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多くの中国人と中国企業が近年海外進出しており、世界は中国の力強い消費能力と旺盛な需要を実感している。資料写真。
中国市場進出、外資系企業が懸念することとは?―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/a153007.html
2016年10月20日(木) 6時50分
多くの中国人と中国企業が近年海外進出しており、世界は中国の力強い消費能力と旺盛な需要を実感している。第120回中国輸出入商品交易会(広交会)の輸入ブース内で、海外の展示企業の多くは、中国人消費者や中国市場などの話題に言及すると、「巨大」、「驚異的」、「潤沢な資金」といった形容詞を並べた。国際商報が伝えた。
ところが中国の市場と需要を評価すると同時に、一部の海外出展企業は中国市場進出前に慎重な姿勢と戸惑いを示している。この現象は欧米企業の間で普遍的だ。彼らはいったい何を懸念しているのだろうか?
◆不慣れな市場
Ewbankは英国で1860年創業の老舗企業で、掃除用品の生産に特化している。同社の会長は「当社の製品は英国皇室御用達で、欧米で高い評価を手にしている。ところが近年、欧米のマクロ経済環境が疲弊し、販売に影響が生じている」と述べた。
同氏は「企業の長期的かつ持続可能な成長を維持するためには、製品の更新・アップグレードだけでは不十分であり、新市場を積極的に開拓する必要がある。例えば近年、高い消費の潜在力を示している中国市場などだ」と話した。
同氏は今年で広交会に4回目の参加となる。しかし記者から中国の取引先との商談の成果について聞かれると、「私は中国市場に期待しているが、無理をしようとは思わない」と話した。
同氏は「私にとって、中国は不慣れだが重要な市場だ。そのため中国で信頼できるパートナーを見つけなければ、中国市場で自社製品を全面的に展開することを検討できない。多くの雑多な業者を介することで、自社製品が中国という巨大市場を失うことを避けたい」と強調した。
◆知的財産権の問題
同氏の中国市場進出への態度は「慎重」と言うにふさわしいが、その他の欧米企業の中国市場進出という問題に対する態度は「懸念」と呼べるほどだ。
オランダ・Funcooking社のCEOは「中国市場が高い消費力を秘めていることは否定しないが、中国はまだ当社が中心的に攻める市場ではない」と表明した。
同氏は「当社は主にアウトドアのバーベキューやピザを作るための調理器具を取り扱っている。これらの製品には技術アップグレードの余地があまり残されておらず、主な競争力はデザインと耐用年数から得られる。中国に進出後、多くの類似した製品が登場することを懸念している」と話した。
米CAT社の関係者は記者に対して、「当社が今回の広交会に展示するのは工業用ファンが中心だ」と述べた。同氏は中国市場をそれほど懸念しなかったが、中国の知的財産権の問題について言及した。
同氏は「私は中国政府が近年、知的財産権の保護に関する問題への重視を強めていることに注目しているが、まだ企業の懸念を完全に払拭するには至らない。工業用ファンの競争力は耐用年数によって決まる」と述べ、Funcooking社のCEOと同じ観点を示した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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