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バーナンキのブログで見えた 日本市場は“ヘリマネ実験場”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190589
2016年9月28日 日刊ゲンダイ
日銀を動かしている?(バーナンキ氏)(C)AP
バーナンキ氏の目的は何か。なぜ、あんな発言をしたのか。不可解極まりない――。
市場が騒然としている。米FRB(連邦準備制度理事会)前議長のバーナンキ氏が自身のブログで、日銀が決めた金融政策についてコメントした。その内容はショッキングだ。
日銀が新たな目標に掲げた「期間10年の長期金利を0%に維持する政策」について、「最も驚き、興味深い」とし、ヘリコプターマネー(ヘリマネ)との類似性を指摘したのだ。
「細かい内容は別として、バーナンキ氏は日銀の打ち出した金融政策はヘリマネと同じだと言い放ったのです」(市場関係者)
ヘリマネとは、ヘリコプターから紙幣をまき散らすような政策を指す。一般的には、政府の借金を中央銀行(日銀)が肩代わりする“禁じ手”とされる。
「バーナンキ氏は、かつて『デフレを克服するにはヘリコプターから金をバラまけばいい』と発言したほど、ヘリマネに肯定的です。だから、今回の『ヘリマネに似ている』は、黒田総裁の金融政策を批判したわけではないでしょう」(株式評論家の杉村富生氏)
むしろバーナンキ氏は「日銀は私の進言通りに動いている」と主張したかった可能性すらある。
バーナンキ氏は、今年7月に安倍首相と黒田総裁と会談した。表向きは「世界経済や金融情勢について」がテーマだったが、市場はヘリマネについて話し合ったに違いないと推測した。
「バーナンキ氏は日本市場を使って、壮大なヘリマネ実験をしたいのだと思います。バーナンキ氏は03年に日本の金融政策に関する講演で、2000年代初頭に日銀が行った量的金融緩和は中途半端だったと指摘しています。だから、7月のアベクロとの会談では、絶対に量的緩和をやめてはダメだと進言したはずです」(市場関係者)
バーナンキ氏の狙い通り、黒田日銀は出口のない緩和に突き進んでいる。緩和の軸足を「金利」に移したとはいえ、国債の買い入れ規模は年間80兆円を維持するとした。
「日銀が保有する国債残高は1年後に500兆円に達します。GDP比でほぼ100%となります。FRBやECB(欧州中央銀行)はほぼ20%。日本だけが突出しているのです」(杉村富生氏)
今回の“ヘリマネ類似”発言は「実験は継続中というバーナンキの主張」(市場関係者)に違いない。
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