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ポンド急落のメッセージ「英国は経済より政治を選んだ」
JAMES MACKINTOSH
2016 年 10 月 10 日 15:14 JST
これ以上の「市場のかんしゃく」はない。香港で7日、ポンドの対ドル相場が早い時間の取引でフラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落)に見舞われ、4分で6%下落した。
犯人捜しが行われているが、ポンド急落の持つ意味は見過ごされがちだ。アルゴリズムの暴走かトレーダーの入力ミス、商いが薄い時間帯を狙った意図的な攻撃のいずれかが市場の欠陥として新たに指摘されそうだ。その後、ポンドは急反発して、ニューヨークが目覚めるころには2%の下げに落ち着いた。
とはいえ、7日の急落はポンドの今後の行方を暗示している。ポンドの下落は行き過ぎで余りにも急ではあった。同時に、英国の政治家が同国の欧州連合(EU)離脱(ブリグジット)をダメにすると懸念するポンドの弱気筋に新たな目標を差し出した。
ここ数年の間に起きた2つの主なフラッシュ・クラッシュの例を見る限り、ポンドの今後はさえないようだ。2010年5月に米国の株価暴落を引き起こしたのは取引に使われたアルゴリズムの欠陥だった。ダウ工業株30種平均は5分で600ポイント下落し、下落率は最大で9%に達した。株価が反発すると、コンピューターによる取引の危険性が注目されたが、取引が平静を取り戻してからたった15日で株価は暴落時の安値に再び沈んだ。
2014年10月にも同様の事態が発生、米国債の利回りがフラッシュ・クラッシュに襲われた(価格は上昇したので、価格で見ればむしろフラッシュ・ラリーである)。米連邦準備制度理事会(FRB)は調査の結果、波乱の原因の1つがアルゴリズムにあると判断した。市場は暴落前の水準に戻ったが、3カ月もたたないうちに利回りはフラッシュ・クラッシュの最中に付けた水準をさらに下回った。
急激な下落のきっかけとなったのはテクニカル要因だったかもしれない。ただ上記の2つの例と7日のケースは、取引関係者が積極的に最悪のシナリオを信じていたがゆえに暴落に転じてしまった。ポンドにとってこれは悪材料である。1ポンド=1.18ドルの安値はブレグジットに悲観的な人々に新たな目標を提供しているからである。
こうした不安は単なる市場のかんしゃくよりも深刻だ。英国は経常赤字を補てんするために海外から多額の資金を集める必要がある。第2四半期の同国の経常赤字は国内総生産(GDP)比で5.9%に上った。メイ首相がEUの単一市場へのアクセスを失う「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」を選択するとの見方が強まった結果、EU圏との取引を望む外国の企業や銀行にとって英国の拠点としての魅力は薄れつつある。
さらに厄介なことに、先日行われた与党・保守党の年次党大会でメイ首相から、自由貿易と自由市場という数年来のコンセンサスからの転換を示唆する発言が飛び出した。メイ氏はさらに「国際エリート」を攻撃したが、多くの国際エリートがロンドンを拠点に選び、経常赤字の補てんに使われる資本を持ち込んでいることを考えると間が悪い発言だ。
メイ氏は経済の保護より移民の制限を優先することを選んだ。ポンドの動きはこの選択を反映している。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiA7rmf88_PAhUT7WMKHd0SBUAQFggeMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10019558976659973568804582365270486792392&usg=AFQjCNF55Rxe6yeqB0UIuYLoMBNBKIkm-w
ポンド下げ止まらず、フラッシュクラッシュの先週は4.2%安
Charlotte Ryan
2016年10月10日 17:35 JST
週明け10日の外国為替市場で英ポンドは続落。前週末のフラッシュクラッシュの原因が明確にならないことや欧州連合(EU)離脱の条件をめぐる懸念が重しになっている。
先週は週ベースで4.2%安と、EU離脱を決めた国民投票の週(6月24日終了週)以来の大幅安だった。メイ英首相がEU離脱交渉を来年3月までに開始すると言明したところから下げが始まった。7日はアジア時間の取引で2分間に6.1%の急落を演じた後、1.4%安で終了した。
ロンドン時間10日午前8時41分現在は0.3%安の1ポンド=1.2394ドル。対ユーロは0.2%安の1ユーロ=90.20ペンス。
原題:Pound Fails to Shake Off Wounded Image After Week of Flash Crash(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-10/OETO5U6JTSE801
ユーロ圏、英離脱で10年後存続する可能性低下=JPモルガンCEO
[ワシントン 7日 ロイター] - 米JPモルガン・チェース(JPM.N)のダイモン最高経営責任者(CEO)は7日、国際金融協会(IIF)の年次総会で、英国民が欧州連合(EU)離脱を選択したことで、ユーロ圏が10年後も存在している可能性が低くなったと指摘した。
ダイモンCEOは「ブレグジット(英国のEU離脱)によって、ユーロ圏が今から10年後に生き残っていない確率が5倍に上がった」と述べた。
モルガン・スタンレー(MS.N)のゴーマンCEOは、ブレグジットで、現在ロンドンで行われている業務がニューヨークに移るとして、ニューヨークはブレグジットで大いに恩恵を受ける勝者になると述べた。
ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N)のコーン社長は、企業経営陣がリスクをとることに二の足を踏んでおり、米経済は低成長でもがき続けていると指摘し、この状況が早々に終わることはない、との見方を示した。
http://jp.reuters.com/article/imf-g20-brexit-idJPKCN12A0D9
中国人民元、4カ月ぶり大幅安−大型連休後に取引再開
Robin Ganguly
2016年10月10日 12:02 JST
中国人民元は10日、ドルに対して4カ月ぶりの大幅下落。大型連休で先週休場だった本土市場が取引を再開した。
上海市場の人民元は前営業日比0.46%安の1ドル=6.7051元と、2010年9月以来の安値を付けた。連休中にはオフショア人民元が下落した一方で、ドル指数は1%上昇していた。人民銀はこの日の人民元の中心レートを1ドル=6.7008元に設定した。
原題:Yuan Slumps Most Since June After Trading Resumes After Holidays(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-10/OET8R46TTDSK01
中国銀行システムのリスク、制御可能=人民銀総裁
[北京 9日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は、ワシントンで開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、中国の銀行不良債権が増加するなか、中国銀行システムのリスクは制御可能と述べた。
人民銀行のウェブサイトが9日、発言内容を公開した。
8月の新規人民元建て融資は前月から2倍以上に拡大した。
周総裁は、与信の急速な伸びは、世界経済が低迷する中で中国が成長押し上げに取り組んでいることを反映している、と説明。その上で、世界経済が徐々に回復に向かえば、与信の伸びを制御する必要がでてくると述べた。
公式データによると、6月末時点の銀行不良債権比率は1.75%で、前年末の1.67%から上昇した。
周総裁は、中国経済が引き続き妥当なレンジ内で成長しており、いくつかの重要経済指標は回復の兆しを示唆していると述べた。
http://jp.reuters.com/article/china-cenbank-banks-idJPKCN12A08Y
中国の金融政策、債務削減に好ましい環境提供へ=中銀副総裁
[北京 10日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の范一飛副総裁は10日、機動的に微調整しつつ穏健な金融政策を維持する方針を示した。
范副総裁は会見で、金融政策が引き締め過ぎ
http://jp.reuters.com/article/china-economy-deleveraging-idJPKCN12A0OZ
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