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三菱自、V字回復へ課題山積 内外で販売苦戦、ブランド復活の鍵は…(SankeiBiz)
http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/886.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 29 日 08:50:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

平成28年4〜9月期連結決算を説明する三菱自動車の池谷光司副社長=2016年10月28日、東京都港区芝の三菱自動車本社(会田聡撮影)(写真:フジサンケイビジネスアイ)


三菱自、V字回復へ課題山積 内外で販売苦戦、ブランド復活の鍵は…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161028-00000003-fsi-bus_all
SankeiBiz 10/29(土) 8:15配信


 三菱自動車が28日発表した2016年9月中間連結決算は最終損益が2195億円の赤字(前年同期は520億円の黒字)に転落した。燃費不正問題に伴う損失計上が響いたためで、17年3月期の最終損益も2396億円の赤字(前期は726億円の黒字)を見込む。三菱自では不正関連損失を今期に一括計上して、業績のV字回復につなげる戦略だが、肝心の販売は内外で苦戦しており、思惑通りに再建が進むかは見通せない。

 「今年度下期に営業損益の黒字化を何としても果たしたい」

 28日、東京都内で会見した三菱自の池谷光司副社長は、こう何度も同じフレーズを繰り返した。

 9月中間期の三菱自の営業損益は316億円の赤字だったが、10月〜来年3月までの半年間に限ればコスト削減の徹底などで40億円の黒字を計画する。10月に厳しい収益管理で知られるカルロス・ゴーン社長率いる日産自動車の傘下に入ったこともあり、数字で結果を示す必要があるためだ。

 ただ、思惑通りに業績改善につなげるためには課題が山積している。今年度の国内の新車販売は燃費不正問題が響いて約4割も減少する見通し。三菱自が強みを持つタイやインドネシアなどのアジアで1%減り、欧州で12%減る見込み。原油価格の下落で中東や中南米など資源国の販売も想定を下回る。北米は、主力のスポーツ用多目的車(SUV)「アウトランダー」が牽引(けんいん)して6%増やす計画だが、販売競争の激化で値引き原資の販売奨励金が膨らんでおり、採算が計画以上に悪化する可能性もある。

 日産との提携による共同購買などのコスト削減効果は確実に計算できるものの、国内を中心に不正問題の影響からどこまで立ち直れるかは見通しにくい。足元こそ従業員や国内工場周辺の自治体や関係会社などの“身内”が買い支えているが、それが一巡した後に、一般客が戻らなければ販売の長期低迷も避けられない。度重なる不祥事で失墜したブランドを立て直すには「再発防止策に着実に取り組む」(池谷副社長)ほかなく、その成否が経営再建の行方をも左右する。(今井裕治)

 

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コメント
 
1. 2016年10月30日 22:50:15 : qiNM7jknEs : RLumgmenC5c[176]
三菱自動車の復活の鍵は、日本国内より海外だと思う。日本国内はメーカーの数が多く、市場は縮小している。聞くところによると登録車のシェアは3%だとか。しかも、2000年頃のリコールうんぬんの問題が尾を引いて、三菱離れが進んだ。これに対し、海外市場ではパジェロ・スポーツやトライトン/L200の売れ行きがよく、「4WDの三菱」の評価が定着している。

海外ではうまくいっているが、日本国内が足を引っ張っている。今回の大赤字も、日本国内が原因だ。これにより、肝心の新型車開発費用に制約が出ることを恐れる。

三菱自動車は、日本の自動車メーカーの中では、電気自動車にいち早く取り組んだ先駆者である。世界初の量産型電気自動車は、アイ・ミーブだ。これに日産がリーフで続いた。この2社が、日本の電気自動車のメーカーである。

ところが欧州では、ディーゼルエンジンの排気ガス規制ごまかし事件で大きくダメージを受けたドイツのフォルクスワーゲンをはじめとする民族資本系メーカーが、背水の陣を敷いて、電気自動車に会社の未来を賭けてきた。フォルクスワーゲンは、2025年までに電気自動車を30種類出して、年産300万台体制にすると発表した。同グループのアウディは、ルマン24時間レースから撤退し、電気自動車開発に゛全力を投入すると言う。

ドイツではBMWや、メルセデスも電気自動車を主力車種にすると言う。これにフランスも続く。日産の親会社であるルノーも、電気自動車を拡充しており、ライバルのプジョー・シトロエンも、三菱アイ・ミーブのOEM供給を受けるだけでなく、新型メアリで電気自動車の生産を開始した。

このように欧州では、電気自動車への移行が急ピッチで進んでいる。これに対し日本勢は、三菱自動車と日産に続くメーカーが出ない。それと言うのも、日本の自動車メーカーに大きな影響を与えている最大手のトヨタ自動車が、電気自動車にあまりにも消極的過ぎて、普及するのを逆に妨害していると思われる動きをしているからだ。

かつて日本の自動車メーカーで電気自動車に力を入れていたのはダイハツだが、トヨタ支配が強まるにつれて、電気自動車から完全に撤退してしまった。今や、かつて電気自動車に関わっていたことすら消される始末である。それとスズキ。鈴木修社長がトヨタ傘下に入ることを決めたことから、電気自動車開発の目はなくなった。

トヨタと提携しているマツダ、スバルも同様である。スバルは折角、プラグインステラを開発していたのに、それを取りやめてしまった。

トヨタは、世界最大の自動車部品メーカー群を持つ。部品点数が大幅削減になる電気自動車は、自らの自動車部品メーカー・ピラミッド構造が消滅することを意味する。トヨタの強さの源泉が、この部品メーカー・ピラミッドにあることは、言うまでもない。その中でも最重要なのが、変速機メーカーのアイシン・グループである。電気自動車になると、この変速機がいらなくなる。

三菱自動車、日産はどうして電気自動車に力を入れることができるのか。それは、三菱自動車の過去の経営危機、日産のゴーン革命によるところが大きい。つまり、部品メーカーを切ってきたことが大きいのだ。三菱自動車は、自社製だった自動変速機部門をジャトコに売却している。

●三菱自動車はアイ・ミーブで折角、電気自動車で先駆者となりながら、その後はアウトランダーPHEVを追加しただけで、思うように車種追加ができていない。これは開発費用の不足が原因だろう。あと、過去の経営危機の際に開発要員を減らしたことが大きい。

そのアイ・ミーブは、軽自動車ベースであるが、欧米の衝突安全基準に適合している。最初から輸出を想定して開発したからだ。だがリーフのように売れていないのは、軽自動車ベースだから、室内が狭いからだ。

当方の妻は身長180cmだが、やはり狭いという。特に足のスペースが狭すぎる。それでも欧米の安全基準に適合している電気自動車は、三菱にはこれしかないから販売を続けなくてはならない。本当なら、日産リーフに相当する大きさの小型車が欲しいところである。

電気自動車のバッテリーだが、三菱と日産とで別々の電池メーカーの製品を採用している。これについて、日産は自らの電池メーカーを売却した。これは良い方に考えれば、三菱と同じメーカーの電池を採用するのではないかと思われるのだ。これにより量産効果を上げれば、電気自動車の価格引下げも可能になる。

●ディーゼル排ガスの問題で大きなダメージを受けたドイツ民族資本系メーカーが、自らの生き残りを賭けて電気自動車に全力投球することを決めた。本来、先行していたはずの三菱、日産は、一致協力して、この動きに乗り遅れないようにしなくてはならない。電気自動車に冷淡なトヨタ・ホンダ等は、水素ガス自動車に力を入れているが、構造上の問題や供給面の問題から、頓挫することは確実だ。

三菱、日産連合は、迷うことなく電気自動車に全力投球することである。もう世界の趨勢は決した。

当方は1960年代から世界の自動車を見てきたが、日本の場合、前輪駆動化が遅れた。それと言うのも、レーサー上がりの自動車評論家達が、前輪駆動車の操縦性を袋叩きにしたからである。このため、自動車雑誌の記事に左右されやすい日本の自動車メーカーの前輪駆動化は遅れた。

日本の自動車ユーザー達も、自動車雑誌の記事に影響されすぎて、前輪駆動嫌いが多かったのである。当方はよくトヨタが超保守派だと書いてきたが、それは日本の自動車ユーザーも同じなのである。

これからは世界的に電気自動車への移行が本格的に進む。超保守派が、時代に取り残される時代が来たのである。現在、日本国内では電気自動車の人気も販売も最低だが、外国が電気自動車時代を迎えれば、「外圧」で日本市場も変わる。日本は、外圧でしか変われない国なのである


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