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日産ゴーン、三菱自「完全支配」の狡猾戦略完遂…破格の「安い買い物」(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/658.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 23 日 00:43:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

               日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO(UPI/アフロ)
 

日産ゴーン、三菱自「完全支配」の狡猾戦略完遂…破格の「安い買い物」
http://biz-journal.jp/2016/10/post_16980.html
2016.10.23 文=編集部 Business Journal


 三菱自動車工業の会長を、日産自動車のカルロス・ゴーン社長が兼務する。

 日産は、三菱自の益子修会長兼社長に対して社長留任を要請している。日産は月内に三菱自へ34%の出資を完了する。ゴーン氏の会長就任は、12月に開く三菱自の臨時株主総会後の取締役会で正式に決まる。益子氏は「日産からの出資受け入れ後に辞任する」意向を表明していた。だが、ゴーン氏は益子氏の社長続投を強く要望している。

 5月13日付け当サイト記事で次のように報じ、益子氏が社長として残る可能性にも言及した。

「三菱自の会長にはゴーン氏が就任する方向だ。日産から会長を含めて4人の役員が派遣され、11人の経営陣(ボード)の3分の1を制することになる。社長は三菱自から出す予定だが、技術のことが本当にわかる人物に替える。日産の傘下に入る前には、益子修会長(三菱商事出身)と相川哲郎社長(三菱自出身)は引責辞任するとみられていたが、益子氏はゴーン氏との関係で取締役として残る可能性が出てきた」

 三菱自の多目的スポーツ車(SUV)「パジェロ」は、タイやインドネシアでは人気が高い。日産はトヨタ自動車や本田技研工業(ホンダ)に比べてアジアのシェアが低い。中国を除くアジアの販売台数が世界販売に占める割合は、10%にも満たない。三菱自のタイなど複数の生産拠点を活用して東南アジアで現地生産に乗り出し、日産車の販売を増やしたいとの思惑がある。

 両社は軽自動車で共同戦線を張っているが、電気自動車(EV)の開発でも協力する。EV路線で孤立気味の日産にとって、三菱自は数少ないEVの仲間でもある。EVの軽自動車の共同開発が、資本提携後最初のプロジェクトになるかもしれない。

 軽の生産拠点を持たない日産は、三菱自が潰れては困るのである。今後、ゴーン氏流のしたたかな駆け引きが展開されることが予想される。三菱自の経営危機が、日産にとって絶好のチャンスとなったことだけは間違いない。日産は三菱自の買収を虎視眈々と狙っていた。

■三菱自を激安で買った日産

 日産関係者によると、日産は今年に入ってすぐ、少人数のタスクフォースを編成し、三菱自を買収する場合のシミュレーションを行ってきた。4月20日の三菱自トップの記者会見を見て、日産側は「三菱自はもたない」と判断。具体的なプロポーザルを策定する作業に入った。この間、三菱自の株価は急落。大型連休最終日の5月8日、ゴーン氏は動いた。軽の共同開発会社を立ち上げた時の窓口で、気心も知れている益子氏に直接、資本提携を申し入れたのだ。

 三菱自側は、ゴーン氏の提案に飛びついた。三菱グループ御三家の支援が、前回の経営危機の時のように期待できないこともあって、益子氏は日産の傘下入りを決断したという。短期間のうちに交渉がまとまったのは、三菱自がそれだけ切羽詰まっていたからである。

 日産は軽自動車の開発・生産を何度も検討したが、「単独で利益を出すのは難しい」との結論に達し、三菱自からOEM(相手先ブランド名製造)供給を受けている。自動車業界では、今回のトラブルは日産が軽自動車に自前で参入する最後のチャンスになるかもしれないと言われていた。

 霞が関では、5月に入って「ゴーン氏が三菱自の買収に強い関心を示している」との情報が駆け巡った。日産は三菱自の株式を1株468円で引き受ける。三菱自の株価は、偽装発覚前日の終値(864円)に比べて4割以上、安い。燃費偽装が発覚した翌日の4月21日から5月11日までの三菱自の株価や売買高を勘案して、日産は買い取り価格を468円に決めた。

 日産の傘下に入ることが決まり、株価は5月12日にはストップ高(80円高)の575円に急上昇した。10月19日午後にはゴーン氏の会長就任の情報が流れ、株価は急伸。一時52円高の536円をつけ、終値は522円(38円高)。日産は安い買い物をしたことになる。

 三菱自は10月19日、2017年3月期連結決算の純損益の赤字幅が、従来予想の1450億円から2400億円に拡大すると発表した。今後のリコールに備える費用を380億円積み増したほか、想定を超える円高や新興国景気の悪化に伴う減益を織り込んだ。燃費不正があった軽自動車を生産する水島製作所(岡山県倉敷市)の収益性が低下したとして、155億円の特別損失を計上している。

(文=編集部)
 

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コメント
 
1. 2016年10月23日 11:23:04 : qiNM7jknEs : RLumgmenC5c[138]
破格の「安い買い物」どころか、維持するのにどんどん金を取られることに気づかないのは悲劇ですな。南朝鮮のルノー・サムソン自動車と、ロシア連邦のアフトワズに消えていくルノー・日産アライアンスの資金。減資を生み出すのは日産自動車です。

三菱自動車ですが、日本国内で膨大な損失を出している。しかしパジェロ・スポーツやL200など、SUVやUTEが好調の海外市場では大きな利益を出しています。簡単な話、日本国内から撤退すれば三菱自動車は安泰。しかし本社が日本にあるし、ここから撤退できない。だから日産ゴーンに出資させたのです。

三菱自動車の日本国内市場における苦境は、全く改善の方向が見えません。日本国内でしか販売していないeKワゴン/eKスペース。生産再開当初は「購入運動」で売れたものの、無理な需要喚起だったから早々に息切れ。次期車種は日産が開発するなどとゴーンは豪語していますが、年々縮小する軽自動車市場。他社から市場を奪還しないと存続すら危ぶまれます。

あの名車スバル360を生み出し、その後も4気筒エンジン、4輪独立サスペンション、CVT無段変速機、4輪駆動など、優れた技術で日本の計自動車市場をリードしてきたスバルですら、採算が合わないと自社開発、自社生産から撤退した軽自動車です。三菱自動車でも、軽の商用車は自社開発、自社生産を取りやめている。乗用車だけなのです。考えようによっては、軽からの撤退に向けた動きになっているのでは。

●三菱自動車の日本国内向けのラインナップが、完全に日本市場に向いていない。海外市場向けの車種に「選択と集中」したから、日本国内の車種別販売台数に三菱自動車はベスト10にぜんぜん入っていないことが、それの証拠です。日本国内の三菱自動車の販社は、大変ですよ。

日産ゴーンは、三菱自動車に2,370億円を出資し、「安い買い物」だと豪語しているようですが、それが「高い買い物」だったことに気づくのに、そう時間はかからないでしょう。最もゴーンも62歳ですから、いよいよ先も見えてきました。日産の後継者は困るだろうね。

かつて国際的な企業買収で巨大化したのが、アメリカITT Corpのハロルド・ジェニーン氏。後継者はあまりにもでかすぎて経営できず、矢継ぎ早に子会社、関連会社を売却していった。ゴーンも、アライアンスが巨大化しすぎて制御できなくなった時点で逃げるだろうね。三菱グループも、その時に三菱自動車をどうするのか、考えておくことだな。いや、それも想定の内に考えているだろう。


2. 2016年10月23日 19:56:37 : oCrAJL4UVg : BSkALVEdcgY[151]
共存で 互いの弱み 分かち合い

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