>360円/ドルだったのに円は高くドルは安くなった理由は何か 輸出でドルを稼いでも、利益を円に交換するとドル高円安になる
本来、変動相場制では輸出しても稼げないという話だよ それからドルは機軸通貨だからアメリカが輸入する時は輪転機でドル札を摺って買えばいい だからドルの価値が毎年下がり続けた アメリカはドルを摺り撒くってドルの価値が昔の1/3になっただけ NYダウやアメリカの GDP が上がったのはドルの価値が目減りしたから アメリカ企業の競争力が3倍になった訳じゃない アメリカは基軸通貨国だから輸入品の代金をドル札を輪転機で摺って払っている 基軸通貨国でなかったら疾うに国家破産している 日本の対外“純”資産もNYダウやアメリカ国債と連動して上がっただけ 日本企業は輸出で稼いだドルを円に換えると超円高になるからドルのまま運用せざるを得なくなったんだよ 日本も終戦後 戦時国債を返したくないから意図的に円を摺って円の価値を1/100にして日経平均が暴騰したからね それと同じ事をアメリカもやってるだけ しかし、日本は高度成長期以降はインフレ政策を止めたから円が高止まりしているんだ
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為替レートは、名目金利から物価の上昇率を引いた、実質金利に反応することが多い。 名目ベースではわが国の金利水準の方が低いのだが、米国のインフレ率を考えると、どうしても実質ベースで見た金利はわが国の方が高くなりがちだ。そのため、円が買われやすく、ドルが売られやすくなる。
植民地インドの後釜にされた日本 実はアメリカのこの「うまい話」は、19世紀に繁栄した大英帝国をまねているだけだ。大英帝国の場合は、その繁栄の謎をとく鍵はインドをはじめとする植民地が持っていた。たとえば当時イギリスの植民地であったインドは、香辛料などの原材料を輸出してイギリスを相手に多額の黒字を計上していた。ところが黒字はルピーではなく、ポンドを使って決済され、そのままイギリスの銀行に預けられていた。
だからイギリスはいくら植民地を相手に赤字を出しても平気だった。イギリスの銀行に預けられたポンドを、イギリス国内で使えばいいからだ。インドは名目上は債権が増え、お金持ちになったが、そのお金をイギリスの銀行から自由に引き出し、自分の国では使えなかった。お金の使い道は預金者ではなく、イギリスの銀行が決めていたからだ。そしてもちろん、イギリスの銀行は国内の人々に貸し出した。 イギリス国民は植民地から輸入した品物で生活をたのしみ、しかもしはらったポンドもイギリスの銀行に吸収され、イギリスのために使われるわけだ。こうしてイギリスはどんどん発展した。 一方植民地はどうなったか。たとえばインドは商品を輸出しても、その見返りの代金はポンドでイギリスに蓄積されるだけだから、国内にお金がまわらなくなる。どんどんデフレになり、不景気になった。 仕事がきつくなり、給料が下がり、ますます必死で働いて輸出する。ところが黒字分の代金は、ポンドのまま名義上の所有としてやはりイギリス国内で使われる。こうしていくら黒字を出してもインドは豊かになれなかった。そして、赤字を出し続けたイギリスは、これを尻目に繁栄を謳歌できた。
このイギリスとインドの関係は、そっくり現在のアメリカと日本の関係だと言ってもよい。経済同友会元副代表幹事の三國陽夫さんは、「黒字亡国」(文春新書)にこう書いている: 輸出拡大によっていくら日本が黒字を蓄積しても、それはアメリカ国内にあるアメリカの銀行にドルで預け入れ、アメリカ国内に貸し置かれる。日本からの預金は、アメリカにしてみれば資金調達である。貸し出しなどに自由に使うことができる。
日本は稼いだ黒字にふさわしい恩恵に与らないどころか、輸出関連産業を除いて国内消費は慢性的な停滞に喘いでいる。停滞の原因であるデフレはなかなか出口が見えない。 日本の黒字がドルとして流入したアメリカはどうなのか。ドルはアメリカの銀行から金融市場を経由して広く行き渡り、アメリカ経済の拡大のために投下されている。日本の黒字は結局、アメリカが垂れ流す赤字の穴埋めをし、しかもアメリカの景気の底上げに貢献しているのである。・・・ 輸出で稼いだ黒字を日本がドルでアメリカに預け、日本の利益ではなく、アメリカの利益に貢献している限り、円高圧力もデフレ圧力も弱まることなく、政府・日銀がいくら財政支出や金融緩和というデフレ解消策を講じても、一向に持続性ある効果は現れないのである. http://www.asyura2.com/0601/hasan45/msg/253.html
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