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日産のゴーン社長と元ソニーのストリンガー(C)日刊ゲンダイ
経済界に多い外国人リーダー 何が成功と失敗を分けるのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189708
2016年9月13日 日刊ゲンダイ
15日投開票の民進党代表選で、一部メディアが執拗に蓮舫代表代行(48)の二重国籍問題を追及している。台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を台湾籍で過ごした。日本国籍を取得したのは17歳のときという。だが、「台湾籍も保有したままじゃないのか」と疑われ、「外国人が首相を目指すのか」と批判されているのだ。
この国では、日本人なのにカネも基地も市場も米国に差し出そうという政治家が大勢いる。日本生まれの日本人であっても信用ならないところが悲しいが、経済界では外国人のリーダーが珍しくなくなった。
日産のカルロス・ゴーン社長は、工場閉鎖などの大リストラを断行し、崖っぷちに追い込まれていた会社を立て直した。武田薬品工業は昨年、ライバルである英大手製薬会社グラクソ・スミスクラインから引き抜いたクリストフ・ウェバー氏をCEOに据えている。
ただし、鳴り物入りで就任しながら成功したとは言えない経営者も少なくない。経営手腕を期待されたソニーのハワード・ストリンガー氏は、報酬だけは立派(2010年に8億6000万円)だったものの、会社は低空飛行を続けた。日本板硝子、オリンパスなども外国人社長ではうまくいかず、現在は日本人がトップになっている。
「ゴーン氏が日本で成功したのは、自分の考えを押し付けるようなやり方をしなかったことにあります。機能横断型のクロスファンクショナルチームをつくって日本人社員に問題解決の方法を考えさせるなど、現場の意見やプランを吸い上げて運営していった。日本風の文化や風土を生かすマネジメントです。海外出身の経営者に求められているのは、こうした柔軟性ですね」(経済ジャーナリスト・松崎隆司氏)
もっとも、だからといって日本企業の経営は日本人の方が向いているというわけではない。
「日本では、下から上がってきて社長になるケースが主流ですが、彼らは特別に経営手腕があるわけではありません。上にゴマをすったり、ライバルの足を引っ張ったりしながら社内を上手に遊泳したり、トップまで上り詰めたというパターンが多い。それで社長になった途端に経営能力の乏しさを露呈し、新たな戦略を描けず、会社をダメにするわけです。それで最近は、経営センスのあると思われる外国人を迎え入れる企業が増えているのですが、プロ野球の外国人選手と同じで、当たりはずれが多いのが現状です」(松崎氏)
問われるのは生まれではない。能力である。
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