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20代男女の2割は「結婚後も子供ほしくない」7年前から倍増 20代高スペック男、結婚症候群 還暦前おじさんの欲と金と焦り
http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/223.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 11 月 02 日 02:30:16: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 


2016.11.1 23:08
20代男女の2割は「結婚後も子供ほしくない」7年前から倍増


 20代男女の2割が「結婚後も子供はほしくない」-。国立青少年教育振興機構(東京)が平成27年度に実施した若者対象の子育てなどに関する意識調査でこんな結果が1日、明らかになった。同年代の子供がほしくない割合は7年前の前回調査より倍増していた。

 調査対象は全国の20〜30代の男女4千人。このうち、子供のいない人の子育て願望は「夫婦生活が安定したらほしい」が27・0%で最も多く、「夫婦生活を十分に楽しんだ後にほしい」(19・5%)、「結婚したらすぐにでもほしい」(18・2%)と続いた。

 一方、「子供はほしくない」割合は24・8%に上った。前回調査(20年度)と比較できる20代のデータでは、今回が21・9%で前回の11・1%から大きく伸びた。低収入の人ほど子育て願望が低いことも明らかになった。

 このほか小学生の時までに集団活動を体験する機会が多かった人の結婚率は約5割で、少ない人に比べ約15ポイント高いことが分かった。特に「地域活動」「友達との遊び」「家族行事」を多く体験した人は、結婚割合が高かった。近所の人とあいさつする人ほど結婚や子育て願望が強いとの結果も出た。
http://www.sankei.com/life/news/161101/lif1611010039-n1.html


 


結婚願望、小学生までの自然活動などに比例 青少年機構調査 

 国立青少年教育振興機構は1日、未婚の20〜30代の男女を対象とした調査で、小学生までの間に自然体験や地域活動、家族行事などの体験が多いほど、結婚願望が高い傾向が出たと発表した。体験が「多い」人の83・3%が結婚したいと答えたのに対し、「普通」は77・9%、「少ない」人では63・8%だった。

 同機構青少年教育研究センター長を務める明石要一・千葉敬愛短大学長は「体験活動を通じて、他者とのコミュニケーション力を身に付けた人は、結婚にも前向きになりやすいのではないか」と分析した。

 調査は昨年12月、全国から抽出してインターネットで行い、約2000人の回答を分析した。

 一方、交際相手がいるのに結婚していない671人に、複数の項目を挙げて、どの理由が当てはまるか尋ねたところ、最も多かったのは「経済的に難しい」の63・8%で、若い世代の厳しい生活状況が浮かんだ。

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http://www.sankei.com/life/news/161101/lif1611010036-n1.html


結婚式費用359万円、最高更新 

 結婚情報誌「ゼクシィ」を制作するリクルートマーケティングパートナーズ(東京)が発表した結婚トレンド調査によると、平成27年度の挙式や披露宴にかけた総額費用の全国平均は、前年度比7万円増の1組359万7000円となり、2年連続で過去最高を更新した。

 同社の担当者は「衣装代が増えるなど、新郎新婦のこだわりを反映した結婚式が増えていて、総額が比較的高い層の比率が伸びている」と話していた。

 招待客1人当たりの費用は3000円増えて6万2000円。平均招待客数は0.9人減の71.6人だった。招待客別では親族が減少傾向で、学生時代の恩師や友人が増えているという。
http://www.sankei.com/life/news/161026/lif1610260022-n1.html

 


 
20代高スペック男子「結婚したい症候群」のなぜ

2016年10月28日藤田結子 / 明治大商学部教授
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 晩婚化・非婚化が進む現在、若者の結婚への意欲は依然高いと言われています。先月発表された国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査2015年」によると、「いずれ結婚するつもり」と答えた未婚者の割合は、18〜34歳の男性で85.7%、女性で89.3%でした。

2015年「結婚と出産に関する全国調査」

 一方、恋人のいる若者は減り続けています。同調査では、異性の交際相手を持たない未婚者が男性で7割、女性で6割いるというデータも示されました。つまり、今の若者には「恋愛したい」より、「結婚したい」という傾向が強く見られるのです。

 私の勤める大学で、ある女子学生は言いました。「彼氏ほしいっていうより、結婚したい」。交際相手がおらず、恋愛に消極的だという男子学生たちも「いつかは結婚相手が見つかると信じている」と口々に言います。ある学生はこう言いました。「マスコミが孤独死とかあおるからですよ」。

 とくに、学歴や収入の高い20代男性の一部は、親の期待や周囲の既婚率が高いからか、結婚を人生で達成すべき目標の一つのように捉えているようです。私はここに、20代男性の「結婚したい症候群」ともいうべき傾向を垣間見ます。

東京都内のレストランで

「売り時を逃した30代女子を捕まえたい」

 たとえば翔太さん(25歳男性、仮名)は、大変な努力をして海外の大学院を出ました。海外で勉強や仕事を続けたいと強く思っていますが、結婚の機会を考えると迷うそうです。

 「これまで女性と付き合った経験がないんです。夢を追い続けたら結婚の機会を逃しそうだから、あきらめて日本で就職しようかと考えています」

 達也さん(28歳男性、仮名)は日本の有名大学を卒業後、外資系企業に勤めています。「別に、仕事で何かを成し遂げたい野望とか、あまりないんです。何のためにお金稼いでいるんだっけ、(高級時計の)ロレックスって本当に必要なんだっけ、と思いながら働いています」

 現在、達也さんに交際相手はいませんが、綿密な結婚計画を立てています。

 「慶応とか出た女性がいいですね。育ちも頭も良さそうだから。で、かわいい子がいいです。でも、そんな20代女子はモテるから、今付き合って結婚までこぎつけるのは難しい。だから、女子たちが売り時を逃して30代になり、人生に迷っているときに捕まえたい。その時、自分が商社やコンサルで働いていれば高スペックな結婚相手として考えてもらえるので、そろそろ転職しようと思うんです」

 心理学者・小倉千加子さんは著書「結婚の条件」(03年)のなかで、勤務先の大学の女子学生たちが、「経済力」「安定した職業」などの条件を満たした相手と「幸福な結婚」を夢見る様子を、鋭く描き出しました。

 当時、女子学生たちにとって結婚相手は「理性と打算で選ぶもの」だったといいます。恋愛と結婚のつながりが弱まるなかで、今の20代男性の一部にも、似たような傾向が見られるようになってきたのでしょうか。

恋人たちがかけた南京錠

教室に男女がいても「出会いがない」

 先の調査では、異性の交際相手をもたない未婚者が増え、男性70%(05年は52%)、女性59%(同45%)となりました。そのうち、「とくに異性との交際を望んでいない」と答えた人の割合は、男女とも全体の3割ほどでした。

 学生たちは、恋人はほしいけれど、大学には「出会いがない」といいます。毎日、多数の若い男女が教室に同席しているのに、不思議です。彼ら彼女らによると、それは「出会い」ではないそうです。ある男子学生は「大学の人間関係の中で彼女をつくろうすると、周りにあれこれ言われそうで面倒なんですよ」と言います。

 「女子と話す必要性を感じないし、男だけで話しているほうが楽しい」という声も聞きます。特に1年生の授業では、学生は示し合わせたように、教室内で男女分かれて席に座ります。左右に分かれて向き合うので、まるで合コンのようです。なぜ分かれて座るのかと聞くと、「それが自然だから」だそうです。

 最近の大学生は男女がグループで旅行に行きます。B&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)や民宿で、男女複数人が同じ部屋に泊まることも珍しくありません。「友だち同士なら普通に泊まります。何も起こりませんよ」と笑うのです。

 90年代まで、日本では「東京ラブストーリー」(織田裕二、鈴木保奈美主演、91年フジテレビ)のような恋愛ドラマが高視聴率を取るなど、若者は恋愛に価値を見いだしていました。

 自由な恋愛が日本の若者に広まって数十年がたち、特別なことではなくなった2010年代の学生たちは今、結婚を「信じている」けれども、恋愛を渇望してはいないようです。なぜでしょうか。次回も続きます。


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藤田結子
明治大商学部教授
東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。4歳の男の子を子育て中。
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還暦前おじさんの欲と金と焦り 桐野夏生「猿の見る夢」

2016年10月7日重里徹也 / 文芸評論家、聖徳大教授
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 還暦が近づくと、男は来し方行く末を考える。自分の人生は何だったのか。やり残していることは何か。これから、何を楽しみに生きていくのか。カネの方は大丈夫か。何歳まで働くのか。死んだら、どこへ行くのか。

 それで、焦ったり、あがいたり、あきらめたりするのだ。


 桐野夏生の新作小説「猿の見る夢」(講談社)は還暦前の男を主人公に、この作家らしく、さまざまな欲望が渦巻く世界をやや戯画的に描いている。エゴイズムを拡大鏡で見るように暴き出す桐野の筆は確かで、長編を楽しく読み終えた。

 主人公は59歳。プチ・エリートといえばいいか。元・銀行員。46歳で女性衣料チェーンに出向を命じられた。その会社が時流に乗って大手ファストファッション・チェーンに成長した。彼は現在、財務担当役員。常務、さらには社長になれるかもしれないと野心を温めている。

 この男がいくつかの困難に直面し、そのたびに不器用にしのいだり、ダメージを受けたりする姿が、センテンスの短い、読みやすい筆致でつづられていく。あちこちで、こちらの苦笑を誘うのだ。

小心でせこいのにプライドだけ高い男

 こんな元・銀行員いそうだなあと思う。小心なのに欲望は追求したがる。せこいのに、プライドが高いために損をする。外面はきっちりしているのだが、実は酒や女にだらしない。世間体を重んじるのに、抜けている。

 主人公は順調なように見えた。収入はけっこうあるし、銀行時代から続いている愛人とは毎週のように、会っている。さらにはグラマーな会長秘書を狙っている。認知症の母親が死ねば、その遺産で息子家族と2世帯住居を建てる計画も抱いている。

 ところが、社長のセクハラ問題の対処を会長から命じられてから、歯車が狂い出す。社内の立ち回りの難しさ。妻や愛人の深い不満。母親の面倒を見てきた妹との不仲。会長秘書も、手ごわい素顔を見せる。

 気弱で優柔不断な主人公とは対照的に、女たちはパワーがあり、みんな怒っている。都合のいいことばかり言っている男たちを糾弾する。ネットを使って鬱憤を晴らす。カネをめぐって、現実的で厳しい要求を突きつける。


女たちの妙な「連帯感」

 さらに、奇妙な占師が登場して、物語に奥行きが生まれている。彼女は自ら見る夢で依頼者の運命を占うのだ。よく当たるかわりに、高い謝礼を要求する。彼女の素性が少しずつ明らかになっていくのが、物語の推進力の一つだ。

桐野夏生さん=2014年10月、内藤絵美撮影

 世間通、人間通らしい占師は、登場人物たちの希望をつないだり、募らせたり、手助けしたりしながら、彼ら彼女らの欲望の背中を押しているように見える。インチキくさいのだが、したたかだ。不思議な存在感があるのは、このためだ。

 もう一つ。この作家らしいなあと考えたのは、女たち同士が妙な連帯感を持っているように見えることだ。たとえ激しく対立したり、言い争ったりしていても、女同士だとお互いに相手をわかっている。それでついつい男は、周囲から少し浮いた一人芝居をしているように見えてくるのだ。

 桐野は1990年代後半以降の日本で、最も魅力的な書き手の一人だろう。新聞記事ふうにいえば、「現代人の魂の行方を問う作家」である。今回はおじさんたちへのメッセージとも、警告とも受け取れる人間模様が楽しめた。

    ◇    ◇

 「ベストセラーを歩く」は原則、月1回の連載です。次回はフランスの人口学・歴史学者エマニュエル・トッド「問題は英国ではない、EUなのだ」(文春新書)を取り上げます。お楽しみに!

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重里徹也
重里徹也
文芸評論家、聖徳大教授
1957年、大阪市生まれ。大阪外国語大(現・大阪大外国語学部)ロシア語学科卒。82年、毎日新聞に入社。東京本社学芸部長、論説委員などを歴任。2015年春から聖徳大教授。著書に「文学館への旅」(毎日新聞社)、共著に「村上春樹で世界を読む」(祥伝社) などがある。
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20161005/biz/00m/010/012000c


 
 

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