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納入開始がさらに延期される可能性が出ているMRJ=愛知県豊山町の県営名古屋空港
MRJ納期遅れに厳しい視線 全日空「路線計画に影響」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161004-00000093-asahi-bus_all
朝日新聞デジタル 10月4日(火)19時21分配信
三菱航空機が開発しているMRJの納入開始が、2018年半ばから、さらに遅れる可能性が出てきたことに、顧客の航空会社が戸惑っている。実際に遅れれば5度目。受注をライバルに奪われかねないとの懸念が専門家から出ている。
「大幅に遅れれば路線計画に影響が出かねない」。最初の納入先、全日本空輸の広報担当者は3日の取材にそう答えた。延期の可能性は9月末に知らされたという。
全日空は08年に25機を発注。福岡、新千歳、中部などの空港と地方都市を結ぶ路線に使う計画だ。
だが、納入開始の予定はすでに当初予定より5年遅れ。大きめの機材を使い続けざるを得ず、「路線の維持費用が想定より膨らんでいる」。
日本航空も32機を注文しているが、「遅れる可能性について連絡は受けていない」。納入開始予定は全日空より先の21年。「状況を見守っている」という。
一方の三菱航空機は3日、「開発過程で生じた課題は関係当局及びお客様にも説明、相談の上、適切な対応を進めている」とのコメントを出した。
関係者によると「課題」は技術的な内容であり、最近になって判明した。設計変更で対応すると納期が遅れてしまうという。
気になるのは競合するブラジル、エンブラエルが開発中の新型機「E2」だ。最新鋭の同じエンジンを載せるため低燃費や低騒音といった性能はMRJとほとんど変わらず、20年に納入を始める計画。MRJが19年以降になると、時期も大差なくなる。
三菱航空機の森本浩通社長は4回目の延期の段階で「メリットがだいぶ危なくなっており、これ以上遅れないようにしたい」と話していた。
MRJの受注は、日米などの8社から目標の半分弱にあたる計447機。うち204機はキャンセルの可能性を残す契約だ。航空評論家の青木謙知氏は「実際にさらに遅れれば、三菱航空機の開発能力への評価が下がる。今後の受注にも影響が出かねない」と話す。(細見るい)
■MRJの開発の流れ■
2008年3月 全日空から最初の受注
09年9月 主翼の素材変更などで納入開始を延期【1回目】
12年4月 検査体制の不備が分かり延期【2回目】
13年8月 部品の仕様変更などに手間取り延期【3回目】
15年11月 初飛行に成功
12月 主翼の付け根の強度引き上げなどのため延期【4回目】
16年9月 「技術的問題」で遅れる可能性を全日空に伝達【5回目?】
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