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中国消費堅調も予断許さず 低成長と過剰生産解消で景気悪化リスク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161019-00000013-fsi-bus_all
SankeiBiz 10月20日(木)8時15分配信
19日発表された中国の7〜9月期実質国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増と低水準の成長にとどまった。ただ個人消費は底堅く、中国に進出している日本企業はスマートフォン関連や家電のほか、減税の追い風を受ける新車の販売などが伸びている。しかし鉄鋼などの過剰生産解消に向け構造改革が進めば景気が冷え込む恐れがあり、先行きは予断を許さない。
中国経済に詳しい三菱UFJリサーチ&コンサルティングの野田麻里子研究員は、7〜9月期のGDPについて「中間層の厚さなどから消費は底堅く、景気を下支えしている」と分析する。
消費の好調は日本企業を後押しする。東芝はスマホ向けフラッシュメモリーの販売が好調で2016年9月中間連結決算の業績予想を上方修正。シャープは18年度の液晶テレビの販売台数を16年度見込み比2倍の1000万台以上に増やす。
新車販売も昨年10月からの小型車減税で増えており、ホンダは9月の新車販売が前年同月比46.5%増の12万929台と大幅に膨らんだ。中長期の成長を見越し、19年にも新工場を稼働させる方針だ。
一方で、低成長の影響も出始めている。海運市況の悪化は海運業界を直撃、日本郵船は16年7〜9月期連結決算に特別損失1950億円を計上すると発表した。ファーストリテイリングは16年8月期で、中国ユニクロ事業が減益になった。
構造的課題である過剰生産による鉄鋼価格の下落では新日鉄住金、JFEホールディングスなど大手が軒並み業績悪化に追い込まれた。
中国当局は過剰生産の解消に向け改革を進めるとしている。日中経済協会を中心とした財界合同訪中団も9月、中国共産党序列7位の張高麗副首相に改革を求めた。
ただ鉄鋼と石炭の改革で失業者が年約80万人出るとされ「景気悪化の要因になる」(市場関係者)。自動車では小型車減税が予定通り今年末に終了すれば販売が失速する懸念もある。中国経済は引き続き、日本経済を下振れさせるリスクをはらんでいる。
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