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スマホの「次」、登場か…あらゆる分野で革新的成果を次々創出
http://biz-journal.jp/2016/10/post_16802.html
2016.10.03 文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員 Business Journal
最近メディアで、ARやVRといった言葉を目にしたり耳にしたりする機会が増えた。
VRはVirtual Reality(バーチャルリアリティ)の略で、あたかも現実のように感じられる環境を人工的につくり出すことにより人の感覚に働きかける技術で、「仮想現実」を意味する。VRは現在さまざまな分野で応用され注目されている。
先月、千葉・幕張メッセで開かれた「東京ゲームショウ」でもVRが話題を呼んだ。初めて設けられたVRコーナーには、6つの国や地域から35社が出展し、端末やソフトが展示され注目を集めた。なかでもVRならではの演出を売りにした『初音ミク VRフューチャーライブ』は、初音ミクを筆頭にボーカロイドのライブを臨場感たっぷりに楽しめるコンテンツに仕上がっており、現実のライブや人間らしく見える工夫が紹介された。
VRはこうした娯楽産業以外でも活用されつつある。身近なところでは、教育や医療分野だ。教育では、あらゆる職業のトレーニングに利用できる体験型学習にVRを生かす取り組みが進められている。医療では、古くから心理療法などでVRがリハビリの手段として用いられてきたが、遠隔医療の領域にも応用は広がりつつある。
宇宙産業でもVRの応用が進んでいる。米国では元来、航空宇宙局(NASA)がトレーニングにVRを取り入れてきた。バーチャル宇宙ステーションもそのひとつだ。インタラクティブによるメンタルヘルストレーニングや治療を柱としたVRプログラムで、宇宙飛行士のメンタルヘルスや生活の改善に役立てられている。
■AR
一方のARはAugmented Reality(オーグメンテッドリアリティ)の略で、現実の世界にデジタル情報を重ね合わせて表示することにより現実の世界をより理解しやすくする技術で、「拡張現実」を意味する。VRとの関連で表現すれば、 ARはVRの変種であるといえる。
AR活用の動きは世界的な広がりを見せており、最近ではARゲーム「ポケモンGO」が世界中で爆発的にヒットして、売上やダウンロード数など5つの世界記録を塗り替えた。モバイルゲームとして、世界70カ国でダウンロード数がランキングで同時にトップになったのも初めてである。まさにARと日本のキャラクターを融合した成功例といえよう。
ARはこうしたコンシューマ(消費者)向けに限らず、コーポレート(企業)ユース向けにも活用が進められている。スマートグラスでは組立や遠隔作業の支援に用いられ作業効率を高めている。最近では、カメラ付きドローンとの高い親和性を生かして、空撮による測量や観測、保守点検などに生かされている。生産性を高める手段として、汎用性に広がりを見せつつある。
このように、VRやARの応用範囲は近年広がりを見せており、あらゆる分野で付加価値を高めその存在感は増しつつある。スマホに代わる革新の担い手となり、新たな市場をつくり出すことを今後も期待できるに違いない。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)
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