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「総資産15兆円」めぶきFG誕生 経営統合で株価下落の泣き笑い
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/cat228/2016/11/06/post-1208.html
サンデー毎日 2016年11月 6日号
常陽銀行(茨城県水戸市)と足利銀行(栃木県宇都宮市)を傘下に持つ持ち株会社「めぶきフィナンシャルグループ(FG)」が10月1日に発足した。総資産で約15兆3000億円(2016年3月末)を誇る地銀3位のグループの誕生となる。常陽銀行、足利銀行とも両県を代表する大手地銀で、常陽銀行は80年、足利銀行は120年の歴史を持ち、県の指定金融機関でもあった。
両行の経営統合により高いシナジー効果が期待できる。両県合算で人口500万人を抱える市場で高いシェアを持ち、「メイン取引が常陽で1万6000、足利で1万4000先ある。合計で3万先とのネットワークが実現される」(寺門一義めぶきFG社長)のはその象徴と言っていい。
今回の統合で最も耳目を集めたのは、両行の株価低下による悲喜こもごもだった。両行は昨年11月に統合で基本合意したが、その後、日銀によるマイナス金利の導入もあり、両行の株価が大幅に下落した。
この結果、嬉(うれ)しい誤算となったのは、巨額な「負ののれん益」が発生したこと。買収や企業統合では、被合併企業の資産・負債が時価評価されて合併企業に引き継がれるが、この時価評価された資産・負債の差額が、買収価額よりも高い場合に「負ののれん益」が発生する。めぶきFGの場合はその額は1150億円にも上り、17年度3月期に特別利益として計上する。
対照的に、文字通りの誤算となったのは、足利ホールディングス(HD)の普通株式36・87%を保有していた野村HDが、統合時に株式を売却することなく、めぶきFG株の10・47%を保有する筆頭株主として残ったことだ。野村が保有していた足利HD株は売買目的の投資有価証券で、足利HDが再生を果たして再上場した際にも、売却が検討されたが見送られた経緯がある。
泣いた野村の出口はまだ見えない。
(森岡英樹)
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