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年収1000万円なのに貧乏になってしまう人の7つのパターン(上)
http://diamond.jp/articles/-/106387
2016年11月4日 「週刊ダイヤモンド」2014年5月3日号特集「年収1000万円の不幸」より 週刊ダイヤモンド編集部
稼いでいるから、少しくらいリッチな生活をして当然──。高年収世帯に共通するのはお金に対するそんな“甘さ”だ。耳が痛いとしたら、あなたはどのパターンだろうか。(「週刊ダイヤモンド」2014年5月3日号特集「年収1000万円の不幸」より)
■パターン1
寂しさから消費に走る妻
専業主婦が“家長”型
「妻が使うクレジットカードの上限は設けてません。家のことは全部やってもらってますから」
年収1000万円世帯の夫は懐も温かければ心も広いのか──。そんな羨望のまなざしを受けそうなせりふだが、フィナンシャルプランナーの横山光昭氏によると、「夫が仕事で出ずっぱりになると、奥さんが“家長”になり、暴走するケースがあり要注意」だという。
高年収世帯には夫が働き、妻は専業主婦という世帯も多い。忙しい夫は家のことにはノータッチで、家計を守るのは妻。むろん、しっかり者の妻もいるが、寂しさを紛らわすために、「専業主婦の消費の歯止めが利かなくなる場合もある」(横山氏)。
横山氏によると、お金の問題で相談に来る家庭の原因を探ると、裏には生活の乱れが必ずあるという。「そのゆがみは年収が高い人ほど如実に出やすい」というから恐ろしい。
妻が洋服を大量に買う、あるいは旅行の費用が膨らんでいる……。その理由を会話からひもといていくと、「子供の受験期でうまくいかなくてむしゃくしゃしたから」「子供と2人で旅行に行ったのは、夫がいつも遅くまで帰ってこないから」といった真情を吐露するケースは珍しくないという。
取材した中には、1人の時間が多いため、「VERY」などの“セレブ系”雑誌や芸能人のブログをチェック、気付けば「そのままそっくり買いそろえてしまう」(30代女性)という例も。
また、専業主婦は「“ママ友”という存在から逃げられないことも大きな原因」と、『格付けしあう女たち「女子カースト」の実態』の著者の白河桃子氏は分析する。
例えば、東京・勝どきのタワーマンションのママたちは「4月は近場の1000円ランチから始めて、だんだん値段を上げていく。銀座まで足を延ばせるか延ばせないかで夫の年収をだいたい把握し合う」(白河氏)。
そして、家に帰り1人になると、「ランチに6000円は使い過ぎだな」とむなしくなる。しかし、ステータスと見えも手伝って、ママ友のお誘いを断れない。
妻のせいにして、夫が頭ごなしに「出費をやめろ」と言っても効果は薄い。そもそも問題の根源は家庭のことを任せっきりにする、夫の働き方にある。まずは夫が早めの帰宅を心掛け、妻と話し合い、家計にも関与していくことで改善を図っていきたい。
チェックリスト
□妻は専業主婦でクレジットカードの上限は決めていない
□夫は仕事に忙殺され家にいることが少ない
□妻の被服・美容代にいくら掛かっているか知らない
■パターン2
老後目前に“開けてびっくり”
退職後大慌て型
篠山武雄さん(仮名)は、国立大学の医学部の教授職を3年前に退官した。悠々自適な老後が迎えられると考え、妻に「海外旅行でも行こうか」と提案したところ「それではもう少し働いていただかないといけないわね」と冷たく返された。預金通帳を開いてみて、びっくり仰天、手元に残ったのは、ほとんど退職金だけだったのだ。
退職して初めて老後の資金が足りないと自ら気付いたり、フィナンシャルプランナーの元に「どう見ても両親の家計では5年も持たないので」と、子供たちが相談に連れてくる60代は多い。
こうした世帯では妻は危機を把握しているが、夫の気持ちが大きくなっていて、退職前と消費の仕方を変えられない場合が多い。何しろ、一時的には退職金でかなりの額が入ってきているため、感覚がまひしてしまうのだ。
医療費が増えるリスクもあるし、質の高い老人ホームの入居には数千万円も掛かる。退職金では足りないのだ。しかし、可能なアドバイスは少ない。何しろ、60〜65歳ともなると、再び退職前と同じ収入の仕事を探すのは現実的ではない。「大きな出費は孫とのイベントに限る」などと「つましく生きる」という精神論を示す他ない。現役世代は他山の石とし、退職前からしっかりと計画しておくべきだろう。
チェックリスト
□大きな資産は退職金だけ
□退職金が大きくてお金持ちになったと錯覚
□退職前と消費の仕方を変えられない
■パターン3
神聖なる家庭の“ブラックホール”
教育費膨張型
このパターンの特徴は、積もり積もっていくうちに、大きくなることだ。習い事や塾などを複数通わせるのは半ば常識になっているが、その背景には「教育費をケチるのはみっともない」という親の意識がある。また、子供が熱中し始めれば、途中でやめさせるのも忍びない。そんな事情から、2万〜3万円の習い事が、あれもこれもと積もり、家計を圧迫するのだ。
習い事は、周りがそうしているからと流されやすい面もあるため、乗り出す前に予算の上限などのルールを決める必要がある。
また、子供を中学から大学まで私立に通わせると、標準的な学費の学校を選んだとしても、大学だけ私立に通わせる場合に比べて教育費は約400万円高くなるといわれる。子供が2人いれば約800万円の負担増だ。
笑い話では済まないのが、晴れて私立に合格し入学させたものの、途中で学費が払えなくなって辞めさせるケースもあることだ。そうなる前に、家計を見える化し、将来の見通しを立てておきたい。
フィナンシャルプランナーの藤川太氏は厳しく指摘する。「子供のためといって教育費を膨らませたせいで、自分たちの老後が破綻する可能性もある。そのとき、面倒を見るのは子供たち。それが本当に子供のためといえるのか」。
チェックリスト
□教育費をケチるのはみっともないと思っている
□複数の習い事をしている
□早い段階で子供を私立学校に入れたいと考えている
年収1000万円なのに貧乏になってしまう人の7つのパターン(下)
http://diamond.jp/articles/-/106765
2016年11月4日 「週刊ダイヤモンド」2014年5月3日号特集「年収1000万円の不幸」より 週刊ダイヤモンド編集部
■パターン4
財布が別で高エンゲル係数
共働き収入不透明型
「実はお互いの正確な年収と貯蓄額を知らないんです」
30代に多いのが、こうした共働き世帯だ。妻もバリバリと仕事をしている場合が多く、「互いを制限するのが嫌だから」と財布を別にしている。そもそも、働いている者同士がそのまま結婚しているので、自然とそうなってしまう面もある。
こうした世帯は決まってエンゲル係数が高い。お金はあるが互いに使える時間が限られているので、「自分へのご褒美」とばかりに外食や、デパ地下の高級総菜、地域名物のお取り寄せ品などを家族みんなでつまむのが楽しみになる。
趣味にはお金を惜しまないのも特徴だ。夫の車やカメラ、妻の英会話通い、ヨガ通いは典型。夫婦がそれぞれ自分で稼いでいるので、互いに口出しすることに気が引けるため、出費が膨らんでいく。
旅行も、お互いの予定が空くタイミングが少ないため、直前に行き先と日程を決めるから、予想以上に高くつくが「うちは収入源が二つある」という意識が強く気にしない。週末にアウトレットへ出掛けて買い物でストレスを発散する夫婦も多いが、そのアウトレット商品が本当に安いかどうかを冷静に調べることはほとんどない。
まずは情報を共有することから始めたい。お互いの預金の少なさにびっくりするだろう。
チェックリスト
□家計の中で食費の占める割合が高い
□週末は夫婦でアウトレットに行くのが好き
□財布が別で、互いの正確な年収を実は知らない
■パターン5
車がないと寂しいじゃないですか!
固定費圧迫型
家と車を持ってこそ一人前。俺が死んでも大丈夫なように生命保険は超手厚い──。
このパターンに多いのが、旧来の価値観にとらわれていることだ。そこへ固執するあまり、家計が破綻しているケースは少なくない。
「年収1000万円でも家計が苦しい世帯は、車や家、保険など、大きな固定費からまず削る必要がある。でも、なかなか手放せない」とフィナンシャルプランナーの藤川氏は言う。
都心に住んでいれば、交通網は発達しているし、車なしの生活もできるはず。あるいは、安くて燃費の良い国産車に乗り換えることも可能だ。
ところが、車の売却を提案すると決まって返ってくるのが「でも、車がないと寂しいじゃないですか!」という逆ギレにも近い返事だという。夫の場合は、純粋に車が趣味であるケースも多いが、妻は「外車を日本車に替えたのを近所の人に見られるのは恥ずかしい」と見えが邪魔する場合も多い。
固定費削減はかなり効果が大きい。藤川氏は「家計を改善しようとすると、まず夫のお小遣い削減に手を付ける家庭があるが、それは間違い。気持ちが暗くなる上に効果が薄い。まず、大きな固定費から取り掛かるべき」だという。
チェックリスト
□数年に1回、さらに高い車に買い替える
□見えが邪魔して国産車に乗れない
□家は賃貸より自己所有の戸建て志向
■パターン6
「お金は使ってなんぼ」
バブル引きずり型
いまだに「お金は使ってなんぼ」の精神が染み付いているパターンがこれ。40代以上のバブル世代にのみ生息する。今の20代には想像もつかない、狂乱消費を経験してきただけに、なかなか脱し切れないのだろう。
頭では日本経済が当時のように成長することはないと分かっていても、家計にメスを入れるのをどの世代よりもためらう。給料が上がるという前提のローンを組んでいて、「このままでは定年前にローン破綻してしまう」という家庭は珍しくない。
毎シーズン新しい服が買える、好きなときに外食ができる、ということに喜びを感じる世代だから、フィナンシャルプランナーの「週に1回の高級フレンチは少しぜいたく過ぎますよ」というアドバイスにも耳を貸さない。
趣味もぜいたくになりがちで、お気に入りのワインを箱買いしたり、休みにはヨーロッパへ出掛け、ワイナリーをひたすら巡って買いあさったりして大金をはたく。
また、特に首都圏で多いのが大型犬を買っている家だ。餌代や医療費だけでなく、犬用のサプリメントやトリミングにもこだわる傾向があり、もはや“お犬さま”状態になっていることもある。
まずは、財布の中のプラチナカードをすぐにでも手放すことをお勧めしたい。
チェックリスト
□新しいレストランのオープンは欠かさずチェックしている
□ワイン、ペットなどの趣味が度を越している
□高い年会費のクレジットカードが手放せない
■パターン7
家計が少しずつ“メタボ”
ちょっといいもの買いたい型
「この間、パソコンを買いに行ったんですけど、予算よりも2万円高いものを店員に薦められましてね……。結局そっちにしちゃいました」。40代で商社勤務の榎田一郎さん(仮名)はこう明かす。「どうせならいいものを買っておこう」という気持ちが家計を圧迫していることに気付いていない。
この「ちょっといいもの買いたい症候群」ともいうべき特徴は、本人は飛び抜けて大きな出費をしているつもりがないのに、「なぜかお金がたまらないんですよね」と悩んでいることだ。どの家計の項目もちょっとずつ平均より高い。
「年収が500万円以下の世帯はものすごく財布のひもを締めているが、年収が700万円を超えると途端に余計なことをし始める」と、多くのフィナンシャルプランナーは口をそろえる。
ぜいたくをしているつもりはなくても、少し高級なものには手が届いてしまうため、結果的に家計に無理が出てきてしまう。
スターバックスのコーヒーやコンビニで不必要なお菓子などをつい買ってしまう“ちょこちょこ買い”もこのタイプに見られる特徴だ。ちりも積もれば、という感覚が少し鈍っている自分に気付いていない人も多い。
普段何げなく立ち寄っているコンビニやカフェでの消費は本当に必要なのか、一度立ち止まって考えてみることが必要だ。
チェックリスト
□何かを購入するときにネットなどで比較検討しない
□なぜお金がたまらないか分からない
□ぜいたくをしているつもりはないが、少しいいものが好き
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