に訪れたのは、大手の転職エージェント2社。仕事上、企業のIRやPRの担当者との付き合いも多かった沙希さんは、「IRやPRなど広報の仕事に就きたい。できれば自社でものづくりをしているメーカーの広報がいい」などと漠然と考えていた。
しかし、転職エージェントのキャリアカウンセラーからは、「広報の仕事は非常に人気があり、未経験から採用されることは、まず、ない。編集の経験を生かし、出版社の編集やネットコンテンツの企画、または金融関係の営業職はどうか」と勧められたという。
■強みを数値化して、自分なりの転職活動を開始
相談に行ったエージェントから「広報職はあきらめた方がいい」と、現実的なアドバイスを受けた沙希さん。
「転職で業種や職種を変えることはできそうにないうえに、転職に成功しても収入も大して変わらないか、むしろちょっと安くなってしまうのが現実だと知り、『私はやっぱり、おとなしくこの仕事をやっていくしかないのかな…』と落ち込みました」
一方、エージェントからの厳しいアドバイスに凹みつつも、沙希さんは、営業時代に成績が1位だったことやこれまでの仕事で数値化できる強みを整理し、やりたい仕事にこだわり、あきらめずに動き続けた。
会社外の知人には自分が転職を考えていることや転職してやってみたいことを知らせるようにし、いろんな人に会って転職の相談をしたり、友人に「会社で求人が出たら教えて」と頼んでおくなど、自分なりの転職活動を続けたのだ。
すると、ほどなくして友人からいい知らせが舞い込んできた
「化粧品会社に勤めている友人から、『広報ではないけれど、マーケティング担当者の求人が出たから応募してみてはどうか』と案内が来たのです。もともと、美容には興味がありましたし、自分でも使ってみたいと思えるようなすばらしい商品をつくっている会社だったので、ぜひこの会社で働きたい、とすぐに応募しました」
設立間もない企業だったが、会社としての制度も整っていることも魅力の一つだった。
●転職後の生活は激務だが…幸せ
応募をしてみたものの、業種も職種も全く異なる未経験の自分が受け入れられるのかと不安だったが、なぜか「出版社の編集、営業経験がある人は珍しい」と評価され、採用となった。
「入社後に分かったのですが、設立間もない企業ということもあり、転職者が多く、他業種からの転職者や未経験者も受け入れる土壌があったようです」
会社は急成長している段階にあり、社内は活気にあふれていた。「20代の社員も多く、8割が女性。忙しくてもやりがいがあります。年配の男性社員ばかりで、若手がどんどん辞めていき、赤字続きだった前の会社とは正反対ですね」
以前の職場と同様、深夜までの残業になることも多いが、不思議と以前のような疲れは感じないという。
「自分がいいと思う商品をもっと多くのお客様に届けたい! と心の底から思えるし、会社の成長とともに自分も成長して行ける気がするので、頑張ろうと思えるんです」
ただ、マーケティングに関する知識も実務経験もない沙希さんは、データ収集や分析など、一つひとつの仕事を、本を読んだり、いろんな人に教わったりして学びながらこなしているという。前例の無い中で、一から立ち上げるような仕事も多いが、「この仕事を1年続けたら間違いなく力がつきそうだな、と手ごたえを感じています」
■人生を取り戻すために環境を変えるのはすごく大事
以前は疲れを癒やすため、土日も家で寝ているだけだったが、今は買い物に出かけるなど、アクティブに過ごしている。
「前職のときは、休みの日に仕事関係の情報を目にするだけでも嫌だったのですが、今は積極的にデパートの化粧品売り場に行ってリサーチをしたり、雑誌を見て参考になる情報を探したり、いつも仕事のことを考えています。好きなこと、やりたいことを仕事にするとこんなにも変わるのかと、自分でも驚いています」
一番驚いたことは、前の会社にいたときにひどい失恋をして別れた後、丸5年もできなかった彼氏が、転職してわずか1カ月でできたことだ。会社の同僚に誘われて行った合コンで出会ったのだという。
「彼ができたのは、たまたまタイミングが重なっただけかもしれません。ですが、やっぱり環境を変えるって、すごく大事。友人からも表情が明るくなったね、転職して良かったね、と言われます。以前は、好きなファッションやメイクも楽しむ余裕が全然なかったので。それに、転職前より年収も100万円アップしたんですよ」
そう話す沙希さんの表情には、充実感と幸福感が溢れている。
「今の仕事に悩みを抱えていて転職をしたいと悩んでいる方には、ぜひ勇気を出して一歩を踏み出してみて、と言いたいです。そのときは、やりたい仕事、好きな仕事にはこだわって、妥協せずに転職活動をしてください。私のようにエージェントからダメ出しをされても、あきらめずに自分で探して見つけたように、きっと、道はあるはずです」
文/井上沙保子 写真/PIXTA
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