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スポティファイのHPより
「便利すぎる」世界最強の音楽配信サービス、日本で開始…確実に成功するモデルを解剖
http://biz-journal.jp/2016/10/post_16865.html
2016.10.10 文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員 Business Journal
インターネット音楽配信サービスの世界大手、スウェーデンのスポティファイが9月29日、日本でもサービスを開始したと発表した。
「あのスポティファイがついに日本に上陸」と歓迎ムードがある一方、昨年来アマゾンやアップルなど競合企業がすでに日本で音楽ストリーミングサービスの提供を開始していることから、日本市場参入が遅いという感も否めない。
この点について、スポティファイ・ジャパン代表取締役であるハネス・グレー氏は「日本市場は私たちにとっても非常に重要、かつユニークなマーケットである。確実に成功する点が目標。そのための準備に4年という時間が掛かった。今回の参入に関しては私たちもエキサイティングだし、非常に大きく力を入れている」と説明している。遅れとなった主たる要因は、音楽レーベルとの折衝と、アプリやサイト上での日本語対応である点が強調された。
それでは、4年もの期間を費やして準備された「確実に成功するビジネスモデル」とは、一体いかなるものか。
公称での登録楽曲数が4,000万曲に上り、ストリーミング配信で「レコメンド(おすすめ)楽曲サービス機能」やモバイルアプリによる「歌詞表示機能」が利用できる。また、サポートされるプラットフォームは、iOS、Android、Mac、Windows対応の各種デバイスやソニーのゲーム機「プレイステーション3」「同4」で、無料と有料の2つの料金プランが採用されている。
■機能充実度は極めて高い
このモデルが既存の競合企業との差別化を図るとの観点から特徴としているのは、次の3点である。
1つ目は、登録楽曲数が同業界内で最も多い点である。既存サービスでは最大のグーグルプレイミュージックの3,500万曲を超える。3大レーベルであるソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナーミュージック・グループ、ユニバーサルミュージックを取り込んでいるので、幅広く楽曲がカバーされている。しかも、日本でのヒットチャートやアニメ楽曲に関するプレイリストについても着実に準備が進みつつあるため、さらなる上積みが見込まれる。
2つ目は、レコメンド機能である。これは、スポティファイが2006年の創業以来「音楽発見サービス」として経験値を蓄積し、磨きをかけてきた強力な機能である。たとえば、過去に聞いた楽曲や好みの曲などのデータを基にして毎週月曜日に届くプレイリスト「Discover Weekly」や、アーティスト情報からレコメンドされるプレイリスト「Release Reader」などである。プロが作成したプレイリストも再生でき、また、ジョギングの際に走るテンポにあわせて、それに合った音楽を提供してくれるので、機能充実度は極めて高いといえよう。
3つ目は、無料の料金プランとして「Spotify Free」が用意されている点である。動画やゲームなどのサイトで無料サービスに慣れたユーザーを囲い込むには、有効な手段として大いに機能するに違いない。
こうした3つの特徴を最大限に生かした、後発のスポティファイがどこまで市場シェアを伸ばすのか、興味の持たれるところである。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)
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